おはようございます。
リュウです。
1990年、
バフェットが、ウェールズ・ファーゴ(Wells Fargo)銀行の、
10%以上の株式を購入した。
重なる不動産不況が続き、
ウェルズ・ファーゴ銀行は、商業不動産も多く持っており、
カリフォリニアの不況のダメージは大きいと予想し、株価は下がったようだ。
P64を読む限り、
バフェットは、普段会社を見る際のミクロ経済に加えて、
マクロ経済を見て銀行株を購入したように思えます。
しかしながら、
——————-
ウェールズ・ファーゴには、年間3億ドルの貸倒れ損失を引き当てた上で、
年間10億ドルの税引き前利益を出している。
銀行貸出額480億ドルの30%が不良債権化して、
はじめて利益がトントンになるが、そこまで酷い貸倒れは怒るとは考えにくい。
(バフェットのポートフィリオ ハグストローム著 P160)
——————
恐らくバフェットは、
上記のような、ミクロな部分に着目した上で、
カリフォルニアの不動産の景気回復を読み取りました。
89年に小さく打診買い、
90年に大きく購入をしたのだと思われます。
最終的に670万株以上を購入することになります。
—–
コメント