おはようございます。
リュウです。
映画化されて大分立ちますが、
友人から本を借りてそのままでしたので、
今日は、文庫を紹介したいと思います。
映画を見て、
そしてこちらの映画のノベライズ、
「おくりびと」を読んでみました。
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プロのチェロ奏者として東京のオーケストラに職を得た小林大悟。
しかし、ある日突然楽団が解散し、夢を諦め、妻の美香とともに田舎の山形県酒田市へ帰ることにする。
就職先を探していた大悟は、
新聞で「旅のお手伝い」と書かれたNKエージェントの求人広告を見つける。
てっきり旅行代理店の求人と思い込み,
「高給保障」や「実労時間僅か」などの条件にも惹かれた大悟は面接へと向かう。
面接した社長は履歴書もろくに見ず、
「うちでどっぷり働ける?」の質問だけで即「採用」と告げ、名刺まで作らせる。
大悟はその業務内容が納棺(=NouKan)と知り困惑するが、
強引な社長に押し切られる形で就職することになる。
しかし妻には「冠婚葬祭関係」としか言えず、
結婚式場に就職したものと勘違いされてしまう。
出社早々、納棺の解説DVDの遺体役をさせられ散々な目に遭い、
さらに最初の現場では孤独死後二週間経過した老女の遺体処理を任され、大悟は仕事の厳しさを知る。
Wikipediaより
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ストーリーの途中まで概要を書きました。
原則的には映画の内容に沿った流れになっています。
詳細な心情もよく表現されています。
個人的には、【映画を見たあとの補足】として、
この本を読むと良いと思っています。
納棺夫の心境、
つらさ、そして誇りに思える仕事。
この作品の名シーンは、
主人公と美香との距離感です。
死に対しての恐怖から、
美香をひたすらに求めてしまうシーン。
愛している美香から「汚らわしい」といわれてしまったあとの苦悩。
父親のなきがらを大事に扱ってくれない業者に対して
「うちの夫は納棺夫です。」という美香。
心の動きが多々現れています。
この作品の好きなところです。
それより、Amazonのレビューで気になった、
「おくりびと」の原作者の件、
先日「神童」と言う作品で紹介した、
「実は原作者がさそうあきら氏」という説が、
書かれています。
権利等の問題で栄光を得たのは別の氏になってるとのこと。
もしかすると、さそうあきら氏が、
あのマスコミの高い評価を得ていたのかもしれないとなると、
さらに見方が変わっていたかもしれません。
今後は独自で少し調べてみようと思います。
本筋からそれましたが、オススメ本です。
リュウ
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(平成22年6月16日現在 299冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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