彼らは相場の流れに逆張りしている投資家のように思える。
1ドル=75円として、
15兆円の介入をしたら、2000億ドルを購入することになる。
150000億円 ÷ 75円 = 2000億ドル
これがもし、今後1ドル=120円になったとすると、
2000億ドル×120円=24兆円
つまり、日本がキャッシュの豊かな国だったならば、
ドルの動きいかんによって、
安く買って、じっくり待つだけで数兆円の利益が得られるわけです。
1ドル=120円は夢物語の数字なのだろうか。
1ドルはいくらが適正なのだろうか。
賛否あると思うが、1ドル=75円というのは、
根拠をあげることができないが、やや強いと思います。
なお、根拠を挙げられれば、
そこに総資産をつぎ込んでFXや外貨預金をしますね。
では、次に外貨を持っておくことにメリットはあるだろうか。
これは、現在の円高時では役に立ちづらいが、
今後の外交の手助けになると思われます。
国内の景気や、企業の強さが世界と比べてそこまで秀でているとは思えません。
そのため、円が世界各国の通貨と比べ強すぎではないかと思うのです。
いま、どの国も介入してくれない中、
大幅にドル(ユーロでも可能)を買い占めておき、
逆に、ドル高に悩むようになる頃に、ドルを売ってあげればよいのです。
10年後に1ドル=120円になったときに外交の切り札として使うもよし、
国債の金利より高い利益を国益に使うもよし、
日銀の裁量で国がよくなるかもしれません。
目先の対応ばかりを考えていて、10年先を思うことを忘れています。
それだけ逼迫した経済状況なのですが、
一歩先を見ることが大切です。
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