リュウです。
今回は、余暇の話とあわせて、
青春18きっぷの旅について書こうと思います。
妻と娘は8月5日~19日に熊本の実家に向かいます。
私は11日(13~17日)から休みをいただけました。
8月11日朝から出かけて、19日に妻と娘と帰ってきます。
妻が、「ゆっくりしてきていい」という許可をくれたので、
16日に熊本に着くルートにしました。
娘が生まれるまでは、割と無理をした旅行計画を立てられたのですが、
最近はご無沙汰だったので、今回は割と無理をした旅行にしてみました。
鉄道ひとり旅というテレビ番組がやっていますが、
あのような旅が理想系ですね。
渋い駅と、チョイスと、現地で食事どころを探すところとか、
まさに自分の旅の理想系に近いです。
■長門本山駅(朝夕のごく一部の時間しか行けない到達困難の駅)H30.3■
●今回のトピック
1 今回の旅の計画
2 18きっぷを入手
3 ルートを考える
4 持って行くもの
5 気をつけるべきこと
1 今回の旅の計画
上述の通り、結構ハードなスケジュールにしました。
まともに旅行できたのが、1年半前。
卒業式の前日に若干旅行できたとして半年前です。
久々だったので結構詰め込んでみました。
0日目(8/10) 東亜大学大学院の友人と飲みに行き、渋谷に泊まる
1日目(8/11) 渋谷から長野へ。長野電鉄に乗り、東亜の友人と飲み。
翌日の事情を考慮して松本まで引き返して泊まる。
2日目(8/12) 松本発 名古屋、米原経由で大阪に昼について仮眠。
夕方から東亜の友人と飲み。なんばに宿泊。
3日目(8/13) なんばからバスで伊丹空港へ。鹿児島空港へ飛び、
鹿児島から18きっぷの最難所のひとつ宗太郎駅をめざし、別府に泊まる。
4日目(8/14) 別府発、東亜の友人と昼を食べて、博多天神へ行き博多の友人と飲み。
天神に泊まる。
5日目(8/15) 博多天神発、姪浜を抜けて佐世保を経由して長崎へ泊まる。
6日目(8/16) 長崎発、島原鉄道に乗り、島原からフェリーで長洲港へ。
大牟田から妻の実家の最寄り駅を目指す。
我ながら飲んでばっかりですね。
普段、平日に飲むなんて月に1回程度なのですが。
もっとも、アルコールはなくてもいいのですが、
卒業して友人と語る機会がほしかった次第です。
今回は、東亜の友人と飲むこと(同窓会?)と、
鉄道的な意味では、
・中央線制覇
・長野電鉄制覇
・宗太郎越え(18きっぷで越えるのが難しい駅)
・島原鉄道制覇
・目的がないと中々いけない長崎駅
を目指すすることになります。
(長くなりましたので、実際に旅をしたときに解説します。)
乗車(構内に居る)時間は、
1日目 8時間
2日目 8時間
3日目 14時間
4日目 6時間
5日目 8時間
6日目 4時間といったところです。
今回は、18きっぷの旅をしたい方に役立つ基礎知識を書こうと思います。
2 青春18きっぷを入手
青春18きっぷはJR全線の普通列車、快速列車が1日乗り放題になる切符です。
(細かいルールや例外処理については省きますが、
使った日の0時から23時59分まで使えます。)
金額は11,850円、期間内で5日(人)使うことが可能です。1日あたり2,370円です。
時々勘違いされている方がいますが、
「青春」「18きっぷ」とありますが、何歳でも買えます。
ちなみに、東京駅から2,370円で行ける区間だと、片道121~140キロ区間(2,270円)で、
上越本線なら、渋川の先、水上の手前の津久田駅(135.5km)
東北本線なら、宇都宮の先、黒磯の手前の片岡駅(135.5km)
東海道線なら、沼津の先、富士の手前の東田子の浦駅(137.4km)になります。
一方で、青春18きっぷを使うと、1日でいける区間として
・東京駅から最も北上すると青森駅まで、
・西は小倉駅まで行くことができます。
(2018年7月現在)
休みが何日かあるならば、遠出をするのに楽しめるきっぷです。
・クレジットカードで買える
青春18きっぷは、JRのみどりの窓口や一定の券売機で購入できます(クレジットカードも可能)
券売機を利用して買う詳しい方法がわからない方は、みどりの窓口ですぐ入手できます。
なお、クレジットカードの場合、「C制」と表記され、
使用したクレジットカード(と領収書)を準備しする必要があります。(手数料はクレジット現金問わず220円)
・金券ショップは使えるか
金券ショップでも18きっぷを取り扱っていることがあります。
ただ、割引率が低く(1%~2%くらい)若干安く購入できますが、
上記の理由で払戻ができないので、必ず乗る予定の方以外は使わないと思います。
ちなみに、5日間使い切ることは中々難しいため、
1~4日(人)分の18きっぷは使い勝手が良く、中々金券ショップで見ることはできません。
・ネットオークションで購入
ネットオークションを見てもらうとわかるとおり、
18きっぷはネットオークションでも出回っています。
1~4日(人)分の18きっぷを入手するためには、こちらを使う人が多いです。
上述の通り、使い切りやすさの関係で、相場としては、
1回あたりの金額が残り1回が一番高く、残り4回が一番安くなります。
定価を5で割った、2,370円より高いことが多く、
春、夏、冬で変わりますが、1回3,000円程度が多いです。
ネットオークションで買うときに最重要なこととして、
「○月△日までに返却」と書いてあるか否かをチェックしてください。
「○月△日までに返却」とは、簡単に言うと、
