今までのやり方が通じないときに価値観が変わる

リュウです。
 

今日も家でこもっています。
何もしていないわけではないけど、喫茶店に寄るのすら躊躇うこの空気感に鬱々としますね。

さて、本題。
そんなコロナウイルスの脅威ですが、考え方によっては良い変化もあります。
労働者としての働き方の改善や、経営者としての業務形態の変化のきっかけになるのです。

今回は、「今までのルールが通じない時の価値観の変化」について考えてみます。

●もくじ
1 コロナウィルスは街から人を退けた
2 手詰まりからの変化を見つけ出す
3 コロナショックによる変化


※今年のプリキュアは病原菌(キングビョーゲン)と戦います。(2020.3)

 相手は敵の幹部のダルイゼンさん。

 

 製作時期からコロナウイルスが原案になるとは思えないのですが、

 リアルタイム過ぎて、どうしてもコロナウイルスを想像させますね。

1 コロナウィルスは街から人を退けた
当方、帰りにJRの鎌倉駅を通るのですが、半年前は上り、下りともに時間帯次第でかなり混みあっていました。
ところがここ半月では、どの時間に乗っても座れる程度まで座席が空く様になりました。

「人に会うこと自体がリスク」

外国人は旅行を手控え、日本人もビジネス・観光ともに敢えて出かけることがなくなりました。

コトを体験しようと思ったら、ウイルスをもらう体験をしてしまう。
「モノからコトへ」という流行のキーワードも、コロナウイルスの前では無力だったわけです。

税理士さんも、月次でクライアントさんに実際に会うような方は感染のリスクを負っている点で同じです。
世界的にも、わが国の景気的にも悪化をしてきています。

2 手詰まりからの変化を見つけ出す
今までも、このような手詰まりから国内、国外共に経済発展、技術革新等の変化をしてきた事例を多々見ることがあります。

例えば、中国との国際関係について。

10年位前に、貿易摩擦により中国が、

 

「レアメタル(採れにくい金属)を輸入させないぞ!尖閣諸島をよこせ!」
 

と、政治の交渉のカードを提示してきたころがあります。

(参考:https://www.kgb.co.jp/knowledge/180908/)レアメタルとはリンク先のような金属。
 

これに日本の産業の技術部門はどうしたか。
政府を批判し、中国に有利になるよう交渉を受けるよう政治に圧力をかけたか、そうではなかったのです。

「では、少ないレアメタルで作ったり、レアメタルの要らないもので開発しよう。」

と、レアメタルが少なくても同じ環境を再現してしまいました。
その後の政治の紆余曲折があるわけですが、それは別の話。

重要なのは、「何かが制限されるピンチには、価値観や技術が発展するチャンス」と心しておきましょう。

経済的には、「イノベーション」というらしいですが、小難しい用語はあえて使いません。
要は、「考え方が変わって進化する」のです。

3 コロナショックによる変化
(1)電話を原則的に受けない板倉税理士の話
個人的に今後動くものと思っているのは、「直接、相手に会わずとも仕事が出来る業務形態)」への進化(あえて進化と書きます)。

私が独立に向けて手本にしているひとり税理士さんに板倉税理士という方がいます。
板倉税理士のクライアントさんとのやり取りが、コロナウイルスの流行に相性良く思えたので紹介します。
 

氏は、電話などするタイミングを抜き打ちの税務調査などの特殊な状況に限ったうえで、Chatworkなどでクライアントさんとやり取りをするようにしているそうです。
 

お話を聞く限り、クライアントさんと全く会わない、心遣いがない仕事をしているわけではありません。

会う回数が少ない条件下で、クライアントさんがプラスになるよう、サポートや心遣いをします。

ここで重要なのは、「人に会うこと、リアルタイムで話す(電話・LINE等)ことだけが心遣いなのか」を追求する価値観の進化です。

(2)コト消費の変化
コト消費についても、変化があるかもしれません。

ロボットやソフトウェアなどで、バーチャルリアリティ(VR)の分野などが新たな進化を遂げるかもしれません。

(良いかどうかは置いといて)観光地にカメラのついたロボットが歩き出すようになったら、コロナウィルスを心配する必要もなくなります。
コト消費として「それでは楽しくない」と思う方もいると思いますが、「楽しくなるように技術が発展させればいい」のです。

(3)他にもいくらでもある
コロナ対策として、完全防護できるマスクや生活上邪魔にならないマスクの開発や、有事かそうでないかでマスクの生産量を自由自在に調整できる環境、物流側の変化もあるかもしれません。

コロナはピンチである一方、今までのやり方を見直すいい機会だったりするのです。

●まとめ
世界的に景気の悪化、株価の低下など気持ちが鬱々としていつ方も多いと思います。
しかしながら、景気の悪化を人のせいにしたり、ただただ悔やんでいる方は、そこから進めていません。

危機的状況だからこそ新たな発見をするチャンス(裏を返せばしなければならないピンチ)です。

コロナウィルスは、人と直接会うことをリスクにしました。
人に会わずとも相手を満足させ、心遣いも伝わる時代。
そんな価値観の変化が近づいてきていると思います。

とはいえ、性格上、人に直接会うのは好きなんですけどね。
と、オチがブレて終わります。

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