わかりにくいマネックス米国株口座からの出金について

外国株(ベトナム株・米国株)

当方、米国株投資を行う際に、

 ・マネックス証券
 ・IB(InteractiveBrokers)
 ・SogoTrade(米国の証券会社)

を使っています。

現在、マネックス証券のツールが使いやすく、メインで利用しているのですが、ある事情で少し出金をしなければならず、出金しようとしたところ少し不便を感じました。

私と同様に、出金の手順で困る方もいると思うため、出金手順を残しておきます。
自分の備忘録も兼ねて。

出金に悩む

マネックス証券の米国株口座を使っていたのですが、出金の際に不便を感じました。

手順を書いたページも若干わかりにくく、手順通りにやっても総合口座に資金を振り替えられない。

結論から言うと、自分が出金できなかったのは「米国株取引口座への自動連携をオンにしていた」ことが原因のようです。

ただ、解説画面がわかりにくく、かなり苦労したため今回記事に残すことにしました。
出金をする方に参考になれば幸いです。

システムがわかりにくい背景

大まかな入出金の手順は以下の通りです。

 入金 日本株口座 → 外国株口座 → (為替 →) 取引
 出金 取引 → (為替 →) 外国株口座 → 日本株口座

こんなまどろっこしい入出金手順となった原因は、恐らく「マネックスの国内株式用のソフトと米国株用のソフトが違うため、連携に弱いこと」が原因と思われます。

マネックスでは、TradeStationというツールを使っており、「日本株取引と別口座にお金を振り替えて取引」しているようです。口座間の連携の仕様なのか出金をするために「資金の拘束を解く」必要があり、売買直後や設定によりその状態が解除されず出金ができない状況になります。

マネックスには、

 ・時間外取引ができる
 ・ツールそのものが使いやすい
  (例えば成行(Market)を使うと不利な約定価格になるソフトもある)

などのメリットがある一方で、入出金でツールが使えるように送金手配を行っているのだと思われます。

デメリットとしては、
 ・出金が手間(わかりにくい)
 ・株価は表示されるが取引できないティッカーがある
 ・IB(Interactive Brokers)と比べて手数料が高い(国内で共同して高値を維持)
 ・現金との連携上、源泉徴収された所得税の還付先が国内口座

などがあります。

手順

具体的な出金手順を説明します。
画面の通りに行えば出金可能です。

大まかな手順を再掲、

 入金 日本株口座 → 外国株口座 → (為替 →) 取引
 出金 取引 → (為替 →) 外国株口座 → 日本株口座

の順に行います。

①管理サイトに行く

「管理サイト(為替振替・口座管理)」をクリックします。

通常だと、米国株取引や中国株取引を選ぶかと思います。

出金の場合は管理サイトメインで操作します。

②「振替」を行う

右上の「振替」をクリックします。
これで為替取引が行われました。

kかかnかんrかんりかんか管理画面

次に「米ドル→円」を選び、米ドルを日本円に変換します。

外国株口座で米ドルを日本円に替えます

3,000ドル振り替えました

③自動連携を切る

私の場合、これが原因で日本株の口座にお金を振替することができませんでした。
連携をオンにしていると「資金が拘束されている状態」になるようで、数日待っても出金できず原因を探すハメに・・・。

米国取引口座への自動連携を切ります。

公式の手順だけだと「連携」の話を見落とすと思います。

④振替を行う

「振替(日本円)」をクリック。

「外国株取引口座 → 証券総合取引口座」を選び出金額を選択します。
証券総合取引口座=日本株取引口座です。

総合口座に振替

ここまで振替できれば、日本株同様に出金(入出金→出金指示)してもらえれば大丈夫です。。

kここkこここ総合口座に振り替えればマネックス証券のトップ画面に残高が反映。出金可能になります。

振替額を設定し、一般の証券口座にお金を戻します。

これで、日本株の口座同様に出金可能になります。

日本時間の翌営業日(?)に総合口座の残高に反映され、トップページの「入出金」からお金を出金できます。

出金できない原因を含め、正直わかりにくかったです。

まとめ

今回は、マネックス米国株口座からの出金について書きました。
原因が日本円との米ドルの連携にあるとは思わず、苦労しました。

結果としては、連携したらその日の夕方に出金手配(株式の売却等で数日待つケースもあるようですが)することができたため、自身の用事に間に合いました。

米国株取引を日本で行うには、国内の3つの証券会社(SBI、楽天、マネックス)を使う方が多く、共にかなり高い手数料を取ります(50万円くらいの銘柄を買うと往復44ドル。)。高い手数料を取るからには、利用上の不便を極力排除してほしいところ。

個人的には、取引回数から手数料がかさむように思えてきたので、IBに口座へ徐々に資金を移動してもいいかもしれないと思っています。

IBはIBでデメリット(口座開設が手間、海外口座扱いであることによる税制上の手間など。)もありますが、手数料が国内証券会社と違い、往復で30ドル以上差があることもあり、頻繁に取引するなら出金以外の面でもIBの方が良い面もあります。

メリットを検討すべき時期なのかもしれませんね。

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