リュウです。
久々に鉄道ネタを。
北海道のもう一つの観光目的、5月に一部廃線となる「札沼線」です。
もう二度と乗れないと思っていたのですが、今回のTKCセミナーがあったので(それを口実に)乗りに行ってきました。
●もくじ
1 5月に一部廃線となる札沼線とは
2 アクセス方法
3 現地の様子
※今回の目的地、新十津川駅(北海道新十津川町 2020.1)
市街地付近にあるのに、駅舎と雰囲気が最高の不思議な駅です。
1 5月に一部廃線となる札沼線とは
札沼線は、「北海道札幌市中央区の桑園駅から北海道樺戸郡新十津川町の新十津川駅までを結ぶ、北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線(地方交通線)である。「学園都市線」(がくえんとしせん)という愛称が付けられている」路線です。(Wikipedia)
かつては、札幌駅(厳密には桑園駅)と留萌本線の石狩沼田駅をつないだ路線です。
ただ、現在は札幌から新十津川駅(新十津川町)で終点。
新十津川駅から石狩沼田駅は1972年に廃線になっています。
愛称の「学園都市線」は、北海道医療大学を含め、学校がいくつかあるから付けられたようです。
北海道医療大学駅より先は、学園都市とは異なる、気動車の走る雰囲気あるローカル線になります。
(医療大までは電化区間(いわゆる電車が走る区間)で人も多いです。)
今回廃止になる区間は、北海道医療大学駅から新十津川駅の非電化区間。
名実共に、札沼線という名前は忘れ去られ、「学園都市線」となるのだと思われます。
浦臼駅より先は1日に1往復しかせず、かつ新十津川駅は、最終列車が午前10時(10:00)という日本記録ホルダーの駅です。
TKCのセミナーの前にこっそり行きました。
2 アクセス方法・チケット
(1)アクセス方法
アクセスには2案ありました。
①札幌駅から新十津川駅へいって往復する方法
②滝川駅に行く(駅へ戻る)ためにバスに乗る方法
①は、行きも帰りも札沼線。
②は、滝川から新十津川へアクセスまたはその逆のルートです。
実は、鉄道好きには有名(?)ですが、新十津川駅は滝川駅からも近く、アクセス可能です。
近くまでバスも出ており、(かなり)頑張れば徒歩でも十分にアクセス可能地域です。
数年前にのんびり石狩川に架かる橋を歩きました。
今回は②の方法。
列車入線の動画を取りたかったのでバスで目指しました。
(2)チケット
次にチケットについて。
北海道の札幌から旭川間は、「えきねっとトクだ値」というチケットがあります。
人数制限が厳しめですが、最大で45%引きになるチケットです。
(どうやら宗谷本線の音威子府駅まではMAXで55%引きもあるらしい。)
(参考:https://www.eki-net.com/top/tokudane/kakaku_hokkaido.html)
ただ、目的地に制限があり、札幌〜旭川間でないとその恩恵を受けられません。
・・・・いや、でも滝川まで普通に買うより安いんじゃないか?
ライラック トク45 2,860円(乗車券1,570円、特急指定1,290円 なお、旭川まで乗れます。)
ライラック 通常 3,040円(乗車券1,890円、特急自由1,150円)
まさかの逆転現象です。
旭川まで乗るともっとトクなのですが、滝川まで利用してみることにしました、若干邪道ではありますが。
(なお、滝川で乗り換えると普通列車のみ利用可能。
下車すると「前途無効」、乗りなおしは不可能な設定です。)
と、いうわけで今回の切符です。
※今回の切符(2020.1)
直前でしたがギリギリ購入できました。
職場の後輩が、「新十津川駅~石狩沼田駅(当然ルートは札幌方面経由)」という、
マニア受けしそうな切符を買おうか迷っていました。
ライラック3号 札幌 7:49発~滝川 8:41着(札幌駅 2020.1)
この789系という列車は、青森駅~函館駅を結ぶスーパー白鳥という特急として使われていました。
蟹田駅(津軽今別駅)から津軽海峡をかっ飛ばす姿がカッコ良かったのです。
(3)滝川からのアクセス
滝川駅に到着。
※臨時列車が?(滝川市 2020.1)
かつての2429D(のんびりと8時間半かけて釧路に行く列車)のルートと思しき行き先
新十津川駅の入線予定が9時28分(札幌からの到着時刻)。
9時04分のバスでギリギリ間に合うはず・・・が、バスが来ない、7分ほど遅れました。
※新十津川役場行きのバスは滝川駅1番のバス停から発車します(2020.1)
大雪の翌日だったからでしょうか。
滝川市は北海道でも有数の豪雪地帯と聞いていたので折込済みで遅延などないと思っていたのですが・・・、やむを得ない。
新十津川(町)役場駅に到着後早足で新十津川駅へ。
3 現地の様子
構内に入ると・・・、到着寸前でした。
動画は15秒くらいしか撮れませんでした、致し方ない。
※カレンダーには降車人数が書かれていました。(2020.1)
記念切符と写真を撮りまくって乗車。
5歳くらいの子が写真を撮って走り回っていました。
※5月以降は学園都市線の名に合う路線になるんだろうなと哀愁(2020.1)
※北海道でよく見るキハ40(国鉄時代のディーゼル車)(2020.1)
色々撮影をしていたら10時になり、発車。
外の方々が手を振っていたのが印象的でした。
そして、終着の石狩当別駅。気動車区間はここで終わり。
ここからはのんびり電車で札幌へ。
電車を待つ間、石狩当別駅が洒落にならないほど寒くて吹雪いていました。
※恐らく人生初のマイナス10度の世界で吹雪の中15分ほど待つ。
(北海道当別町 石狩当別駅 2020.1)
そんな猛吹雪に見舞われる瞬間も有りましたが、意外なことに12時18分頃に札幌着(3分遅延、石狩当別駅までは定刻という。)。
12時25分にTKC北海道の前に間に合いました。
その日は、夜までハードな日でしたが、やりきった感が有りますね。
●まとめ
ギリギリながら、札沼線の乗り納めができました。
5月までに北海道に行くのは相当な理由が無ければ難しいと思うので今回が最後だと思います。正直もう乗れないと思っていたので良かった。
まとめも何もないですが、5月6日を最後に札沼線は北海道医療大学までを残して消滅します。乗りたい人は、今の時期が良いです。
雪景色の今、新十津川駅の駅舎が映えます。
好きな方は、ぜひ乗ってみましょう。
運が悪いと運休しますが・・・。
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