おはようございます。
リュウです。
今日は、心温まる物語で、自分を成長させる本を紹介したいと思います。
——————————–
ある少年、ヨウスケのひと夏の恋物語。
夏休みに、本屋の仕事の手伝いをしていたヨウスケは、
ある一人の少女、ハルカに会う。
それがきっかけでヨウスケは努力をし、
ハルカと会うようになる。
ヨウスケは、2人で行動していく中で、
ハルカが父親から教えてもらった様々な事を聞く。
お金のこと、人生の生き方、夢。
彼女の父親の言葉を聞きながらヨウスケは成長していく。
そんなある日、ハルカの様子がおかしい。
そこでヨウスケは・・・・・。
——————————–
全体的なつくりとしては、9月1日に紹介した、
「成功者の掟」
に似ている部分があります。
しかし、成功者の掟以上に読みやすく、
さらに文章量が少なめなので、
中学生くらいでも抵抗なく本に入ることが出来ます。
エッセンスは5つ。
以下、本の内容部分でもありますので、
読む方は慎重にお願いします。
1 ライフリスト(自分のやりたいことリスト)を1枚の紙に書く
自分のやりたいことのリストを書き出す。
本では60個出すようにやっています。
ここまでは、色々な本に書かれていることですが、
この本では、もう1枚の「ライフリスト」を作ります。
もう1枚のライフリストには、
「人に達成させてあげたいことリスト」
を書きます。
「やりたいこと」と、「やってあげたいこと」は表裏一体です。
やってあげたいことを実現することで、
自分のやりたいことに近づくことが出来ます。
2 お金はどうして発生するか
私達が使っている【円】。
この読み方を、この本では変えて読んでいます。
【ありがとう】
昼のお弁当は530【ありがとう】
電車で出かけて270【ありがとう】
奥さんのプレゼントに2500【ありがとう】
欲しいものを手に入れるためにお金を払っているのではない。
それに携わった人達に『ありがとう』を届けているのだ。
(P89)
3 コンプレックスを個性に変える
誰にでも弱点はあります。
しかし、それを悲観するか、
それを個性として輝かせるかは個人の裁量なのです。
あなたは弱点があり、穴だらけなのかもしれません。
でも、あなたの中に光を灯してください。
外に漏れるくらいの強い光を灯してください。
あなたの弱点は輝く個性になることでしょう。
4 「手段」を「目的」としない
あなたの中学校の時の夢はなんでしたか。
私は、「プロ野球選手」になりたかった。
ヨウスケも同じようにプロ野球の選手になりたかったようです。
でも、今からプロ野球の選手になるというのは、
15歳の時に目指す以上に、とても困難です。
しかし、プロ野球選手になることは「目的」ではないのです。
プロ野球の選手になって、
有名になり、女の子にモテて、子供達に夢を与えることができる・・・。
という生活が、「目的」なのです。
あなたは、子どもの頃の夢が叶わないからといって、
ダメになったわけではないのです。
職業は夢を叶えるための「手段」であることを忘れてはいけません。
5 先入観で出来ないと言って可能性を狭めない
動物園で飼われている様々な動物達・・・。
彼らは子どもの頃から鎖を付けられます。
成長して、鎖をはずす力を手に入れます。
でも、鎖をはずすことは決してしません。
それはなぜか。
子どもの頃から
「鎖ははずせないもの」
と思い込んでいるのです。
——————————–
昨日まで出来なかったことを理由に、
自分はそれが一生できない人間だと決め付けてしまうの。
昨日まで出来なかったという事実が、
今日も出来ないという理由になんてならないのよ。
(P126)
——————————–
5つのエッセンスを書き出しましたが、
「2枚目のライフリスト」の考え方が心に残っています。
人に与えることを考える。
これはとてもステキなことです。
早速作ってみたいと思います。
この本は、
「自分の生き方に迷いを持った中学生」
に読んでもらいたい本です。
オススメです。
—–
コメント