マネーフォワードを導入してみる

リュウです。

今回は、マネーフォワードを導入したあたりの話を・・・。

当方、会計事務所に所属してたわけではないので、クラウド会計たるものが、どのようなものなのかよくわかってないんですよね。

「クラウド会計が会計業を滅ぼす」ような物騒な言葉も跋扈する中、実際にどんなものなのかなと思ってました。

そこで2週間ほど前に導入して、ちまちま使ってみました。
結論から、税理士を志す方でなくても十分使いやすいのでオススメです。

(マネーフォワードに限らないですが。)

ちなみに、小規模ながら不動産で青色申告を今年から始めてみた(まだ赤字ですけどね。)ので、
先週freeeの方も入れてみたのですが、こちらは放置気味になっているので、もう少ししたら使ってみようかと。

●目次
1.マネーフォワードとは
2.メリットとデメリット(リスク)
3.活用法を考察
4.まとめ

1.マネーフォワードとは
マネーフォワードとは、「家計簿アプリ、クラウド家計簿ソフト」の1つです。
(敢えてホームページにある「無料」と書かなかったのは、高機能なものは毎月500円*12=6,000円(年間)なので。)

主たる機能(まだあるのかもしれないが今のところ使ってる機能)は、
・銀行、クレジットカードの連携
・レシートの読み込み
・これらを足し合わせて(家計の)財務諸表を作れる(さすがにこの表現は盛りすぎか?)

ができます。

使い方の概要としては、

 ・オンラインで残高や使用履歴が見られる銀行口座、クレジットカードを連携(登録)する
・そうすると、支出状況や収入について自動的に分類してくれる
・個別の支出はレシートをカメラ機能で読み込む
・それぞれの登録を支出ごとに分ける
・以上により月の収支が整理できる

という流れになります。
具体的な使い方は、恐らく他サイトで多数紹介していると思われるので不要かなと。
(わかりやすいブログを書けるようになったら紹介しますかね。)

2.メリットとデメリット(リスク)

便利なところと不便なところを整理してみました。
基本的には便利なところが多い。

①メリット
・クレジットカードの支出額が一目でわかること

私が一番ありがたく感じたのはコレ。

過去に数百円足りなくてクレジットカードの遅延になったことがあり、現在の決済口座とクレジットカードの引き落とし額を同じ画面で見られるのはものすごく便利で安全性が高いです。使いすぎもわかりますしね。

・登録すればいちいちブラウザから確認しなくて良いこと
毎回複数のブラウザのタブを開いて残高を確認していましたが、一画面で全体が見られること、パスワードを都度入れなくていいことなどが便利ですね。

・レシートの読み込み機能
画面を開いてカメラで撮ると自動的に支出額などを入力してくれます。
使う前は、この機能が便利そうなイメージが強かったです。

 

実際に、家計簿を手入力する人の手間が半減します。
精度はそこそこ、店名なども読み取ってくれるようで、便利です。

とはいえ、レシートなんて様式が定まってるわけではないのでそこそこ間違えがあるのは確か。
体感、店名(不明と出ることが割とある)>支出日(割と間違える)>金額の順で間違えやすいイメージ。
確認しながら補正は必須でしょうね。

消費税10%+軽減税率時代には、この自動判定が便利になりそうですね。

デメリット
・レシートを読み込むとフリーズする

原因不明です。
アプリ(ソフト)じゃなくて、ハードが問題なのかな。

とにかく、一定条件下や一定のレシートでよく固まる。

無料版だけど、一応相談してみるかなぁ。

・レシートが出ないようなお金の集計がめんどい
レシートは基本的に即取り込んでペンでレ点をつければいいのですが、
それ以外の支出は単に忘れるので、運用側として工夫が必要。
(マネーフォワードで解決できる話ではないと思うので気にしても仕方ない)

・Suicaなどは端末が必要
電子証明書等特別控除のころ、確定申告(を無理やりして)Felicaを買ったんだけど数年来使ってないので埋もれてしまった。
見つかれば便利だろうけど、都度接続はめんどい。(また所得控除で復活しそうなので準備した方がいいですね)

オートチャージを使っているので、

完全に割り切った上で、カード請求で表示されるチャージ額を雑費で区分すればどうとでもなりそうだけど手間。
(これも結局交通系の仕様上の話なのでマネーフォワードでどうこうできそうにない)

・個人情報漏洩とクレジットカード、キャッシュカード不正利用の可能性
この可能性は否定できません。

コレが心配だったので私は導入を懸念してたのもあります。

しかしながら、残高や仕様履歴の一覧は、
 ①金融機関で送金するIDと別のものを使っている
②支出の際は、別パスワード(セキュリティコードやワンタイムパスワードなど)で管理している

ので、被害は少ないと思います。

とはいえ、「何で買い物をしているか漏れるリスク」があるのは否定できないので、気になる方は連携は控えた方がよさそうです。

3.運用を改善したいところ

2週間ほど使ってみて、我が家の運用で使い分けが必要な点を整理。

・家計の収入が2名いる場合の処理
我が家では妻も収入を得ているので、家計を折半しています。
お小遣い制ではないので、クレジットカード決済などを連携すると私用のものも多数混じります

家計用のアカウントを作るべきなのかも知れません。

そうすると、現金主義会計なので、せいぜい銀行のアカウントくらいしか連携できないこと、
クレジットカード決済はて入力で対応となるのかと思います。
そうすると便利な機能がレシートの読み取りくらいになるので利用価値が若干下がります。
(それでも便利ですが。)

ひとりなら全部連携して、私用のものは除外してくスタイルで解決なんでしょうね。

・事業用・投資用財産の管理
投資用で別口座を開いているので、これも独立してアカウントを準備するしかないかもしれません。
特に事業用は別アカウントで管理しないと、確定申告のときに不便極まりないものになりそうです。

株式投資などは、Excelで管理しててもそんなに手間は変わらないかもしれません。
自動で情報を収集できるからそれでも作る価値はあるかも?

個人的な話だと、海外証券口座をもっていて、連携できないため、手集計をしなければならないので要らないかも。

4.まとめ

便利な時代になったと思いました。
パスワードの漏れで、決済機能はともかく支出が朗詠するリスクがありますが、今のところそういう話は聞いていません。
(私が知らないで、実際にはあるのかもしれませんが・・・・。)

総じて思ったのは、「会計業界が滅ぶというのは極端だが、記帳などは誰でもできる時代になった」んだなぁと。

 

もちろん、どれに仕訳をするかは技術ではありますが、

その部分だけをクライアントの経理さんに教えれば税理士(とアルバイトさん)がやる必要なんてない時代といえます。

(教えないで付加価値として残す税理士さんもいると思いますが、私なら教えて確認作業だけ協力します。)

ITは、上手く利用すると簡単に最適解(今回ならクレジットカードの支出とか)を出してくれるので、事業などせずとも給与所得の方も十分役立ちます。

そして、「会計業界が滅ぶ」は、言い過ぎにしても、手間が大幅に減るので「人余りの時代は来る」かもしれませんね。
そこで要る知識としては、「暗記や計算の正確さ」ではなく、「法解釈やコミュニケーション」のスキルなのかもしれません。

話が若干飛躍しましたが、マネーフォワードは便利でした。

実務経験は別業種で2年だけど会計事務(ソフトすら使ったことがない)経験ゼロである私でも使えたんだから、みんなも使えると思います。

 

では!

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