おはようございます。
リュウです。
1999年。
世の中が、「テック株」といわれる、
インターネット関連の株式に盛り上がっているころのことです。
バフェットは、こういったインターネット関連の株式は、
「真に持続可能な比較優位性を持っていると判断できないため、
わからない。」
として、
購入を控えていました。
すると、バークシャーの株式は、
過去3年来、そして、以降10年間の最安値である4万800ドルを記録しました。
勢いづいているインターネット関連株に手を出さないバフェットに、
株主も、外部評論家も、批判的な言葉を浴びせるようになります。
しかし、彼は自分の能力の範囲からはみ出ず、
バブルに踊らないことで、後の暴落のダメージをわずかで済ますことができました。
思うに、
当時の「インターネット関連株を買うのが悪い」のではなく、
バフェットは、インターネット関連株が成長する要素がわからなかった。
したがって、
その要素が、バフェットのやり方で明確に根拠付けられて、
適正な価格で売られていれば、彼は購入していたのだろうと思います。
彼の投資法でよく聞かれる、
「自分が 詳しく知っている範囲で投資をする」を、
体現しています。
これらのインターネット関連株の顛末はご存知のとおり。
10年単位で加速し続けたインターネット関連株は、
ほとんどありません。
株価も5分の1や、100分の1、
もしくは解散してしまった会社もあります。
そういった意味で、
やはり市場は、インターネット関連株で加熱し続けていた年のようです。
これはバフェット流と全然無関係ですが、
過去・現在を問わず、
テクノロジーには期待がかけられすぎて割高のようですね。
未来のゴールドラッシュに期待をかけてしまうからなのかもしれません。
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