【本】オタクの生態について書いた漫画

おはようございます。

リュウです。

たまには、オタク文化の話でもふれていこうと思います。

かくいう私も、大学時代漫画を描き、同人誌を出し、

今はスタッフでイベント開催の手伝いをしています。

今日の本は、比較的明るいテンションで、オタク文化を知ることができる良書です。

げんしけん (1)  木尾士目
(全9巻)

簡単にまとめると、ある大学にあるオタクサークル、

「現代視覚文化研究会(げんしけん)」の日常を描く物語(全9巻)。

モデルは、筑波大学の同名のサークルを基にしている。

大学の物語といいつつ、ほぼサークル活動の部分がメインで、

大学での授業風景などはほとんど描かれていない。

物語としては、

主人公の笹原莞爾が、1年生から卒業し仕事に付くあたりまでが描かれている。

大学に入ってきた笹原くんが、

色々な先輩たちに影響され、オタク文化に入り、

のめりこんでいく話。

作品内では、

みんなでカラオケに行ったり、秋葉原に行ったり、海に行ったり、

同人誌のイベントに行ったり、やがて同人誌のイベントで本を出したり、

オタク活動を通しながら、

大学生活のサークルなどの楽しみの部分が良く描かれています。

オタクの人には、セリフなどに入ったギミックを楽しめますし、

知らない人も、普通にストーリーが読みやすいため、読んでて楽しめる作品です。

また、アニメーションも2度放映されており、

高い評価を得ています。

少々、できすぎている部分(主人公と後輩がくっつくなど)もありますが、

とてもオタク文化を読みやすくライトで表現されていて、

オタクではないひとでも、ある程度その文化を知る上で役立つと思います。

また、

注目すべきは主人公の笹原君もなのですが、

笹原君の先輩の斑目(まだらめ)先輩がとても良い。

比較的イヤがられてしまう、

典型的に純粋なオタクであり、

片思いの恋をして、就職後も何度かサークルに顔を出している。

そういった意味で、オタクを知る上で彼の方がわかりやすいかもしれない。

オタク文化のユートピア(あるディストピア的な作品と対比するためにこう書きます)

が描かれた良作です。

【誰でも】オタク文化を簡単に知る上で役立つ本といえます。

オススメです。

余力があったら、こちらとは逆の作風で描いた、

オタク文化の作品も後日紹介したいと思います。

げんしけん (1)  木尾士目
(全9巻)

リュウ

—–

コメント

タイトルとURLをコピーしました