バフェットの教訓 6~10

リュウです。

今回は、「契約に関して」です。

バフェットは、買う前にじっくり調べます。
買った後に危険だと判断して売っても後の祭りになることが多いためです。

No.6

 いったん交わした契約は反故できないのだから、

 サインをする前に、

 考慮すべきことはすべて考慮しておきたい。

契約書に署名する前に、
契約の内容を確認すること。

ついつい魅力的に見える案件を目の前につるされると、
契約内容や企業の内容を吟味せず購入してしまうことがあります。

しかし、契約にサインをしたら後戻りはできない。
そのため、じっくりと契約内容を確認する必要がある。

バフェットが、その失敗を身をもって知ったのは、
89歳のローズ・ブラムキン女史から、
NFM(ネブラスカ・ファニチャー・マート)を購入したときのことです。

彼はNFMを買収する際、非競争事項を入れ忘れた。
経営陣に残っていたブラムキン女史が、数年後に経営陣と店の変わり様を見て、
NFMを辞めるのみならず、NFMの向かい側に新しい家具店を開き、NFMに大きな損失を与えたのである。

バフェットは泣く泣く500万ドルでブラムキン女史の店を買い和解をする。
その際には非競争事項をしっかりと入れていた。
彼女は103歳まで生き、活躍を続けたため、非競争事項を入れておいたのは政界であった。

ここでは、買収事項のため、
一見我々が教訓を得づらいように見えますが、
わたしたちが株式を購入する際にも十分に当てはまる事項です。

周りが持て囃している企業があり、

「わたしも買おう」と飛びついて、
火傷を負ったことはないでしょうか。

株式を買う際も同様で、
購入契約を結ぶ前に、あなたが購入する企業のことをよく確認してみることです。

利益を出している会社か、
その利益は本物か、
財政は安定しているか、
将来、消費者を独占し続ける魅力ある企業か、
労働組合が幅を利かせすぎていないか、

などなど、
契約をしてからでは取り消すことができません。

じっくりと吟味して、良い企業を購入することが、
バフェットを目指す早道となるのです。

 

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リュウです。

今日は第7回、トラブル対応をするよりも重要なことです。

No.7
トラブルから抜け出すよりも、
トラブルを避けることのほうが簡単だ。

単純ながらも投資において大切なことです。

後に出てくるバフェットの言葉でも、

2mの高いハードルを越えるより、
30cmのハードルを見つけてまたぐルートを選ぶ。

というセリフがあります。

わざわざ複雑なトラブルを持ち込み、
苦労して解決する必要はないのです。

誰でも経営できる企業を選ぶ。
そうすることで大量の資金や、法的能力を必要としなくてすみます。

ここでも、「ソロモン社」を例に挙げています。
相当バフェットには堪えた事件だったのかもしれません。

わざわざ難解な企業に必要はないのです。

簡単かつ安心な企業に投資をすることで、
あなたは簡単に利益を上げることができます。

 

 

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リュウです。

今日は第8回。
株式投資で利益を上げる方法です。

No.8
カトリック教徒の結婚のように投資をしなさい
---一生添い遂げるつもりで

カトリック教会では結婚を、単なる社会の制度というだけではなく、
神に定められた神聖な制度であると考えています。
聖書にも「結婚は神が定められたものだ」と記されているとのこと。

そのため、「離婚」は禁止されているのです。
(実際は離婚をする人も少なからずいるようですが)

今回のバフェット氏の教訓は2つあります。

1 投資を行う企業は結婚と同様、しっかりと吟味した上で決めること

2 結婚をしたら、一生添い遂げられると思える企業を選ぶこと
(離婚には多大なコストと時間がかかるため)

良い企業を30年持つだけで、
簡単にお金持ちになることができます。

「結婚」と「離婚」を繰り返して、
目の前の小銭を集める必要はないのです。

 

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リュウです。
今日は第9回です。

今回の教訓は、「自分で考えること」。
他人の忠告を聞いたからといって成功するわけではないのです。

No.9
地下鉄で通勤している連中の助言を、
<ロールスロイス>で乗りつけてきた連中が、
ありがたく拝聴するような場所は、
ウォール街以外には存在しない。

株屋さんは、他人に情報を教えることでお金をもらいます。
そのため、情報をたくさん聞いて欲しいし、
たくさん聞いてお金がもらえればその情報が正しいものでなくてもたくさんお金をもらえるのです。

彼らの情報が完璧ならば、
彼らは自分のお金を運用してお金持ちになれます。

ウォール街では、彼らのような株屋がいっぱいいて、
事業家たちに投資方法を教えています。

他人のお金を使って他人を金持ちにするような人には気をつけるべきでしょう。
彼らは、大金持ちから手数料を取り、
大金持ちがお金を失ったら別のの大金持ちを探すのですから・・・。

今回の教訓は、「自分で考えること」です。

自分で正しい情報をつかみ、自分で責任を持つことで、
どういう投資方法をとるかじっくりと考えます。

また、他人の知識を使うときも、
その情報が正しいかを吟味するのはあなたです。

「この人のいうことはきっと正しいだろう。」

そんな行動が原因でお金をすべて失った人が、
ウォール街にも、兜町にもいるのです。
 

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リュウです。

今日は、第10回です。

No.10
幸せと金は別物である。

「幸せ」と「お金」、一見等価で結びついているもののようで、
そうでない部分も多々あるわけです。

バフェットはいくらお金持ちになっていても、
オマハの田舎町で暮らし、
フォルクスワーゲン・ビートルに乗り続けました。

彼は成功の定義として、
「愛されたいと望む相手から愛されることだ」
としています。

バフェットは、妻のスーザンと恋愛結婚をしました。
しかし、40代の頃から30年間以上もの間、別居していました。

また、その頃からスーザンの紹介で、
アストリッドという女性と一緒に暮らしています。

スーザンとの結婚、そしてその後の様子については、
このバフェットの教訓より、
彼の自伝をまとめた「スノー・ボール」という本が役立つかもしれません。

彼は別居をしていても、
スーザンが好きだったのかもしれません。

いくらお金があっても、
本当に好きな人に嫌われてしまう人生というのは、
実につらいものかもしれません。

わたしは、投資で大金持ちになることも目的の一つですが、
好きな人に好かれるようになる人生を過ごせるように努力したいものです。

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