在宅ワークのメリット・影響の無かったこと

リュウです。

今日はずっと家にいる予定。

ただ、治した歯が5日くらい前からかなりの知覚過敏状態になっていて歯医者に行こうと思っています。
水を飲むくらいで痛みがくるのは虫歯が復活しているかもしれません。

それはそうと、本題。

うちの業界にも在宅ワークが始まりました。
若干想定外だったのですが、交代制で週の半分は待機という方針。

中国の武漢から始まったコロナウイルスが、通勤で罹患したり広めているという見方は間違っていないのでやむなく受けることに。

ただ、そんな在宅業務もやってみると意外な発見がいくつかありました。
独立手前に知って良かったこともあったので、今日はそのあたりを整理。

●もくじ
1 急な在宅業務の指示
2 メリット
3 デメリット
4 意外に影響の無かったもの


※在宅ワークのために少し贅沢。

 普段のマイルドカルディからプレミアムブレンドにしてみました(2020.4)
といっても100gで150円弱の出費で。

1 急な在宅業務の指示

「在宅業務をお願いします。」

 

職員全員、週の半分は家で業務をすることが決まったのは、在宅業務開始の2日前。
急遽、色々なものを用意することになりました。

仕事柄、家でやれる業務内容が少なく、業務を偏らせて家で進められる業務を敢えて職場でやらないようにして準備。
突貫作業なので、準備できる量も限られている中、在宅業務が開始。

 

2 メリット
まずは、在宅業務のメリットを整理。
メリットは3点。

・通勤時間ゼロ
「サラリーマンは、通勤時間が一番の時間の無駄」
という人がいます。
それもそのはず、通勤に往復2時間として年間約230日(365日×5/7-30日)、460時間。
これに土日の時間を合わせれば、税理士試験のミニ税法くらいは合格ラインの射程圏内に入る時間です。

大卒22歳、60歳定年(もう65歳になってるかもしれませんが)で38年。

 

480時間×38年=17,480時間の時間を通勤に使っている計算です。

通勤で本を読むことは可能でも、テキストを開いたり総合問題を解くにはちょっと難しいですが、在宅業務ならそれも可能です。
課業時間を普段どおりとしても、通勤時間だったものを使って集中して資格試験の勉強に費やすくらいの時間を確保できます。

私は朝、本をじっくり読む習慣に戻しました。

・課業時間をある程度管理可能
試しに、自分の職場の課業時間に合わせず、夜間や早朝に仕事をしてみました。

今のところのルールでは、一応の業務時間は決められています。(変わるかもしれない)

実際のところは、上司が指示した業務を仕上げて、出勤日にその報告と完成物を提出する感じです。
とはいえ、実態としてはフレックスタイムで業務をできます。

課業時間を同じにするにしても、同じ作業量をこなすなら早朝にはじめるのが非常に効率的。
朝起きてシャワーを浴びてコーヒーを準備したら早速4時間仕事、脳が起きたてで疲れておらず、普段の職場の業務速度より速く進みました。

朝イチで業務をこなすと良いテンションで午後も続くので、同じ作業量なら8時間業務を6時間で済ませられるかもしれません。
独立している方はこういうメリットを受けているかもしれません。

・娘と遊べる
これも大きなメリット(後述、デメリットでもある。)

現状、保育園を休みにせざるを得ないので娘が家にいます。
娘を見ながら仕事は大変ですが、大きくなるにつれて娘と遊べる時間が減るので貴重な時間を得ることが出来ました。

3 デメリット
一方でデメリットを4つ。

数こそメリットより多いですが、環境整備ができれば解決できるものが多いです。

・現行制度だと保育園に預けるのが困難で業務が難しい
娘と遊べるメリットは、一方で仕事の効率を下げます。

妻が娘と出ている2時間の集中が重要です。
仕事を短時間で仕上げて、その後娘の相手をするのが一番バランスが良いです。

その点で、業務は課業時間で管理するより、成果や分量で管理してくれたほうがラクですね。

・個人情報の持ち出しが困難
仕事上出てくるのが個人情報。

殆どの業界で、個人情報の自宅への持ち出しは不可能(業界によっては形式的かもしれませんが)と思われます。
一方で業務には個人情報が多くなりがちです。

テレワークの準備ができていて、ある程度個人情報が漏洩しない管理をした上で始めている企業も多いと思いますが、自分の職場みたいに突貫で始めるような業種だとこの点を改善しないと業務が限られるデメリットがあります。

・ローテーションを崩しやすい
仮に個人情報の持ち帰りをできても、職場環境と同じものが準備されているわけではないので日常業務の全てを家でできるわけではありません。
結局、仕事を持ち帰る業務と持ち帰れない業務を分けて、持ち帰れない業務のみを職場でするためこととなり、仕事の偏りが出来ます。

自分の場合、ある作業を終わらせるのに、A→B→Cと仕事の順序を決めて効率を上げます。
それが、在宅業務をすること隣、職場では、A(4/6)→A(4/7)→A(4/8)とこなして、家でB(4/6)→B(4/7)→B(4/8)とやこととなります。

 

そのため、効率よい業務の進め方をしづらくなるデメリットがあります。

とはいえ、在宅業務の手順での効率化を模索することで解決できる可能性はあります。

・データの送信環境が充実していない
環境が整っていないので、資料と完成品の送受信に手間がかかったこと。
今回は、これが大きいデメリットでした。

 

個人情報の管理が厳しいため、メールの送受信をするための許可がかなり煩雑であったことがメインの理由です。

テレワークの環境をあらかじめ準備している職場なら問題なくできるのだと思います。
逆に、通信環境が弱かったり、国内のネットワーク回線使用率増加で遅くなるなどのデメリットが増えるのでしょうが・・・。

4 意外に影響の無かったもの
在宅業務でのメリット・デメリットで、外部で言われているところだけど、実際はそうでなかったものもあります。

・家だと集中できないということは無い
全然問題なかったです。
これは、職場半分、在宅半分だからというのもあるかと。

家でやることをはっきりと決めていることが大切だと思われます。
当たり前といえば当たり前ですが、独立するときはサラリーマンの時以上にスケジュール管理(翌日、翌週、月単位)が必要に感じられました。

・個人情報の壁があっても、やれる仕事はある
自分のかかわる業界は個人情報を扱うことも多く、やれることなんて無いと思っていましたが、意外と数日の業務を埋める程度の仕事はありました。

(ずっと続けるにはやっぱり職場に行かないといけないことも多々ありますが。)

どちらかというと、自宅でやれる業務とやれない業務を見つける過程で、日ごろの業務を見直すきっかけになったという発見にも繋がりました。

●まとめ
やってみると良い経験になりました。
意外とこなせるものです。

また、独立時に家で業務をするときに必要なものをイメージする機会になりました。

独立後は自己を管理する(マネジメントする)必要があります。
遊んでしまうなどの問題もそうですが、業務の管理は必須です。
過小にすればだらけたり収入減になりますし、過大にすれば体調を崩します。

単なる従業員の視点からの在宅業務としては、運用にデータの転送が面倒なことが負担です。
あとは、娘が家にいることのメリット・デメリットを実感。
癒してくれる半面、稼働時間も減少です(集中力でカバーしましょう。)。

まだ、しばらく在宅業務の兼業も続くため(もしかしたら5月7日以降も想定。)、独立後の自分をイメージしながら在宅業務を活かしたいと思います。

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