レ・ミゼラブルについて
先ほど、ビクトル・ユーゴーなんて花を見つけたので、
書いてみます。
レ・ミゼは、自分の中で深く心に残っている作品です。
それぞれの心のつらさ、
それぞれの人への愛、夢。
様々な人間模様が描かれた名作です。
↓あらすじ(エピローグ)
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舞台は19世紀フランス。
差別・格差・貧困・性の乱れ・革命・・・。
様々なものが絡み合うパリにあった物語・・・。
1815年、
1本のパンを盗み、脱獄を繰り返し、
19年間牢獄に入れられていた徒刑囚・ジャン・ヴァルジャン。
シャバには帰れたものの、
罪人は札を持たされ、差別を受ける世の中でした。
宿も食事も貰えないジャン・ヴァルジャンは、
ある協会に頼ることになる。
そこで、ミリエル司教と出会います。
彼は宿と暖かな食事を提供してくれた。
しかし、19年間で心病んだジャン・ヴァルジャンは、
その恩を仇で返そうしてしまう。
司教の持っていた、銀の皿を持って盗んだのです。
そして翌日・・・、
ジャン・ヴァルジャンはまもなく捕まり、
ミリエル司教の前に突き出される。
(ここが名シーンです!)
警察「この皿を盗んだ者を捕らえてまいりました。
あなたの皿ですね。」
そこでミリエル司教はこう言いました。
司教「その皿は、彼に差し上げたものです。
それより、これを忘れていきましたね。」
と言って、司教は怒るどころか、
さらに、ジャン・ヴァルジャンに2本の銀の燭台を渡します。
司教「これを世のため、人のために使ってください。
約束しましたよ・・・。」
人間不信、人への憎しみを抱いていたジャン・ヴァルジャンの心は
この言葉により深く影響を受けます。
教会を出て、心が揺らいで悩んでいる時、
ジャン・ヴァルジャンは、
ある少年に対しちょっとした誤解から、40スー(2フラン)銀貨を奪ってしまいます。
彼は懺悔し、正直に生きることを誓う。
意図せず追われる身になりながら・・・・、
そして数年・・・。
「マドレーヌ」と名乗る、ガラス工場を経営する市長が、
モントルイユ=シュル=メールの町を治めていた。
彼の正体を知る者はなく、
その面影はどこかのある町にいたジャン・ヴァルジャンに似ていた・・・。
そして物語が始まる・・・
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あの作品を見ていると、
それぞれが、それぞれに人に想う「愛」を感じる作品です。
子供への愛、親への愛、他人への愛、片想い、両想い、
友情、哀しいまでの自己愛、自由人・・・
これだけを書くときれいごとですが、
結構ひどい悪役も出ていたりして、人間味をすごく感じる作品です。
映画版(数作出ています)、アニメ版(これも2作品)、ミュージカルを見ました。
お勧めはアニメ版です。
原作の頃からキツいシーンもあるので観てて目を覆うシーンもあります。
比較的そこを観やすく演出出来ているアニメ版は、
とても良い作品に出来上がっています。
アニメを見た後に、ミュージカルを観るといいかと思います。
一度、フランスまで行って、
本場のレ・ミゼのミュージカルを観たいですね。
自分も、生まれ変わった後のジャン・ヴァルジャンのように、
また、彼を更正させたミリエル司教のように、
人を救い、そして自分を救う人生を送りたいです。
1つ前の日記で、遠くて見づらいと思ったので、
ビクトル・ユーゴーの解説が載っているページを載せてみます。
1985年に出来た花なので、
相当、レ・ミゼ好きのフランス人なのかなと思います。
長くなりましたが、レ・ミゼは名作です。
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB
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