おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、
バフェット流投資の中で、基礎が学べる本です
1代で財を築き、世界第3位の投資家となったウォーレン・バフェット氏。
彼の財の築き方の基礎が、この本に書かれています。
概要としては、
バフェット流投資法について、
24の方法が書かれています。
他のバフェット本と比べると、
やや細かい数字について語られていないのですが、
「ウォーレン・バフェットの投資法とはこんな感じなのか」
ということがわかるかと思います。
ここまでだと、
初心者用で終わってしまうのですが、
自分としては、今まで読んでいたバフェット本で理解できなかった、
【経営者価値】について、第14章で書かれていました。
逆に言うと、この本にしかないということは、
著者が独断で書いた可能性もあるのですが、
納得させられる部分があったのでとてもよい章だと思います。
以下、引用。
経営者について次の7点について調べる。
1 株主のために働いているか。
それとも株主のお金で自分がお金持ちに成るために働いているか。
(給与、ボーナス、オプション、巨額の臨時報酬などをチェック)
2 倹約家か、浪費家か。
3 株主価値を引き上げ、資本を合理的に配分することに専念しているか。
4 株主利益を念頭において、株式を買い戻しているか。
5 株主をパートナーとして扱っているか、それともスケープゴートとしているか。
6 年次報告書は正直であるか、それとも粉飾の疑いがあるか。
7 正直な会計報告をしているか、それとも何かの情報や本当の数字を隠している疑いがあるか。
また、経営者が良いだけでは不足しており、
健全な会社に良い経営者が合わさって投資価値の高い会社となります。
他のバフェット解説本を、数字のバフェット本とすると、
今回の本は、文章のバフェット本です。
シンプルで、無駄がないことが好感をもてます。
(外国の本は冗長な本が多いため、
訳者が結構がんばったのではないかと思います)
文庫で安いこと
(この本は約900円、大抵のバフェット本は2000円以上取る)、
良くまとめられていることから、
【初めてバフェットに興味を持った人向け】の本だと思います。
「最強の投資家バフェット 牧野洋」と並び、手軽に読めます。
ただ、この1冊だと、
「バフェット流投資で何の銘柄を探せばいいかわからない。」
という難点があります。
他の本と組み合わせて役立つ本です。
なお、銘柄探しでは、
「バフェットの銘柄選択術」
「麗しのバフェット銘柄」
あたりが数的にも良し悪しを判断できるのでオススメです。
オススメします。
リュウ
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(平成22年7月2日現在 315冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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