縁のない地域の不動産と融資を受けるための注意点を整理

木曜日から今日まである県への旅をしてきました。
ちょっとした不動産の投資案件があったので、情報収集と融資について銀行に相談してきました。

結構苦労したので備忘録的な意味で残すことにしました。
いずれ、投資案件として紹介していきたいものです。

ある県への旅

当方、通常は株式や債券投資辺りをメインに活動しています。
ですが、一方で会議室事業(9月に閉鎖しました。)等の不動産関連も少しやっています。

そんなわけで、今回は不動産関連。
ある県に、掘り出し物の物件があり、それを観に少し遠方へ行ってきました。

関連業務のため興味があるらしく、不動産業界かつ大学の先輩と一緒に2泊3日で旅行もかねて現地を見てきました。

ただ、地元の人の協力がなくては見つけることが難しい物件のため、現地に行って情報を収集してきた次第です。そのため、割と苦労をしてきました。

なお、コスト面は、GoToトラベルを利用してかなり削減することができました。

移動手段、現地のレンタカー、宿なども含まれて35%引きになります。
今後はビジネス利用の制限もありますが、観光目的なら今後も少し落ち着けば再開することになると思います。

※なお、だいぶ前の予約でビジネス利用はまだ可能です。
 今後は、自粛の空気もあり、かつビジネス利用はNGと明言されているので難しいでしょう。

 ちなみに、3日のうち2日でビジネスを決着つけて、3日目は観光もしてきました。

不動産屋

3店舗に回ってきました。

全部楽勝だったら記事にしなかったかもしれません。
正直、苦労した部分もあったので記事にしようと思いました。

A不動産

最初に行ったA不動産。
ホームページなどで情報も提供していたのもあり、もっとフレンドリーなのかと思いきや・・・。

営業の方から敵意を感じました。・・・正直怖い。

「ホームページに最新情報は載せてあるのでメールなり電話なりしてもらえれば対応しますよ。」
という感じで、とても話を聞く雰囲気ではない様子。

他の案件でも離したことがありますが、不動産業の方には時々(威圧してくる)怖い方がいるイメージです。正直、営業さんとの相性や方向性が合わないとうまくいきにくい感じがします。

不動産業の先輩も同行していたのも良くなかったのか、情報という情報ももらえず退散。
これは、案件として厳しいのかもしれないなと実感。

B不動産

1件目が怖かったので、かなりストレスをためながら2件目のB不動産へ。

こちらは、小さい町の不動産屋さんで店長さんが対応してくれました。
フレンドリーで1時間くらい店長さんが語ってくれました。

地元の事情や、手数料の話、BtoBでの需要などもでました。
今後も繋がっていきそうだったので安心しました。

やっぱり営業さんとは相性はあるようです。

なお、県外の方にも融資してもらえる銀行を紹介してもらうことは難しそうでした。
「縁もゆかりもないとねぇ・・・、奥さんがこっちに実家とかないですか?」

という感じで、やはり地域に縁がないと厳しそうな温度感でした。

C不動産

最後にC不動産へ。
とてもおしゃれな雰囲気の不動産屋さんで、割と県外からも相談を受け慣れている感じがしました。
初心者向けに資料なども自作されていて、とても参考になりました。

2件目と同様、県外の融資は無理だと思う・・・とのこと。

銀行

今回チャレンジする不動産は、特殊な性質もあるためか、

「地元の銀行でないと、まず融資を受けられない」

というハードルがありました。
そのため、最低限の信用がある「普段給与を入金している銀行や信金を使うことは不可能」でした。

そのため地域の銀行や信金などに相談をしていく必要がありました。

当初の計画では、1日目に不動産屋を回り、2日目に不動産屋さんに紹介してもらった銀行で話を…と思っていたら、紹介はなし。厳しい2日目になるだろうと予想。

候補となる地元の有名な銀行2件に連絡をして、直接向かう方法で行くことになりました。

こんな体当たりで良いのだろうか。
もっとスマートなやり方があるんだろうな、と思いながらもチャレンジ。

縁もゆかりもないので、元々アウェイです。
ダメもとでチャレンジしました。

A銀行

支店の選定は、この投資で縁があった方が使っていた口座のある支店にTEL。
若干郊外にあり、宿からは遠い。

9時ちょうどだと忙しいことを見込んで9時半にTEL。
電話をかけると折り返しになり、折り返し後やんわりとお断り。

「宿のそばの支店でご相談を受けるといいですよ。
 お電話しましょうか。」

と、店舗を紹介してくれるも、電話は結局してくれませんでした。
雰囲気から、ノリ気じゃない感が強く伝わったので次へ。

B銀行

もう一つのB銀行さん。
ここが無理だと、信金は地元でない人にはまず無理なので現金決済でないと不可能に近くなる。

B銀行は「縁もゆかりもない」とは言いつつも、過去にこの県へ来た時に利用したことがある(口座はない)銀行だったので、あわよくばとチャレンジ。

実際に行ったことがある地域なので、

・まずは口座開設で信用を積ませてほしい
→ 口座開設だけではだめ

・融資も併せて相談は可能か。
→ それなら融資担当につなぐ

融資担当が電話に出る。

→自営ですか、サラリーマンですか。
・サラリーマンです。

→一度、来店してお話を。

という流れで来店することが可能になりました。
サラリーマンだからOKだったかは明示しませんでしたが、一応、安定した収入は一つの条件なのかもしれません。あと、口座だけ開いても銀行のメリットはないので融資の話を最初に振ればA銀行も話を聞いてくれたかもしれません。

現地では、購入物件の内容を提示して融資の規模を確認。
融資関係の話も出ると思ったので、確定申告書と事業計画の代わりに、事業での収入の見込みや本人確認書類などを説明。(きっと本来は事業計画を書面で準備するものなんだと思う。)

現状などを教えてもらい、支店長さんに資料を見てもらい、物件とステータス次第でどうにか口座や融資がいける可能性はあると思う、と前向きに話を進めてもらいました。

何度も現地が来ないように住むよう、メール等でスムーズに対応してくれるという意味でも前向き。不動産屋さんの予想とは異なり、ダメかと思った道がつながった瞬間です。

まとめ

このように、融資すらまともにやったことがない自分でも体当たりで相談しに行くことができました。
(きっと運がよかったのだと思う)

今日のは、体当たりで学んだので、もっとスマートに融資を受ける人はいくらでもいると思います。
とはいえ、不動産で土地勘がない地域で戦っていく場合の要点を整理。

重要なのは4点。

 1 不動産に限らないが、地域に縁がない場合は優しい人に会えないと厳しい
 2 融資前提で相談すれば、縁がない地域でも銀行さんが協力してくれることもある
 3 事業計画と収入情報を(せめて確定申告書だけでも)持っていく
 4 とにかくしぶとく、諦めない

厳しかったですが、本気度が伝わったからか、特に銀行さんは最初より終わりの方がしっかり話を聞いてくれました。諦めない心が結果を生むような気がします。

不動産に限らないかもしれませんが、事業をやる方は「熱意」をもってチャレンジするといいことがあると思います。

何かの参考になれば幸いです。

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