昔語りー「お金がないから行動できない」は避ける

ブログ(その他)

丁度、年度の切り代わりの時期、書くことがなくなっていたのでたまには自分語り。
時々、大学生の時のことを思い出します。

色々遊びつくしたころで、今のところ「遊び」の面では人生で一番「楽しい」時だったと思います。

それでもまだまだやれることが多かったと思っていますが、当時を思い出して後悔したこと。
それは「お金がない」ことを理由にやらなかったことがいくつかあったことです。

今日は、「今の知識で学生に戻ったらやってたこと」について考えてみます。

当時を思い出しつつ、当時の自分にアドバイス。
(それが今の自分にプラスになると考えたというのもあります。)

今日は投資とかの記事を期待した人は別の記事を読んでもらえれば幸いです。
故に、今日はひっそりと更新。

「時は金なり」ですが、「金も時になりうる」のです。

大学時代の私

学部4年、院浪人1年、院2年の7年間、色々遊んでいました。
(実は、税理士を志した後の大学院とは別に、もう一つ修士号を持ってたりします。)

1年は神奈川の実家から千葉・茨城・埼玉の県境まで2時間半かけて通いました。
そちらの方が安かったからですが、今思うと「時間がもったいなかった」と思います。

何かのテレビ番組で、家から2時間半かけて通っている人が採り上げられていましたが、テレビに取り上げてもらう目的でもなければ割り切って下宿したほうが効率が良いです。

2年以降は下宿。
ここから6年間、地域内で引っ越しもしたけど学校のそばで過ごしました。

千葉の果てに住んでいたので、東京方面には出づらかったです。
卒業の前の年にある鉄道が開通して、一気に東京へのアクセスが良くなったころでもあります。

5年生の時は、院浪人。
大学院に入れず、それでも学生として遊びたくて研究生として残りました。
(とっとと社会人になっていた方がよかったかも。)

金銭面に余裕がなかった6年間

2年生から下宿。
一番安いアパートの時は、月21,000円風呂トイレ共同。
食事もパスタと丼ものを自炊して食べてました。

仕送りと短期のアルバイトでなんとか暮らしていたけど、余裕のある生活ではなかった。
(貧困とは異なります。「自由が利きづらい」程度。)

学校でも余裕のある人とない人がいるので、色々と誘ってきてもお金がなくて断らなくてはいけなかった。

 ・外食
 ・飲み会
 ・新作ゲームなどの流行もの
 ・サークルの旅行

 ・等々・・・

サークルの先輩方が「参加するか」と聞かれたとき、
「別の用事がある」、「家庭の事情で・・・」などと言って断っていました。
そんな言い訳で断る自分に惨めさを感じていました。

当時の教訓と戻ったらやったこと

これらの体験は、概ね「お金」と「行動力」があったら解決していたことです。
今思うと、「お金」についても「行動」すればよかっただけのことではあります。

ただ、お金をどうにかして準備しなかったことが一方的によくなかったというわけではなく、良かったこともあります。そこで、お金がなかった時のことを思い出すと良かったことと悪かったことを考えてみます。

良かったこと

①少ないお金で生活する習慣

当時、仕送りとアルバイトをあわせて生活費が月6万円くらいでした。
あとは実家から送られてくるお米やパスタをあわせて生活していました。

今思うと中々シビアに暮らしていましたが、今、失っても同様の生活を再現できると思います。
(若干、年齢に応じた栄養バランスには気を使うと思いますが。)

貧困には極力ならないのは望ましいですが、節制生活そのものは体験しておいたほうが良いと言えます。

②バリューに対する感性

そんな、節制生活の中で養われた「安さ」に対する感性は、今でも息づいています。
当時で例えばるなら「100g38円の鶏むね肉」を見つけたら、「これは安い」というような感覚。

