英語とアメリカの歴史を学ぶのに適した本

オススメの本

実家に帰った際に、昔買った面白い本を発見したので読み返すことにしました。

「アメリカの小学生が学ぶアメリカ史」について書かれた本です。日本語訳もついているので、日本文を読むだけで内容がわかります。

今日は、そんな本の紹介をいたします。

アメリカ人が学ぶアメリカ史

アメリカの小学生は自国の歴史をどうやって学ぶのか。

それについて書かれた本があります。

アメリカの小学生がくる歴史教科書 単行本


15年以上前に出版された本ですが、今でも十分役立つ本です。

この本は、アメリカ史をアメリカ自国で使われている教科書を元に作られた本です。

私が実際に、アメリカの小学校の学習教材を読んだわけではないので、実際に教科書に使われているかは確認できなかったのですが、英語学習とあわせアメリカ史を知るうえで役立つ書籍となっています。

本の構成としては、「左が英文」で「右が日本語訳」になっています。
例えば、右の日本語をだけ読むことでアメリカ史を学ぶことができ、左の英文をあわせて読むことで英語学習にも役立つ本です。

3つの活用法

当書は、色々な活用法が考えられます。

アメリカ史を学ぶ

1400年代のコロンブスの頃から独立200年の1976年の約500年の歴史が書かれています。

独立戦争、建国、国土拡大、ゴールドラッシュ、南北戦争、インディアン、黒人迫害など・・・。
自国の政治的な側面などにより隠したがるような要素を隠さず書いているように思います。

詳しいアメリカ史は専門書に譲るとして、アメリカの歴史の大枠を知るうえで役立ちます。

英語の勉強教材として

当時は英語の勉強を目的として購入しました。

結局、英語読解力は身につきませんでしたが、アメリカ史を理解してから英文を読むと学びやすく使いやすい教材だと言えます。

日本史で殆ど触れない近代史を学ぶ

個人的には、アウストラロピテクスやら古墳時代やらより近代史を学ぶことが今の自国を学ぶ上で大切なことです。

一方、アメリカにおいて近代史は自国の歴史の大半を占める重要な部分になっています。
そのため、詳しく触れています。

我が国の義務教育下だとタブー視されているのか、殆ど学ぶことがない近代史(明治から第2次大戦)を、米国史を読むことで知る手掛かりになることでしょう。

また、アメリカにとって不利益な歴史、例えば黒人の迫害や、第2次大戦中の日系アメリカ人の迫害の歴史など、自分たちにとって都合が悪いことも(全てではないのでしょうが)書いていることも好感を持てます。

アメリカ合衆国は、これらをすべてひっくるめ、自国の歴史を誇りに思っているのかもしれません。

ポイント

個人的に興味を引いた内容が「狂乱の20年代」(初版 P176)の頃のことです。

スペイン風邪が落ち着き、製造業が好調になっていて、みんなが浮かれていた1920年代の様子が伝わってきます。現在と状況が似ていて、コロナ後に株式市場がこの1920年代と似たような状況になるのではないかと予想する方もいます。

他にも日本人と米国人の思想(独立心や好奇心の強さ)の違いを知るきっかけにもなると思います。
全体を通して面白い本なので、一読の価値があると思います。

歴史は繰り返す。
米国株投資をするうえで、アメリカ史を学ぶことは少なからず役立ちます。

おすすめの書籍といえます。

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