リュウです。
第46章では、家庭の話や、ソロモンの話、ガイコのバーンの引き抜きなどがありましたが、
特にグレアム先生の「証券分析」出版50周年セミナーが見所でした。
株価の動きは予測できない。
コイントスをしているようなもので、
ランダムウォークをしているという理論がある。
(だから、経済成長を待つだけのインデックス投資が有効だ、
というのがランダムウォーク論の結論のようです)
しかしながら、バフェットはこの理論に反証を出しています。
グレアム・ドッド村の住民たちの多くを例に出し、
多くの人が利益を出していることを示した。
ランダムウォークしているならば、
勝てない人もそこそこ出るはずなのに、
グレアム・ドッド村の人は成績を残せるのか。
これは、コイントスに勝ち続けた幸運な人の集まりなどではなく、
何かの傾向があるということです。
グレアム先生を称える団体のセミナーなので、
バフェットの言葉が喜ばれたのはいうまでもありませんが、
グレアム先生の資産バリューに対する投資は一定の成果を挙げています。
現時点では、その手法を取れるほど、
資産のバリューを持つ企業を見つけ出すのが難しいかもしれません。
(おそらく皆がその方法を理解し最適化されたのだと思います)
ただ、グレアム先生の残した手法は、
現代の投資家にも受け継がれ、
長期投資家の助けになってることでしょう。
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