おはようございます。
リュウです。
今日は、某所で勧めていた古典をオススメしたいと思います。
ウィリアム・オニール氏、
CAN-SLIMという手法で成長株を見つける達人です。
CAN-SLIMとは、
C=Current Quarterly Earnings per Share(前後四半期のEPSの比較)
A=Annual Earnings per Share(年間の収益増加、EPSの増加)
N=New Products,New Services,New Management(カギとなる新製品・新サービスや、新経営陣への交代)
S=Supply and Demand(総資本が大きく株式需要が高い)
L=Leaders or Laggards(主導株か出遅れ株か―業界の上位2,3社の株を買う、相対株価指数に注目する)
I=Institutional Sponsorship(機関投資家の保有しているか、しすぎてないか)
M=Market Direction(いくつかの平均指標を読み、業界が、あるいは国全体が下げ相場(衰退)してないか確認する。)
¥の7つの成長株分析の手法です。
EPS(1株収益)に着目しているのは、
何冊か紹介したウォーレン・バフェット氏の手法と似ています。
よく分析家が使うEPS(1株収益)を株価で割って、
加熱具合を図るPERという指標があるのですが、
これが多少高くても(株価が高くても)価値の高い銘柄ならば買うべきと主張しています。
オニール氏は他に、短期で利益を上げるために、
・四半期と狭い範囲での大成長を遂げているもの、
・総株式数が少なく、
・値動きが激しいもの
を推奨しています。
この1冊を読むことで、ウィリアム・オニール氏がこだわる銘柄が少し見えてくると思います。
彼は、割安だから買うのではなく、
短期~中期くらいをメインに大きく成長する銘柄を探すのに長じている方だと思います。
420ページくらいある本なので、時間がない方は、
1~7章、10章、14章、15章辺りを読むことを勧めます。
まず、CAN-SLIMの7章まで出十分役に立つと思います。
そしてもうひとつ、第10章のどこで売るかについて書かれている場所です。
これは筆者も「最も重要な章」のひとつとしています。
「上がりそうにないもの」や、
「加熱しすぎて危ないもの」を30項目くらい指摘して、
持ちすぎてマイナスになってしまわないように進言してくれます。
加えて第14章と第15章で、
それぞれ、大きく成長した銘柄のチャートと、チャートの読み方が書かれています。
他にも、信用取引について、
損切りについて丁寧に書かれています。
少々冗長な本ですが、ほとんどが現在使うことができる考え方です。
自分のような【株式投資初心者】に、
何度も読んで役立てて欲しいと思います。
オススメです。
リュウ
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(12月19日現在 123冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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