おはようございます。
リュウです。
「株式投資の未来」、
9章から11章で説明していくのは、
配当と再投資の理論です。
配当が大きいのは良いこととして、
配当をさらに再投資し続けることにより、
大きな利益をあげることができるとしています。
配当というと、
バフェット氏が会長を勤める会社、バークシャー・ハサウェイが、
1回の例外を除き、無配当で大きく成長してきました。
この2つは大きく異なるケースですが、
なぜバフェットが配当を好まないかというと、
「税金」によるものが大きい。
配当には配当税というものがかかる(日本だと10~20%)
バフェット氏も税率が0ならば、配当する価値もある。と言っているようです。
企業が利益を配当として配らず、
将来の企業の成長(キャッシュを得る力の拡大)に再投資することにより、
企業規模とそれに伴う株価上昇で還元しているのがバークシャーの方式です。
そのため、
ただ、配当を出さない会社と言うわけではありません。
オプションの乱発、効率の悪い企業とのM&Aなど、
経営者の都合で株主利益を食いつくしてしまうような経営をしている企業なら、
配当をしている方が良いです。
この本に載っていることではありませんが、
効率の良い会社は、
・効率の良い利益剰余金の再投資
・株価下落時の自社株買い
・株主寄りの経営(ストックオプションの廃止、もしくは使わない)
などを行っているようです。
ストックオプションなどは、
株主にとってのメリットはほとんどありません。
(しいていえば、株式を持つことで経営者が責任を強く持つようになる)
以上により、
1 配当をした方が効率がよく、それを行えている企業
2 もしくはバークシャーのような配当をせず効率の良い再投資を行えている企業
投資する価値があるといえます。
ゆるやかな成長をしていても、
高配当な企業であり、
その企業に配当金を再投資することで高いリターンを得ることができます。
次回の10章で再投資についてもう一度考えてみたいと思います。
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