リュウです。
昨日、娘にこの本を読んであげていたら、地元にある湘南モノレールに乗りたくなったようで、今日乗ってきました。
コロナの心配はありますが、換気をして長時間乗らないようにして行ってきました。
さて、本題。
世界的な株価の暴落が生じています。
私も株式で年末と比較してではありますが含み損が出ました。
しかし、このような暴落は、「買いのチャンスにもなる」と考えています。
実際、日本に限らず周りの銘柄を探してみると、割安になりつつあるものが増えてきつつあると思われます。
今日は、「暴落との買いチャンス」について、暴落時に買うべき銘柄の選定について検討してみましょう。
●もくじ
1 世界的な株価の暴落
2 買い増しのチャンス
3 買い増しに向く銘柄を検討
※今日の鎌倉大仏。 日曜日とは思えないくらい閑散としていました。(2020.3 鎌倉市)
入国制限などの所為で、外国人が数えるほどしかいませんでした。
1 世界的な株価の暴落
2月終盤くらいから、世界的に株式が暴落しています。
コロナウイルスによる国際的な人とモノの取引の制限、その影響による収益の悪化等が原因と思われます。
日経平均株価は、
2019/12/30 23,656.62円
→2020/03/13 17,431.05円
約26.4%減という状況です。
ベトナム株もVNインデックス指数が960から750へ約22%の減少。
米国のダウ平均も28,800から22,800と約20%の減少。
ここ2ヶ月で、株価が世界的に概ね2割程度減少したいっていいでしょう。
自分は、ベトナム株の半分が観光メインの銘柄もあったので、(観光客が減って)その部分が大きく下がっている印象があります。
2 買い増しのチャンス
一方で、株価暴落は買いのチャンスにもなりえます。
最近まで、日本の株価が若干膨張気味で、買いにくい価格と思っていました。
今回の暴落で(たった今買うわけではありませんが)買いやすくなったようにも思います。
株価の暴落は、我々のダイエットと似ていると思います。
過度に評価された(食べ過ぎた)ことにより増えた株価(体重)を、ダイエットによりスリム化する効果があります。
同じダイエットでも、不健康なものとは異なる、適度な健康とカロリー管理をした結果やせた方は、健康的に体が締まります。
株価の暴落は、一定期間の楽観的な市場で太った身体をスリム化し、健康体をつくる機会でもあります。
3 買い増しに向く銘柄を検討
全体的に株価が下がっているので、あとは健全にスリムになった企業を見つけ出せば良いわけです。
健全な企業を見つけ出す重要なポイントは3点。
これは、長期投資の基礎で普段の相場でもあまり変わらないことです。
①財務が安定している銘柄
②長期的に利益を出せる銘柄
③不当に安くなった銘柄
①財務が安定している銘柄
どの法人も不景気や災害で一時的に損失を出すこともあります。
しかし、予期しない一時的な損失で経営が立ち行かなくなる会社を購入することはリスクを高めることになります。
普段は、保守的な経営をしている経営者らに、投資家達は、「なぜお金を使って事業を拡大しないのか」と言うことがあります。
しかしながら、損失を出してもある程度事業を継続できるようキャッシュを残しておく必要があります。
無借金経営がよいとまでは言わないものの、借入金を全て使い切って事業や投資をしている法人は、こういう暴落時に受けるダメージが大きいです。
財務諸表ならば、貸借対照表とキャッシュフロー計算書を見てみるとヒントがあると思われます。
②長期的に利益を出せる銘柄
次に今回の損失が一時的なものであるかどうか。
コロナウイルスのせいで客足が遠のいたという経営者のコメントをテレビや新聞のインタビューでも見かけます。
しかし、「仮にコロナウイルスでの被害がなかったとしても、利益を出せる程度の客足だったか」を問う必要があります。
非上場の中小企業ではこれらを確認することが難しいですが、上場企業は、過去の財務諸表を見やすい場所に公開しています。
これらを確認することにより、ある程度収益状況の実態を知ることが出来ます。
景気が良かったからたまたま伸びていた銘柄であるかどうか、財務諸表を見て判断する必要があります。
こちらは、主に損益計算書を見ることで把握することが出来ます。
特に、主な自己の事業による損益(営業損益)の良し悪しが判断基準になります。
③不当に安くなった銘柄
最後に、株式は、①、②が良い会社の条件を満たしていても高ければ買う価値はありません。
大抵、①と②を同時に満たしていれば相応の株価に落ち着き、概ね高いです。
しかし、今回の株価暴落は、全体が地盤沈下したように、優良銘柄すら投資家が逃げ出している状況です。
こういう暴落時は、実態に合わず良い銘柄も株価も割安になることがあります。
したがって、③の条件を満たしている可能性が高い、確認する価値が高いです。
●まとめ
記事を書く前には、暴落を利用したいい銘柄の探し方を書こうと思ったのですが、結局、基本に立ち返った投資法と変わりませんでした。
ただ、暴落時はこれらの良い銘柄を安く買える時期になります。(3の③のような理由で割安)。
まとめとして重要なことを3点。
①財務が健全(倒産しない)
②景気が落ち着けば利益を出せる(儲かる)
③今回のコロナショックで価格が下がっている(安い)
一度、今まで高くて買えなかった優良銘柄を見直してみましょう、大発見があるかもしれません。
実は、昨日調べてみたところ、気になる銘柄を2つ見つけました。
最後に、今日にうってつけのバフェット先生の言葉。
「潮が引いたときに、裸で泳いでいたのが誰だかわかる」
最近まで、この言葉に私はあまりピンときていませんでした。
それもそのはず、私は「(主な取引については)リーマンショック後の株式市場参加者」だったからです。
上昇基調のときは誰でも株式市場でそこそこの成績を出すことが出来るでしょう。
借金(借入金)を大量にして、事業拡大も成立するところでしょう。
一方で、景気が急激に冷え込んだ時に、その企業や投資家の真価が問われます。
慎重に投資してて良かったと感じた銘柄もあり、若干投機的な要素がある後悔している銘柄もあります。
ただ、今ある現金をよい銘柄に大きく投資したいと感じたのは間違いありません。
ピンチをチャンスに変える。
総悲観の中で、いい銘柄を安く購入できる投資家は必ずチャンスを見出すことが出来ると思います。
投資をしている方が、これを機会に良い銘柄に出会えることを祈っています。
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