米国株に限らず、株式投資ではすべての銘柄の銘柄情報を分析できれば望ましいです。
でも、実際は時間と効率の関係で全部調べることは困難です。
そこで、ある程度目星をつけて優良な銘柄を探す必要があります。
例えば、正当に評価される前の「IPO銘柄」や、「ETFの構成銘柄」などから分析をしていくのが効率良いです。
今回は、比較的簡単な「ETFの構成銘柄」について、調べてみましょう。
構成銘柄を確認した後、個別に調べていくことができます。
目次
ETFってなに?
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略です。
日本語では、「上場投資信託」のことを言います。
名の通り、上場している投資信託で、市場で簡単に取引可能、流動性も高いことから管理しやすいです。
また、上場している性質上、構成銘柄をチェックしやすいです。
そんなETFの「投資信託」としての性質を利用して、良い銘柄の目星をつけていきます。
ETFの構成銘柄を調べる価値
なぜETF(投資信託)を調べるか。
いくつかメリットがあります。
コンセプトに沿ったETFをチェックすることが可能
ETFでは、その趣旨により銘柄を構成します。
例えば、最近の動向を見てみます。
バイデン次期大統領がクリーンエネルギー政策を重点政策として挙げています。
それに関するコンセプトのETF「iシェアーズ・グローバル・クリーンエネルギーETF(iShares Global Clean Energy ETF )」(ICLN)の構成銘柄をチェックすることで、クリーンエネルギー関連の主要銘柄を知ることができます。
銘柄の構成比率も知ることができる
銘柄の構成比率も知ることができます。
どの銘柄をより重要視しているかなどを知ることができます。
優良な個別銘柄を入れている
良いパフォーマンスを出すためには、通常は優良銘柄で構成する必要があります。
最近だと「ARK」というETFが、とても高いパフォーマンスを出していて注目を浴びています。
ARKそのものに投資することをしないとしても、構成銘柄を追うことでどういう銘柄が脚光を浴びているかを確認する指標になります。
具体的な検索手段
では、具体的に検索していきましょう。
他にも調べる方法があると思いますが、わかりやすいもののみ。
Yahoo! Finance
毎度おなじみ「Yahoo! Finance」です。
英語のYahooファイナンスは、いい情報を提供してくれます。
①ティッカーを入力します
②「Holdings」をクリックします
③下にスライドしていくと構成銘柄情報が掲載されています
最近急上昇のプラグパワー(PLUG)も構成銘柄に入っています。
ETF.com
世界のETFの専門ページもあります。
ETFに関しては、このページの方がより詳しいです。
具体的には「ETF Finder」を使います。
①下の方へスライド、ティッカーを入力し、ETFを選択
②下の方にスライドする
「ICLN Top 10 Holdings」という表示があります。
「ICLN」以外のETFはそのETFのティッカーに読み替えます。
「view all」をクリックすれば、全銘柄を確認できます。
該当するETFの情報が出てきます。
他にも、パフォーマンスや、構成されている国などの情報も提供されていて参考になります。
証券会社の銘柄情報
専門の情報サイトではなく証券会社の情報で調べるメリット。
「そのETFを取り扱ってないと出てこない」こと。売買できない銘柄は出てこないわけですね。
下調べ程度を、証券会社のアカウントでETFの情報を調べてみるといいかもしれません。
①マネックス証券
【ログイン不要】です。
・ティッカーを入力し、銘柄を選択
PDFに一覧が掲載されています。
・楽天証券
【ログイン不要】です。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/etf_search/
ティッカーを入れて、銘柄を選択
リンク先に情報が掲載されています。
③SBI証券(メンテナンス中のため追記します)
まとめ
重要なのは3点。
①外国株投資で全銘柄を網羅してみるのは大変
②ETFの構成銘柄を見ることは投資銘柄を探す手段になる
③Yahoo!Finance,ETF.comなどで情報を探すことができる
ETFの検索は思った以上に簡単で、しかもある程度時流に沿った情報を知ることができます。
手軽に始めるのにオススメです。
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