情報収集としての読書法

リュウです。

今日は、甥っ子への誕生日プレゼント(3歳)を買うために出かけてきます。
昨年は、(ふるさと納税で甥へプレゼントを贈る)で、Nゲージをプレゼントしたのですが、流石に2歳では早すぎた模様。

今回は年相応のものを提供しようと思います。

さて、本題。
今日は「情報収集としての読書」について。

読むことそのものは「楽しい」ものです。

漫画や小説などは、「趣味としての読書」として楽しんでいます。
一方で、ビジネス書などを読むときは、少しでも早く、多くの情報を収集するために「情報収集としての読書」をします。

今日は、少ない時間で、一流のものを吸収するための工夫を紹介します。


※本は知識の宝庫です。(2019.11)

 ジャンル、キワモノ、対象年齢問わず、役立つと思ったものはなんでも読みます。

●もくじ
1 1年に365冊本を読んで書評を書いていた自分
2 情報収集としての読書法
3 具体例

1 1年に365冊本を読んで書評を書いていた自分
自分は2009年~10年頃、当ブログで書評を書いていた頃があります。

書評を書くことそのものは楽しかったですが、アウトプット方法が変わったのと、当時は税理士試験が忙しくなってきた頃だったため、現在では書いていません。
しかしながら、本を読む習慣は身についたと思っています。

毎日書くためには、少なくとも1冊は本を読了する必要がありました。
実際には、書くのに適さない本もあり、2冊読む日もあったので1年1ヶ月の間に500冊くらい読んでいたと思われます。
ビジネス書がメインのため、1冊200ページ以上で、これらを読んで毎日記事にするためには、ある程度の速度で本を読む必要があります。

そこで、ビジネス書に関する読書を「趣味」としてではなく、「情報収集」とするようにしました。

「趣味としての読書」「情報収集としての読書」では、違う読み方をします。
前者は精読、後者は速読をするイメージです。

趣味としての読書で速読をしても楽しめなかったり、
情報収集としての読書で1単語ずつ丁寧に読んでも効率が落ちたりするわけです。

2以降では、「情報収集としての読書」について解説しました。
恐らく速読法でも同じ様なことを書いていると思いますので、興味のない方はここまででよいと思います。

 

2 情報収集としての読書
あの分野の第一人者は何を考えているか、どういうことを必要としているか。
これらを知ることに特化した場合の読書の手順を解説します。

(1)多読は必須
1冊の本を読んだだけだと考え方が偏ること、重要なところを掴みにくいことから、「情報収集としての読書」は、多数の本を読むことが原則になります。

1冊を精読することも必要ではありますが、全ての本が精読する価値があるわけではありません。
精読する価値がある本かどうかを読み解くために、多読は必須となります。

(2)多読(速読)するための方法
多読のためには、必須ではないものの可能な限り本を早く読むべきといえるでしょう。
ここでは、多読するための速読のポイントは3点。

①1冊の本で得られる情報はわずかであると知る
②本で得たい情報をあらかじめ整理
③重要と思った情報を書き出す

①1冊の本で得られる情報はわずかであると知る
日本の殆どのビジネス書では、本当に役立つ重要なことはわずかです。
 

これは、日本のビジネス書の業界の方針かは不明ですが、
 

・ビジネス書のページ数200ページ以上にこだわる
・日本語そのものの情報量が少ない

 (日本語の情報量の少なさを「歌詞」で検証したブログがあります。

  学術研究もあったのですが今日のブログを書く時間で、アドレスを思い出せませんでした。)

が理由であると思われます。

これらの通り、日本語のビジネス書は、「情報量が少ないこと」「少ない情報量を膨らませている」から、不要なところを軽くさらって読んだとしても影響がないわけです。

これは個人的な感覚かもしれませんが、

ページを増やすために出てくる「著者の自慢話」などは本にあまり載せてほしくないところ。
著者の実体験によるエピソードなどは仕方ないとしても、再現性の無いポジショントークを読者は求めてないと思う次第です。

だったらページを30ページ削って、300円安く売ってほしいですね。
 

②知りたいことを「決め打ちして読む」
次に、知りたいことを「決め打ちして読む」ことが重要です。
ある程度目的とキーワードを絞って読むことで、読む際にもその目的に合う内容やキーワードがでたらそこの情報を収集すればよいため効率が良くなり、見落としも減ります。

