リュウです。
今日は、東亜の同級生の最後の公聴会です。
休学した人もいますが、彼らが復学するかどうか不明なので、今日が最後になると思います。
厳しいゼミに所属し、2年間+2年間、論文を磨き続けてきたTさんの成果が試される時です。
あさって飲みに行くので良い報告を楽しみにしています。
今日の自分は、今週末にある税理士さんの事務所を見学させてもらうことになったため、今週は家族サービスを優先。
後でホームセンターに行き、娘と遊んでこようと思います。
さて、本題。
おととい(2月7日)、友人が39歳になりました。
39歳になると、「30代もそろそろ終わり」という話がでてきます。
その際に、ふと前に読んだあるネットのまとめ記事の話を思い出しました。
今日は20代に、特に「社会人になる直前の方に伝えたいこと」を書いてみたいと思います。
●もくじ
1 吉本ばななさんと糸井重里さんの対談
2 社会人になったらして欲しいこと
3 まとめ
※レールのように、人生も今ある場所から次の場所に続く、良くも悪くも。
(2020.1 新十津川駅 北海道新十津川町)
1 吉本ばななさんと糸井重里さんの対談
基となったのは、ほぼ日刊イトイ新聞(2015.12.16?)の記事。
少し前の記事ではありますが、まとめ記事になっているため、覚えている方もいるかもしれません。
以下引用。
人を人とも思わなかったこと、
自分を大事にしなかったこと、
自分の得意じゃないことをやってしまったこと、
いいかげんにしたこと、ぜんぶ、
40代になったら請求書が来る。
吉本ばななさんと糸井重里さんの対談。
「ほんとうのおとなになるために」より
(URL:https://www.1101.com/banana_yoshimoto_otona/2015-12-16.html)
私が昔見たと思われるまとめ記事と読者の反応はこちら。
この言葉、結構重みがあります。
手を抜いたり、人を欺いたりした生き方は、自分の心身、人脈、信用を削り、「無意識に将来の自分の人生の借金を作っている」ようです。
このセリフの反応として、
「そんな請求書がいっぱい来ています」
「無理やり買わされた請求書が来ている(自分の所為じゃない)」
という悲観的なコメントや、
「糸井氏だって酷いことをしてきた」(お前がいうな的な)など、
自分のことと捉えない反応も少なくなかったのですが、
一つ、興味深いコメントがありました。
逆に、長年溜めていた苦労や努力という貯金が満期になって少しずつだけど利息がおりてくることもあるんだよね。基本ゼロ金利政策中ですが。
(Twitterコメントなので投稿者名は掲載せず。)
結局、「40歳に来る請求書」とは、生き方次第でプラスにもマイナスにもなるもので、
「40歳以降の人生が、39歳までの積み上げで成り立っている」ことを示しています。
39歳までいい加減に過ごせばいい加減な積み上げで40歳から過ごすことになり、しっかりと過ごせば、しっかりした積み上げで40歳がやってくるのだと思われます。
そこで、40歳になった時に「利息をもらえる人」になるために、次の3つの方法を提案します。
2 社会人になったらして欲しいこと
負債の返済(利息の受け取り?)が近づいた私から伝えたいことが3つのこと。
折角なので、糸井氏のコメントから読み解いてみます。
キーワードは、「人間関係」、「心身の健康」、「自己の成長」。
①人を大事にすること
30代になると、多くの学生時代の友人と距離感ができ、自然と関係が解消されることも多くなります。
これは、働く業種の違い、結婚・出産などのライフステージの変化、その他環境が変わるため、当時の友人と考え方が異なってしまうことから同じ距離感を保てなくなる人が多いためだと思われます。
社会人以降は、このような同じ環境や同じ志を持つ友人との関係を作る(学生時代の友達なら維持していく)ことが大切です。
また、「古い人脈で一生付き合える友人を探すと共に、学生時代や自分の職場以外の友人を作る」ことも大切です。
違う組織の人(さらには違う年代)と付き合うことで視野を広げ、人生に厚みを持たせることが出来ます。
私の場合は、イベントスタッフ(ボランティア)、社会人大学院、試験合格後に会った税理士の友人などがあてはまりました。
また、付き合いを広げるだけではなく、関係を大事にすること。
名刺を1000枚を貰っただけを人脈とは言いません。
人間関係はギブ・アンド・テイク、「相手にメリットが与えられる人であること」が大切です。
・不誠実なことをする(騙す、約束を破る、人により態度を変える)人
