リュウです。
今日は、「長期投資」と「短期投資」の違いについて書いてみたいと思います。
バフェットは「長期投資」により、
世界第3位の大富豪になることが出来ました。
しかし、短期投資で成功する人も間違いなくいます。
そこで、それぞれどのようなメリットがあるのかを考えてみます。
「長期投資」の特徴、
・良い企業を見つけ、基本的には何年間も持つ
・良い企業の基準は主にファンダメンタル分析で、長期的な成長を期待
・高すぎる株価に気づいたときに売る場合もある
・社会の景気全体より、企業自体の成績に気を配る
・長期的な消費が落ち込んでいる日本では不利な投資か?
「短期投資」は、
・短期間で大きく動く銘柄に投資し、短期保有で大きな利益を上げる
・テクニカル分析を利用
・一般に当日(デイトレード)から、1週間程度で手仕舞いする
・好情報や合併などを元に動くため、「材料株」銘柄などと相性が良い?
・好景気時には、バリュー株とも相性が良い?
・システムトレードなどもこちらに当てはまる場合が多い
ここ2ヶ月での、短期投資での急上昇銘柄について考えて見ます。
3月11日大地震に伴い、
原子力発電所が長期的な苦難を抱えている中、
風力発電を主として活動をしていた「日本風力開発(2766)」が4倍くらい上昇しました。
昔この企業について研究したのですが、
・低周波騒音公害
・鳥獣が風車に飛び込むことによるメンテナンスコスト
・風が吹くかどうかで発電量が決まる不安定さ
などにより、長期投資に向かない企業と判断した覚えがあります。
しかしながら、原子力問題が上がる中、
個人的には、ここまで評価されるとは思いませんでした。
短期投資的にはかなり良い相場を迎えていたようです。
短期投資には、長期投資以上に向き不向きがあると思います。
短期投資は、多くの場合瞬時の判断が必要です。
そして、遅く動いたらそれだけで利益が半減、
もしくは損失につながります。
バフェットの言葉を引用すると、
「野球は3ストライクでアウトだが、
投資は、いくらストライクを取られても待つことが出来る。」
という言葉のとおり、
「長期投資」から見るといくらでも待つことが出来るのですが、
「短期投資」は、「ワンストライクでアウト」という勝負のイメージなのかもしれません。
日本風力開発(2766)は、地震後の週明け、
3月14日(月)にストップ高で購入しても3倍以上上がった企業です。
しかし、ストップ高で購入する勇気があなたにはあるでしょうか。
価格が読みにくいのが難点です。
その点長期投資は、瞬発力は不要です。
逆に分析力が必要になります。
バフェット的に言わせると、
「株価は、短期的には人気投票。
長期的には重量計となる。」
の言葉のとおり、
人気投票で決まる株価は、どこまで上がるかが予想がつかないため、
優れたカンのよさも必要になってくるようです。
結論としましては、
「短期投資」での成功は、才能と直感がある方に向き、
「長期投資」での成功は、分析力がある方に向くと思われます。
当然、両方をこなせる器用な方がいるかと思いますが、
私はまだまだその域には達していません。
短期投資の方が全てのチャンスを活かせるため、
より大きな利益を上げることが出来ます。
ただ、より大きな損失可能性も秘めているリスクな部分が大きいです。
私も、今後「ここで勝てる!」という、
短期投資的な勝負も出来るようになりたいものです。
—–
コメント