リュウです。
今日は17章。「わが師、グレアム」についてです。
バフェットの師匠といえるグレアム先生の私生活や考え方について、
第17章では触れています。
読んでみて思うのは、
グレアム氏は孤高の男性であり、
常に知性を光らせている人であったようです。
相棒のデービッド・ドッド氏も親密になるのが難しかったと書かれています。(P225)
また、結構色々女性との交際をされていたようで、
奥様の評価はよろしくなかったようです。
バフェットは、その辺りについては目もくれず、
グレアム先生から学べることを学び続けていました。
特にこの3点をグレアム先生の授業空学んだこととして強調しています。(P237)
・株は企業の一部を所有する権利である。
その企業全体の価値を株数で割ったのが株価である。
・安全域の利用
・ミスター・マーケットは主ではなく、しもべでありコントロールするもの
さて、バフェットやその同級は就職を考える時期になります。
バフェットは、尊敬する師匠グレアム先生とともに働きたいと思っていました。
それこそ「無償で」働く覚悟ができていたようです。
当時、グレアム先生は、バフェットに成績A+という、
他の生徒に与えたことのない称号を渡していたので、
バフェットは、きっと承諾してくれると思っていたのです。
しかし、ユダヤ系の家系に育ったグレアム先生は、
「ユダヤ人の席を空けておきたい」という理由で体よく断られてしまいます。
仕方なくバフェットはオマハに戻ることになります。
しかしながら、運命は回るもので、
ここでグレアム先生に雇われなかったことが、
バフェットとスージーを出会わせる機会を作ることになったのです。
第18章はミス・ネブラスカとの出会いについてです。
それにしても、バフェットとグレアム先生について、
彼らは似たようなところもあり、似てない部分も多々あります。
お金に対して、
グレアム先生とバフェットとの共通点は、「お金に執着していないこと」。
そして大きな違いは、
グレアム先生は「これだけあればいいと思う金額さえあれば満足」ということでしょう。
バフェットは、お金に執着してなくて、お金を集めている点について、
一見矛盾してるように見えるのですが、
彼は「お金そのものが増える過程を楽しんでいる」のです。
投資法については、
バフェットが当初グレアム先生のバリュー投資をメインにしていましたが、
現在は、成長株とバリュー投資を掛け合わせた投資法になっています。
あと、私生活では、
バフェットはあまり複数の女性について興味を持ってはいないようでした。
(7つの大罪について、
わたしは「暴食」と良い関係を保ってきたが・・・
この先「色欲」におぼれることはないだろう。 と発言している。)
対してグレアム先生は上記のとおり、
いくつか問題を巻き起こしているところから、
女性に興味を持っていると思われます。
似た点、似ていない点がそれぞれありますが、
バフェットはグレアム先生からさまざまなことを学び、
自分で判断し、バットを振ることで世界最高の投資家になっていくことになります。
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