おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、
「口コミ」の原理について考えた本です。
出来が良いのでオススメしたい本です。
ある商品が急に売れ出す。
ある人の講演に急に人がたくさんくるようになる。
こういった、急激な変化が起こるのはなぜか。
「口コミ」にターゲットを絞り、解説した本がこの本です。
口コミが広がる原因を3つに分析しています。
1 少数者の法則
2 粘りの要素
3 背景の要素
1 少数者の法則とは
流行を握る人物は、実は少数の人である。
・幅広い交友関係を持つ「コネクター」。
・商品の内容から価格まで幅広い範囲を網羅し、それを教えることを好む「メイブン」
・よさをうまく伝える「セールスマン」
この3種の人が、ある商品や、イベント、宗教などを広めることにより、
口コミが広まる
2 粘りの要素
流行は、
流行りつづけるものと、すぐ廃れるものがある
すぐ廃れないためには「粘り」の要素が必要である。
本書では、教育番組「セサミストリート」などを元に、
根強く流行り続けている「粘り」について解説している。
3 背景
今回、一番興味深かった章がここである。
流行が起きる場合、そこには何がしかの背景がある。
この章では、いくつかの実験を行い、
「背景」と流行の関係について考察している。
正直なものは常に正直か?
犯罪者と決め付けられ、牢屋に入れられた者の心理状態は?
「性格」は、自分自身に加え、
環境によって磨かれるもののようである。
これら3つの要素を用いて、口コミを広げる。
そして、ある一点(ティッピングポイント-傾きのようなもの)を越えた瞬間に、
爆発的な人気(売上)を達成することが出来るのである。
この本は、
他のマーケティングの本と異なり、
オリジナリティが高い本だと思います。
また、読みやすく、専門用語もありません。
(あっても、その場で解説してくれています。)
3つの要素を使い、
口コミで大きく物を売り上げようと思います。
【マーケティング担当者はもしかすると知ってることかもしれませんが、
読み返すにはうってつけの本】です。
オススメします。
リュウ
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(平成22年7月7日現在 320冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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