おはようございます。
リュウです。
今日から、バフェットの名言について、
少しずつ考えて行きましょう。
No.1
ルールその1 絶対に金を損しないこと。
ルールその2 絶対にルールその1を忘れないこと。
バフェットの最も有名な言葉かもしれません。
彼は、支出や損失を出すことをとてもきらっています。
なぜかというと、元手が大きいことで、
それを運用した利益が、比較にならないほど大きくなるからです。
10万ドルを元手に、年率15%で20年間の運用を行うと、
100,000(ドル) × (1.15 ^ 20) = 1,636,653(ドル)
となります。
これが、何かの拍子に、15%の長期投資を行う前に9割を失い、
1万ドルを元手とした場合、
10,000(ドル) × (1.15 ^ 20) = 163,665(ドル)
と元手の10分の1になってしまうわけです。
そのため、たとえ1ドルの出費についても、
バフェット氏は気を使って行っています。
もしあなたが、
1ドルのお菓子を1回だけ買うのを我慢するとします。
5年間で2倍(およそ年14.8%の複利)になるとして、
50年間で、そのお金が1024倍になります。
こういった場合、
バフェット氏は1ドルの出費を、
1024ドルの出費という重みを持って消費を行います。
必要な出費は仕方ないですが、
不必要な出費を避けること、及びリスクの高い投資を避けることで、
彼を大金持ちにしたのです。
そのためバフェット氏は億万長者になっても、
フォルクスワーゲン・ビートルを乗り続けました。
余談:
訳書だと、フォルクスワーゲンのくだりで、
「億万長者(billionaire)」ではなく、
同様の意味の「億万長者(multimillionaire)」と書かれています。
“millionaire”を積み重ねていくと、
“multi”「millionaire」になることができるのかもしれません。
彼の自伝「スノー・ボール」でも、
元の雪玉を少しずつ大きくすることが彼を大金持ちにしました。
細部ですが気になりました。
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おはようございます。
リュウです。
今日は第2回目です。
No.2
わたしが初めて投資を行ったのは11歳のとき。
それまでは人生を無駄に過ごしていたわけです。
バフェット氏は、11歳で株式投資をはじめ、
13歳の時には確定申告をしています。
一生の仕事を見出す時期は早いに越したことはない。
それだけ長期間、自分の資産に「複利」というマジックがかかるからです。
一般のファンドマネージャーの多くは、
「若い頃こそリスクの高い投資を行い、
年をとってからはリスクの低い投資をすべきだ。」
と言います。
しかし、バフェット氏はそれを良しとしません。
長期間、複利のマジックを掛けていくと、
最初にリスクの高い投資をして、損を出してしまった分が、
数十年後に手に入るはずだった大きな利益を失わせてしまためです。
バフェット氏が11歳で始めて購入した企業は、
「オイル・サーヴィシズ(原文:City Servicies)」という企業です。
検索して見当たらなかったので、
どういった会社だかは不明なのですが、
ウォーレンはこの企業を38ドルで3株購入し、
27ドルまで下がったとき、売りたい気持ちを我慢し続けた。
するとまだ上昇しだし、40ドルとなったところで売った。
6ドルの利益を手に入れたわけです(厳密には手数料がかかるのでしょう)
しかし、ずっと持っていたら、
オイル・サーヴィシズの株価は、なんと200ドルになっていたのです。
彼は、これにより「忍耐」という教訓を手に入れました。
正しい企業の株式を買って、
後は忍耐強く、正しい評価になるまで待てばよい。
そのために、正しい株の選び方をしっかりと学び、
買うまで慎重に慎重に、吟味を続ける投資スタイルを、
バフェット氏はとっているのでしょう。
このNo.2の教訓では3つの大切なことを言っています。
・自分の生涯の仕事を早く見つけるに越したことはない
・正しい企業を見つけたら、株式を購入し忍耐強く待つ
・若い頃こそリスクの高い投資をすべきではない
わたしが始めたのは20代後半なので、
もう少し早くめぐり合いたかったものです。
彼を越えるためには、
彼と同じレベルの運用で彼より15年くらい長生きしないといけないようです。
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おはようございます。
リュウです。
今日は、買いや売りの時に大切な心がけを書きたいと思います。
No.3
法外な買値や売値を提示することを、
決して恐れてはならない。
バフェット氏が、
株を買うときや企業を買収する時に、企業に対して提示する金額は、
「周りがいくらを提示しているかどうか」
ではありません。
