おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、前回紹介した
バフェットの法則
(2月8日紹介)の続編です。
前回の「バフェットの法則」が、
ウォーレンバフェットの投資法について、
実践的、補完的なものなのですが、
「バフェットの法則」を保管した本がこの本です。
全体像は前作「バフェットの法則」に拠るものとして、
省略しており(本のカバーに重要な11原則が書かれていたりしますが)、
割とニッチな内容となっています。
今回は、割と差分な本のため、
エッセンス部分だけを紹介します。
●投資収益率(字面だとROIだがROEやROAをバフェットは重視しているようだ)と、
利益は切っても切り離せない関係である。
●ハードルレートを重要視
(利回り重視)
●リスクは株式の価格ではなく、企業の経済的価値に基づいて決めるべし
(短期的に見ると加熱すれば価格が上がるため、
バフェットの師・グレアム先生は、
株式は「短期的に見れば美人投票」だが、「長期的に見れば重量計」と例えている。)
●保有銘柄数が少ないほど市場に勝つ可能性が高い
(統計的に見ると、勝率と同様にリスクも上がるが、
多数の銘柄を持つならば、インデックスファンドの方が勝率が高くなってしまうようです。
少数精鋭でポートフィリオを組むと良い)
●経営者の能力を見るための3つの指標
・合理性
・正直さ
・業界のしきたりに反抗する力
●ヴァリュー投資(一般に株価に対して収益が高かったり資産価値が高ければ買う投資法)と
グロース投資(企業の本質を見て実際価値で投資する方法)に違いはない。
(分類を敢えて書きましたが、重なる部分が多々あるようです)
●投資価値=将来のキャッシュフローの一連の流れの現在価値である。
それを現在の株価で安く買い上げる。
(P125 これはバフェットのセリフではなく、ビル・ミラー氏のセリフだが役立つものなのでここに載せます。)
●株価と価値は独立した変数である
●不確実性というリスクを補うものが「安全域(グレアム先生が唱えた企業の実質価値から出した株価)」である。
参考になる部分が多いのですが、
最初からこの本を読んだら、バフェットの投資法について、
難解なものを感じ取ってしまったかもしれません。
【何冊かバフェット流の投資本を読んだ方が補足で色々と知りたいと思ったときに】読む本です。
良書ではありますが、
いきなり読んだら戸惑うかもしれません。
リュウ
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(平成22年2月12日現在 177冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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