リュウです。
ドットコムバブルも一段落つき、
PER100倍を超えた企業がどんどん墜落しているとき、
バフェットは70歳を迎えています。
まだまだ市場は高値であると判断をしていますが、
買いごろとなった、いくつかの企業に手をつけています。
彼の有名な教訓の1つ「20穴手法」について、
この章では語られています。
「自分は一生に20回しかパンチを入れてもらえないカードを持っていると考える。
財務的な決定を一回するにつき1度のパンチをあける。
そうすることで、小さなものにちょこちょこ手を出すことを控えるようになるだろう。
決定の質があがり、大きな決定をするようになる。」(P486)
この教訓を聞いてから、
買ったり売ったりを頻繁にするのを控えるようになりました。
本当によい企業を見つけ出し、
それが安くなるまでじっと待つ。
(そのころにはキャッシュもある程度あることでしょう)
そして、誰が見ても安くなったと判断できるところで、買い込む。
彼の手法のなかでも大事な教訓のひとつになるかと思います。
さて、70歳になったバフェットですが、
「死」という現実が少しずつ見えてきています。
同僚、ビジネスパートナー、配偶者、
みんなも同じくらいの年齢ゆえに、少しずつ別れのときが近づきます。
55章では、ワシントン・ポストの社長として企業を成長させた、
キャサリン・グラハム女史が亡くなります。
妻のスージーも手術などをしていて、
健康面に気を使っているころです。
バフェットは55章から10年後の2011年も未だ健在ですが、
このころから体について思うところはあったことでしょう。
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