おはようございます。
リュウです。
ようやく、この分厚い名著を読む機会に恵まれました。
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理 バートン・マルキール
この本では、
いくつかの投資法を分析した後に、
いってい条件でそろえたすべての株式の平均株価に投資するファンド、
インデックス投資を勧めている本です。
この本に出てくる投資法、投資手法として、
・ファンダメンタル投資(企業分析)
・テクニカル投資(株価の過去の変動で予想)
・ドルコスト平均法(時期に関係なく一定額を投資)
・ライフサイクル投資法(投資分野ごとで投資すべき時期が変わるのを利用)
・プロに預ける(投資信託等々)
・インデックス投資
などがあがっています。
これらの投資法を解説しながら、
著者は、それぞれの投資法をしても、
結局株式市場の価格は、限りなくランダムで動く(ランダムウォーク)ため、
市場平均であるインデックスに投資する手法に勝つことは非常に難しい。
としています。
その他、
60年代からの株式投資の歴史、
投資家心理、
リスクとリターンについて。
などなど、
今まで紹介してきた本の投資手法を幅広く解説している本です。
株式投資に関する基礎、
そして、各投資法に関する一つの視野を広げるのに役立った本です。
投資法が一まとめになっているので、
【初心者が投資を行う前に読んで欲しい本】なのですが、
たぶん初心者が最初に読んだら、
分量と難解さで頓挫すると思います。
(自分も勝手から読み終えるまで1年位かかりました)
同じインデックスファンドを勧める本として、
初学者向けの本ならば、
「超簡単 お金の運用術 山崎元」
を勧めておきます。
インデックスがいかに投資家にとって強敵であるかどうかを知るには、
これくらいで十分かと思います。
個人的には、
長期にわたり重版を重ねる上で、
「バフェット(流投資)がなぜ、
多くの年でインデックスに勝ち続けたのか。」
ということこそ、
この本で語られてほしいことです。
彼は、ウォール街のランダムウォーク性に勝てたのか。
それとも運だったのか。
運のみで480億ドルも稼ぐことができたのか。
重版を重ねるたびに強化されていく本なので、
バフェットが一段落付く頃に分析をして欲しいと思います。
分量が多めですが、
投資前に一読しておくと役立つと思います。
とてもオススメします。
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理 バートン・マルキール
リュウ
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(平成22年7月26日現在 339冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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