【本】巧みな心理戦を描く漫画

おはようございます。

リュウです。

今日は、テレビでドラマ化された漫画を紹介したいと思います。

LIAR GAME (1) 甲斐谷 忍

LIAR GAME(ライアーゲーム)、その名のとおり、

「騙しあいのゲーム」です。

現在9巻(+外伝)まで出ており、

1つのゲームが終わるごとに、作家さんがしばらくお休みをしてネタを考え、

高いクオリティを維持している作品です。

あらすじ(Wikipediaより)

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「バカ正直のナオ」と呼ばれるほど人を信じやすい女子大生・神崎直(ナオ)。

そんな彼女のもとに小包が届けられる。

「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」

という注意書きをよく読みもしないうちに、ナオは小包を開封してしまう。

その中には1億円分の札束がしまわれており、

「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」と書かれていた。

こうしてナオは、謎の組織が主催するゲーム・トーナメント「ライアーゲーム」の第一回戦、

「1億円奪い合いゲーム」に参加させられる事になった。

なんとかゲームを降りようとするが、どこに相談してもまともに取り合ってもらえない。

やがて、対戦相手が発表されたが、その相手は直の中学時代の恩師、藤沢だった。

早速藤沢のもとへ向かった直だったが、藤沢の言葉に惑わされ、まんまと1億円全額騙し取られてしまう。

なんとかして1億円を取り戻そうと躍起になった直は、天才詐欺師の秋山深一に助けを求めるが…。

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主人公と、その他メンバーの読み合いがあり、

緊張感が楽しい作品です。

Wikipediaに書いてあるように、

これより3,4年前に始まった福本伸行氏の漫画「カイジ」に近い雰囲気の作品です。

ただ、彼の作品に比べて、「LIAR GAME」はテンポが良い作品になっていて、

作品内のゲームの流れを重視しています。

また、読み進めながら、

ゲームの必勝法について模索できます。

そこには、一種の「社会心理学」や「ゲーム理論」の問題を突き、

その穴の部分を攻める作戦を考えていきます。

また、ゲームに参加するキャラは個性的で、

それぞれ思惑と戦略を練ります。

ナオは、真っ正直で全員を勝たせたい(±0円)と思うキャラで。

秋山は、相手を倒そうと思っているキャラ(途中から、ナオを守る役柄?)、

他にも、アイツを負かしてやろうというキャラや、

全員から巻き上げようと思っているキャラなど、

それぞれの人間心理が混ざってきます。

ゆえに、「囚人のジレンマ(みんなが自分のことを考えるため最適解にならない)」

に陥るところが、とてもゲームの必勝法を見つけにくく、

そして、面白いところです。

ドラマの方は一長一短ではありますが、

大筋、同じ流れを汲んでいます。

この本は、

【人と人との読み合いをする物語が好きな人】

にオススメです。

LIAR GAME (1) 甲斐谷 忍

リュウ

参考

http://ja.wikipedia.org/wiki/LIAR_GAME
(Wikipedia:ライアーゲーム)

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