・自分ばかり貰って相手に価値を提供できない人
・成長できない人
これらの人は、一時的に優れた人脈を持てたとしても、相手が違うステージに行ったタイミングでおのずと距離が離れていきました。
(もちろん自分が距離を置かざるを得ない、逆のケースもあるかもしれません。)
人を大事にすることは、40代以降を生き抜く上で重要な資産になることでしょう。
②自分を大事にする
社会人になってから10~15年、35歳くらいになると、体力の衰えを感じるようになります。
これは個人差こそあれ年齢によるものもあり、多少は仕方がないことです。
とはいえ、一時的な不摂生はともかく、四六時中自分の体を痛めつけていると、この年代あたりから年齢不相応に身体に変調を生じる可能性が高まります。
特に、個人的に大切にすべきと思うのが、「睡眠」です。
20代の方は、睡眠時間を削って色々なことにチャレンジしますが、これも長時間続くと身体に変調を起こす原因となります。
故人である漫画家水木しげる氏は、仕事で睡眠時間を取れない手塚治虫、石ノ森正太郎の両氏を諭した上で、後に、彼らが早死にした原因と漫画で語っています。(Googleの画像検索で「水木しげる 睡眠時間」と検索すると出てきます)
活発な20代・30代の方は社交的な場も多く、一定の暴飲暴食はゼロに出来ないにしても、せめて睡眠をとるべきといえます。
30代まで不摂生を続けていると、40代になった時に、行動を起こす体力がなくなっているかもしれません。
自分の心身を維持管理することが40代以後の行動に良い影響を及ぼします。
③自分の得意を見つける・伸ばす
今社会人になる方は私以上に感じていると思いますが、
年功序列や終身雇用の時代は、軽く20年以上前に終わっています。
そのため、自社の調整や自分の持つ仕事だけ出来れば良いという時代ではありません。
(社内調整だけで偉くなってしまった一部の上司と、考え方が合わないかと思いますが。)
自分の仕事以外に1つ以上の「特技」を身につけることが大切です。(複数あればより良い)
特技は、学問や技術に限られません。(もちろん学ぶことも技術を身につけることも大事です。)
自分は仕事の関連にも株式投資にも役立つ「税金(租税法)」からアプローチしました。
また、特技を「趣味や好きなことから見つけ出す」こともできます。
自分の場合は「鉄道旅行」、好きで北海道に何度も足を運びました。
こんな趣味でも、特化することで大学院で知り合いを作るきっかけになったりしています。
自分の特技を見つけ、伸ばすことで、40代に持っていける「武器」が増えます。
以上の3点を守るだけで、40歳になった時に感じる後悔や請求書は減ると思います。
3 まとめ
読み返すと説教っぽい記事ですね、まぁ、いいか。
ふと立ち止まって社会人(サラリーマンとして)の14年を振り返ってみました。
(もうすぐ独立してサラリーマンじゃなくなるかもしれませんし・・・。)
39歳は、人生80年(男性の平均寿命)とすると人生のハーフタイムです。
今思うと、学生を終えた22歳(私は、3年遅れて25歳でしたが)が、一つの分岐点であったと思っています。
40歳までの18年間を、より意味のあるものにするかどうかで、その後の人生がより充実したものになると思います。
学生時代は勉強をするも遊ぶもある程度自由でしたが、社会人になると時間が極端に減り、どのように時間を活かすかが重要になってきます。
ところが、社会人になった直後だと自身の視野が狭くて気づけなかったことが多く、効率の悪いことをしてきました。
故に39歳に今だからわかったことがあります。
そこで、今回は社会人直前の25歳春の自分(他の人なら22歳など)に伝えるなら何かを意識して記事を書いてみました。
まとめとして、重要なのは3点。
・人を大事にすること (人間関係)
・自分を大事にすること (心身の健康)
・自分の特技を見つけ伸ばすこと (自己の成長)
逆に言えば、この3つくらいだと思います。
これらを22歳から意識的に続けるか否かで、40歳になったときに差となり現れます。
無視して40歳で気づくと、倍の頑張りを見せても遅れを取り返すのに18年、58歳まで頑張らないといけません。
最後に、日米プロ野球通算4,000本安打を記録したイチロー選手の名言を紹介しましょう。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」
40歳に向けて、良い18年になることを祈ります。
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