リュウです。
今日は第31章。
1967年、バフェットのパートナーシップに転機が訪れます。
バフェットは年次報告で以下のようなことを書いています。
現在の市場は私の投資手法で大きく運用成績を上げにくい環境にある。
少しゆとりを持った投資を行いたい。
そのため、市場平均を10%(10ポイント)上回るという目標を
市場平均を5%(5ポイント)変更したい。
1967年のアメリカ合衆国は上昇相場で、
世界一の経済大国としてノリに乗っていた時期でした。
上昇相場で、自分の方が高い運用成績を上げることができる、
と思った方はバフェットのパートナーシップを抜けました。
しかし、結果を見てみればわかるように、
1967年の運用成績はダウ平均を36%も上回る成績を上げました。
(当然バフェットはその途中経過を知っていたと思われるので、
ある程度狙ってやっていたと思われる。)
とはいえ、実際狙ってたかどうかは不明ですが、
バフェットはこのように、自分の会社に投資してくれる人に、
自分がしていることが支持されているかどうかを試すことがあります。
●このような銘柄(ブルー・チップスタンプなど)を持っています。
●市場平均を超える目標を少し下げます。
●パートナーシップを解散します。
などなど、バフェットの投資法への忠誠心(支持)を確認して、
バフェットは自分の思う投資を続けていきます。
これは、パートナーシップ時代に限らず、
バークシャー・ハサウェイを投資会社にした後も続いていきます。
現在のバフェットの状況を見れば、
これらの行動に対する結果が証明されているでしょう。
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