「○月△日に戻してくれるなら18きっぷを貸してあげよう」という出品です。
乗車時期が合う場合で、かつ安いときは選択肢に入れてもいいですが、
私は買いません。紛失した場合の責任もありますし、あまり安くないです。
折角の旅行ですし、最終的に手元にあることが好ましいです。
返却不要としているきっぷとそんなに金額が安くないことが多く、
個人的にはオススメできません。
なお、ほとんどの場合、返送用送料は出品者持ちです。
3 ルートを考える
実際の旅行をする際の準備、ルートを考えます。
鉄道の旅をメインとするならば、ルートの設定は重要です。
また、運休等でコースを変えることになっても行けるルートが望ましいです。
・目的を決めよう
旅なら当然ともいえますが、
具体的にどこに行くか、優先度を決めとくと良いです。
列車が遅れた場合や、運休になった場合に、
別のルートや断念しないといけないものが出てくる場合があるためです。
私の今回の旅は、
レアな路線(宗太郎越えは18きっぷ乗りでは難所と呼ばれており、2018の改正でよりつらくなりました)と、
友人との飲み会がメインです。
過去には、北海道新幹線開業前の駅の様子が見たいのでそれをメインとして、
温泉旅行をしに北海道を目指したりしたこともあります
また、目的を決めておくと、達成感もあります。
・便利ツール
昔は、路線検索サイトで「特急無し、新幹線無し、高速バス無し、空路なし」と指定して探したものですが、
今は18きっぷ検索という便利サイトがあります。
18きっぷで乗った場合のルート検索をしてくれます。
上述の通り、普通、快速しか乗ることができません。
若干乗れるルートが出てきてないように思いますが、誤差の範囲です。
・時刻表の準備
当日に持って行くと良いものではありますが、ジョルダンで検索し、
時刻表にマーカーで塗っておくと当日見やすいと思います。
あとは、上述のジョルダンのルートを確認するためにも使えます。
・秘境駅のHP
こんなレポートを挙げている方もいます。
地方に行く方は、秘境駅を目的に降りるという方もいます。
わたしも、秘境駅そのものを目指したことはないですが、ついでに寄って来たことなどは何度かあります。
4 持って行くもの
長距離移動の旅の荷物は、軽いに越したことはありません。
こだわる方を除き、着替えも現地のコインランドリーなどを利用して、
極力少ないセット数で行くのが理想です。
列車に乗る時間が長いとはいえ、
長時間、荷物を持っての移動なので、重いと動きたくなくなります。
(そういう点で、お土産も買いすぎに注意です。)
ただ、必須なものを挙げておきます。
・携帯の充電器(重さは考慮すべき)
旅にでるので絶対忘れることはないと思いますが、
必ず持って行くと良いです。
ルート再検索、補給物資の販売場所(駅弁やコンビニなど)
とにかく地方では充電できるタイミングがありません。
電源付きの席は、特急・新幹線が多く、途中充電も困難です。
旅行に限らず、車両で充電している方がいますが、
盗電は違法行為なので、充電は許可された場所か宿でしましょう。
・軽食
鉄道ひとり旅において、食事のタイミングは、
列車を降りてから次の列車に乗るタイミングに限られます。
(あとは目的地についた後。)
計画的に乗っていくと乗り換えの時間が10分未満のことも多く、
特に地方だとコンビニもなく、駅弁も入手困難なケースも多いです。
(外食なら最低40分、駅構内のコンビニや弁当屋なら15分は必要です。)
補給物資として携帯可能な駅弁や、食料を持っていると心強いです。
大抵、食べている時間が無いです。
・時刻表
上述のジョルダンでもいいのですが、
ジョルダンだと、指定した駅(今自分がいる駅など)から目的地への時間しかわかりづらいため、
時刻表のようなアナログなものが役立ちます。
また、秘境駅や名所などが、
あと何駅かわかりやすいメリットもあります。
・デジカメ(人に寄る)
景色をとります。
私はスマホで取るのであまり無縁です。
旅行のブログを書いている人などは良いカメラを持っている方が多いようです。
・ICレコーダー(人に寄る)
音声をとります。
マニア向けだと思います。
5 気をつけるべきこと
・目的をはっきりしておく
「ルートを考える」でも書きましたが、
目的又は「ここは絶対見たい、やってみたい」などのこだわりを持つと楽しい旅になります。
また、アクシデント(運休・遅延)が起きた時などに、あわてずに済みます。
・慣れないうちは、乗車時間は一日8時間くらいに
上記、運休、車両トラブルで遅れ接続の失敗などが起きたときに、
その場でルートを修正するのは慣れていないと大変かと思います。
また、長時間の鉄道の旅は、ずっと座ってはいるものの疲労します。
旅先で休む時間も必要です。
・夜更かししない
寝不足になると翌日に響きます。
(山登りなどでも、高山病の原因にもなり、寝不足は大切なものといわれています。)
寝不足だと、乗り継ぎを間違えたり、朝列車に乗り遅れたりします。
加えて、しっかり睡眠をとることで、旅が充実したものになると思います。
これからの夏シーズン、今年の夏の青春18きっぷは9月10日まで使うことができます。
関東なら近畿、北陸、東北。
近畿なら中国、関東、四国、九州など半日から1日で移動して十分遊ぶことができます。
(今からピークシーズンの宿を取るのが大変ですが)
ステキな旅行になるよう、18きっぷを利用してもらえればと思います。
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