そのため、読む前からその本で得たいことをあらかじめ整理しておくと良いです。
1冊の本に複数の情報が載っている本などで、全ての章を詳しく読む必要は無いわけです。

例えば、「数学」の知識を得るために読むと決めたら、「現代社会」のページに時間を割く必要はありません。
(なお、読み飛ばすわけではなく、分野や内容により関連性を追うために眼を通す必要はあります。)

③重要部分を書き出す
その本で必要な部分をノートにメモしながら読みます。
これはアウトプットと、次の本を読む際のキーワードを抜き出すことができ、一石二鳥になります。

参考までに、
自分が読む速度は200ページなら40分程度。
1分5ページ程度です。(メモの時間を含む。)

恐らく、速読術を極めている方々と比べると、そんなに高速でもないのかなと思っています。
(世の中には、数分で200ページの本(小説1冊など)を読むような方もいるようですね。)

(3)多読のための本を探す
自分が必要と思う本を読めばいいのですが、一応多読向けの本の探し方。

多読するのは、関連情報を取得して知識の枝葉や厚みをもたせるためであることに留意しましょう。

●多読する価値のある本
①読んだ本の著者の別の本
②読んだ本に近い本(Amazonのこれも買っています系)
③キーワードやジャンルで本を検索
④同じ価値観の人のオススメ本
⑤読んだ本で引用された本、オススメしている本

などが参考になると思います。
 

本の探し方は、特段変わったことをしてはいないと思います。

上述の通り、多読するのには、知識の枝葉や厚みを持たせるためです。

 

相応のコスト(時間とお金)が必要となりますが、必要な部分を最大公約数で取得できるので、
この分野で必要なことは○○だ。というのをつかむことや、この作家が求めていることは○○だ。
というのを把握するのに役立つと思われます。

そして、共通点が出揃ってきたら読むのを辞めます。

あくまで情報収集が目的なので得られる情報が出揃った以後は、
その作家に教えてもらうことを実践やブログなどでアウトプットすることが重要になります。

このような方法で、「情報収集としての読書」をすることが出来ます。

3 具体例
当方、4,5ヶ月前に堀江貴文氏の本を読んでいました。

きっかけは、「情報だけ武器にしろ。: お金や人脈、学歴はいらない! 」ポプラ新書(2019)です。
この本そのものは、駅にある本屋で買ったため買った日は不明(領収書も手元に無い)ですが恐らく6月末~7月始め頃買ったようです。

読んでみて、この作家の本に価値を感じたので、Amazonで中古本を物色、多読を開始。

Amazonの購入履歴を追ってみると、

注文日    タイトル
2019年7月8日 考えたら負け 今すぐ行動できる堀江貴文150の金言 (宝島社新書)
2019年7月8日 夢をかなえる「打ち出の小槌」 堀江 貴文
2019年7月8日 多動力 (NewsPicks Book) 堀江 貴文
2019年7月8日 本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)
2019年7月14日 ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江 貴文
2019年7月14日 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎
2019年7月18日 稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方 堀江 貴文
2019年8月23日 ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (ノンフィクション単行本) 堀江 貴文
2019年8月23日 属さない勇気: まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」生き方改革
2019年8月23日 バカは最強の法則: まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方
2019年8月25日 青雲の梯 老中と狂歌師 (100周年書き下ろし) 高任 和夫
2019年8月30日 僕たちはもう働かなくていい (小学館新書) 堀江 貴文
2019年9月2日 マンガ版 堀江貴文の「新・資本論」 (宝島社新書) 堀江 貴文

と、2ヶ月弱で、ホリエモン関連だけで、「情報だけ武器にしろ」を含めて14冊読みました。
思ったより読んでましたね。

なお、著者が堀江貴文氏でない本は、本で紹介していた本です。

そして、9月2日以降は1冊も買っていなかったようです。
恐らく、無意識である程度著者の伝えたいことを無意識に理解出来たと判断して、買うのをストップしたのだと思われます。

広く読み、知識を体系化して覚える。
これだけで短時間で、その分野で特に必要なことを知ることが出来ます。

これが「情報収集としての読書法」です。

 

●まとめ
「情報収集としての読書法」
、重要なことは3点

1 知りたいことを決め打ちして読む
2 必要なキーワードをメモる
3 関連書籍やオススメ本で周辺分野を広げ、多読する

この3点で、

本来の読書法とことなり、効率よく情報を集めることが出来ると思います。

「情報収集の読書」「趣味としての読書」のどちらがよいというわけではなく、用途で使い分けることが重要です。

参考になれば幸いです。
 

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