自分で分析したうえで、
「この金額で買うことにより、
年間何%の利益を出すことができる。」
と判断したうえで金額を提示します。
例えばマクドナルドHD(2702)が、
1株2,000円で売りに出ていたとします。
バフェットが、
この事業の収益性、資産価値などを元に、
1株1,200円でならば、年間20%の利益を生み出すと予想するとします。
(※例ですので実際に計算したわけではありません※)
バフェット氏は全く恐れず、
そして恥ずかしがらずこう言うわけです。
「1,200円であなたの企業を買いたい」
逆に、
「2,000円でしたら売りますよ」と経営者に言われたとしても、
バフェット氏はその企業を買わないだけです。
それだけ彼は、自分の企業分析に、
責任と自信を持っているわけです。
有利すぎる条件を提示して悪いことはありません。
交渉する過程で値段を調整すればいいのですから。
しかし、逆の場合はそうはいきません。
安く買おうとして、買値を上げることはできますが、
高く買おうとして、買値を下げることは不可能なのですから。
これは、買収に限ったことではなく、
わたしたちの株式の購入にも当てはまります。
しっかりと投資先の企業を分析し、市場の株価を見て、
高ければ手を出さず、
明らかに安いときは、ためらわず購入する。
まず、わたしたちに必要なのは、
「いくらなら買います。」
という条件の提示をすることです。
これを実践するだけで結果を残すことができるでしょう。
今回の教訓は2つです、
・(安く買うにしても、高く売るにしても)まず条件を提示する
・企業の価値をしっかりと理解する
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リュウです。
今日は第4回、「ビジネスパートナー」についてです。
No.4
悪い人とは良い取引はできない。
——–
悪人は悪人であり、
悪人と取引をしたいと思うことが間違っている。
善人がたくさんいるのですから、
正直でない人とビジネスをするのは愚かなことです。
——–
確かにそのとおりです。
世の中には、
色々とビジネスパートナーになりうる人はいるのですが、
「この人は誠実なのだろうか」
と疑惑に駆られるような人と取引するくらいだったら、
正直な人と堂々と取引をした方が健全と言えます。
投資家と経営者の関係も同様です。
もし、経営者が信用に足りない行動をとっているのならば、
その会社に投資すべきではないのでしょう。
逆に、良い企業を経営し、
かつ信頼できる経営者に出会えたならば、
その企業に投資する価値があるということなのかも知れません。
後に出てくる名言ですが、
バフェット氏は経営者に必要な3つの資質を解説しています。
その中で最も重んじるべき資質は、
「誠実さ」
としています。
どんなに機転が利き、
どんなに行動力がある優秀な経営者だとしても、
機転を利かせ、投資家を裏切る行動を取るようになったら、
わたしたちはいくら投資をしても、
その利益を経営陣に奪われることになってしまうのですから。
重要な教訓は1つです。
そしてとても重要です。
・信頼できる人と付き合うこと(信頼できない人とムリに付き合わないこと)
バフェットに限らず、
ミリオネアが信頼を大事にしているという話はよく聞きます。
やはり「誠実さ」は、
ビジネスをする上で大事なものなのだと思います。
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リュウです。
今回は、大金持ちになってる人の特徴を上げている内容となっています。
No.5
この国の大金持ちは、
50社のポートフィリオで財を成したわけではない。
彼らの莫大な個人資産は、
一つの優良ビジネスを突き詰めることにより築かれてきた。
色々な仕事に手を出す事業家は、
一見華やかに見えます。
しかし、億万長者と呼ばれる人々の多くは、
一つの事業に特化して、その事業を精錬させていった者が多いのです。
アメリカを例に挙げると、
・ハースト家の出版
・ウォルトン家は小売り
・リグリー家はチューインガム
・マーズ家はキャンディ
・ゲイツ家はソフトウェア
・クアーズ家とブッシュ家は醸造
というように一つの事業に特化している。
日本でも同様です。
・武田家の薬
・松下家の電化製品
・本田家の自動車製品
と、書き換えることができ、
日本のいくつもの会社で当てはまっているかと思います。
こうした優良ビジネスから逸脱した場合、
映画ビジネスに参入したコカ・コーラのように、
ほとんど例外なくその資産を食い潰す結果となっています。
バフェット氏が投資で成功し続けているのは、
こうした優良な事業を見いだし、
投資家たちが価値を見誤った時にたくさん買い入れることで財を築いたのです。
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