投資にも、「どう見ても安い」バリュー銘柄に飛びついてしまうのは、この時に養われた感覚なのかもしれません。

③ハングリー精神

自分より楽な下宿生活をしている人も多かったので、

「あいつらには絶対負けねーぞ!」

という気持ちは強く持っていました。
今でもこの気持ちは強く持っています。

改善できたこと

ただ、余裕のある生活にはいくらでもできたと思っています。
今の知識で18歳に戻ったらやっていたこと。

①お金を用意する手段はいくらでもあった

当時、奨学金を受けていました。
いまだに返しています。(金利より運用成績のほうが良いので繰り上げ弁済がもったいない)

次に書くとおり、
「社会人(サラリーマン)として1万円を稼ぐのと学生が1万円稼ぐのでは重みが違う」ように思います。数百万円の奨学金は、予備費としてため込むのではなく、稼ぐために活用すべきだったと思います。

学生時代に作った出会いや体験は、将来の自分の厚みを作るため、使うべきお金だったといえるでしょう。お金がない時こそ自己投資で増やすべきというのを、当時の自分に伝えたかったです。

③社会人と1万円の価値が大きく異なることを知っておきたかった

これも早く知っておきたかった。

若干の賛否あるとは思いますが、サラリーマンになり1万円を稼ぐなら1日で目指せると思います。
これが学生のアルバイトだと、当時の時給で2日半くらい必要になることもあります。
(当時は、時給700円弱だったので15時間くらい必要)

千葉県の最低賃金 | ひと目でわかる!最低賃金
千葉県の最新の最低賃金や、過去の最低賃金の推移がグラフで確認できます。

すなわち、稼ぐ力が少ない学生時代は、資金があるならば「アルバイトで稼ぐ時間」と同じくらい、「(稼げる力を養うため)お金を使う」ことも大事にした方がよかったといえます。
上述、奨学金などは、そのような「将来に向けたお金」と捉えるべきものでした。

④収入源を増やす

当時は、アルバイトくらいしか稼ぐ手段がないように思っていました。

しかし今は、00年代前半に比べて、マネタイズの手段が増えました。
恐らく、役立つ情報を発信できれば、月数万円(時間に余裕がある方は付く2桁万円もいけるかもしれない。)なら、アルバイトよりnoteやYoutubeで稼いだ方が賢いと思います。

だからこそ、たくさんの情報とアイデアを得るために「お金を使うことが大切」だったように思います。

⑤投資をすべきだった

奨学金の管理は親任せでしたが、預金口座に入れて放置しているだけでした。
これらをしっかりと堅めの投資に使っていれば相応にリターンが出ていたはずです。

投資を始めたのが20代後半だったので、この機会損失はもったいなかった。

⑥いろいろ試してみればよかった

これは個人的な後悔もありますが、会計業界に行きたいと思い税理士試験を受けたのが卒業後数年経ってからでした。もっと早めに動ければよかった(そもそも職業を詳しく知らなかった)。

いろいろな業界を知るという観点で、アルバイトをする価値はあったかもしれません。

また、起業などをすることもできたかもしれません。
学生時代は学問も重要ですが、色々試すのに良い時期だったと思います。

社会人になっても、学問以外にも学ぶことはたくさんあるのです。

まとめ

今思うと、大学時代は、

 ・体力があり
 ・時間があり
 ・一定の考える力もある

一番良い時代でした。
学生時代に足りないのは「資金力」

資金力を加速してくれる「奨学金」、様々な「マネタイズ」の手段を上手く使えば、もっと若い頃を充実させることができたかもしれません。
(奨学金を学費で全部使い切る状況の人もいるので、全員ができるわけではないですが)

一方、社会人となった今は、「体力」と「資金力」はともかく、「時間」が足りない。
そこで「時間」を確保できる工夫が不可欠になります。

学生時代に大事なことは3点

 ・お金がないのを言い訳にしない(お金は頑張れば工面できる)
 ・今は色々なマネタイズの方法がある
 ・学生は資金力でガンガン「試す」べき

将来、日本を活性化してくれるだろう学生さん達に資金を投じて投資してみたいものです。

当初、ネタ切れの穴埋めで書き始めた記事なのですが、色々と考えさせられました。

社会人と学生の違いは「時間」と「資金力」。
社会人は「時間」を求め、学生は「資金力」を求めます。

このあたりのギャップを埋める記事を今後も書きたいですね。

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