北海道のひとり税理士の方に相談してきました

リュウです。

昨日も最初に触れたところですが、おとといの金曜日に、札幌のひとり税理士の板倉さんに相談してきました。

板倉さんは、独立までの道のりで私の事情と似ているところが有り、相談する価値を強く感じたため決断。現地に向かいました。

特に似ているところが、会計事務所以外の職場に10年以上勤め、在職中に税理士試験を合格、そして子が生まれた後にその決断をしたことです。

予約した頃は先月の中旬、北海道で大地震が有った直後で大変だった中、相談に乗っていただけてありがたい限りです。

雑談を含めて盛り上がり、恐らく予定してた時間より長く解説していただきました。本当に貴重な時間でした。

相談したことは大きく3つ。

1.独立前にすべきこと
2.独立後すること
3.その他

です。

今回は、若干自分のための備忘録になりそうなテーマでは有りますが、近い環境で独立したい方もきっといると思うので記事にしました。
何しろ、会計事務所未経験の試験合格者(実務経験ゼロに近い人)かつクライアントはいない方は、極少ですのでどの程度需要があるものか・・・。

今後、自分のためにも行動とともに答え合わせをしていこうと思います。
会計事務所経験ゼロ(若しくはそれと同等)の方の道筋になれば幸いです。


※札幌の美味しいお菓子「きのとや」さんのチーズタルトとアップルパイ(H30.12)

チーズタルトだけなら、札幌駅でも購入可能のようでした。とても美味!

1.独立前にすべきこと

・会計事務所で経験をしておく
法人の経理などで実務経験年数が仮に足りていたとしても、会計事務所の経験は重要です。
35歳以上なのでかなり制限されてきますが、それでもやはり無経験から独立と比べはるかに価値が大きいです。

会計事務所でどのようなことをしているか、どういうことをクライアントが必要としているかを知る必要が有ります。

・サラリーマンの信頼を活かしてすべきことをする
在職中にもできることが有ります。

サラリーマンであることは安定収入が有ること、個人ではなく組織としての信頼がある状態でできることが有ります。

税は、個人にも法人にも発生してきます。
職場の人がクライアントになることは十分に想定されます。

独立するかを伝えるかは別としても、「仕事への信頼、税について詳しい人」などの評価が役立つことは出てくるはずです。

あとは、住宅ローンなどが組みやすいといった点も考慮すべきといえます。

在職中の葛藤をブログに残しておくのも良いという話も出ました。

・サラリーマンの業務も役に立つ

会計士と違って科目合格制であることからも税理士は、様々な職種経験がある人がなることが多い。
未経験まで少ない方はあまりいないかと思いますが、他業種の知識を活かすことが出来る可能性は高いと思われます。

板倉さんは金融業界に勤めていたということもあり、その経験を活かした経営者への提案もしているようです。

・士業などの人と知り合う

個人的にこれは進行形ですが、色々な人に会うことが重要となります。
今の時点では、独立をしている税理士の方を中心に話を聞いていますが、関連業務になりやすい司法書士、行政書士、不動産業の経営者などの知り合いを作っておくことが大きく役立つようです。

2.独立後すること

・融資を受ける
もちろん融資は、資産状況で必須ではないですが融資に関する技術はクライアントの視点からも必要になります。

必要資金は少ないほうが良いのは言うまでも無いですが、経験値が少ない方などは、会計ソフトなどについて多少コストがかかっても導入する価値があるようです。

 ・クライアントを見つけ出す
クライアントを見つけ出す方法やつかむ方法は仕事の仕方や税目によっても違いますが、板倉さんは、会計事務所で勤めていた際のクライアントを一部受 け継ぎ、その他は銀行や他の士業からの紹介、顧客からの紹介、インターネットの検索から得ていたようです。

当然な部分では有りますが、やはり紹介によるものは大きいですね。
そのため、上述の仕事を辞める前から色々な知り合いを作ることに大きな価値があることがわかります。

3.その他

・AIに会計業は滅ぼされるのか

私が一番知りたかったのはここだったのかもしれません。税理士業の「将来性」です。
結論は、AIが進化しても、税理士の「やり方次第」に思えました。

個人的な解釈としては、単に申告書を作る業務はAIに勝てるとは思えませんが、
企業の経営者からすると、会計のエキスパートである税理士が提供できるサービスは他にもあるわけです。

将来のあるべき税理士像として板倉さんが言っていた印象に残ったのは、
 「税理士は経営者の参謀であるべき」という言葉です。

三国志で言うなら、劉備に仕えた孔明(諸葛亮)といったところでしょうか。

20年、30年とAIが進化することで、この分野も超えることになるのでしょうか。
今はわからないものの、申告書の作成、税額の計算と、AIに狙われがちな単価が高い業務から、税理士は進化していく必要があるのかもしれません。

●まとめ
まずは会計事務所を探す。他の(ひとり)税理士の方々に会う、他の関連業務の人を知る。

また、申告書の作成のみならず、経営参謀としての活路を見出す必要がある。
 

在職中にやるべきことがと思われます。
がんばらないといけませんね。

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