当ブログでは、早生まれを応援します(早生まれは不幸なのか)

リュウです。

友人らは確定申告を終えて、ほっとしている時期のようで、周りのブログでも確定申告終了の声が聞こえます(聞こえないと税務署にペナルティをもらいます)。

今日は、三重県から東亜の3月スクーリングに来ている友人と飲みに行きます。
(自分のころは3月はゼミだけでした。)

実は今日、3月16日は自分の誕生日です。
仮に父が税理士だったら、私が生まれる日は確定申告で苦労していたことでしょう。

(なお、1981年は月曜日だったので、確定申告期限だったりします。)

今日は、誕生日なのもあるので、若干特殊なテーマ、「3月生まれの話」でも書いてみようかと思います。

3月生まれは、4月より11ヶ月遅れで成長面で不利な部分が有ります。

劣等感はあまり感じなかったものの、少なからず不利な点は有りました。
 

後述のとおり、学術論文でも生まれつきによる有利不利を研究する人も多くおり、不利であることを実証されています。

しかしながら、悲観することは有りません。チャンスは必ず有ります。

 

そんな早生まれの人を少しでも勇気づけられるように書いていきたいと思います。


※3月のカレンダーです(2019.3)

●もくじ

0.早生まれの意義
1.若いほど、体格も勉強時間も不利のようである
2.早生まれを研究した学術的な研究も多々ある
3.早生まれそのものは不利ではあるが不幸ではない
4.当ブログでは早生まれを応援します

0.早生まれの意義

早生まれとは、「日本において、1月1日から4月1日までの誕生日の人」をさします。

4月から学年が変わる日本での定義付けで、各国「早生まれ」という言葉で表現されるかはともかく、早生まれの範囲は異なります。

早生まれというのは恐らく「暦年」で早い(1月~3月)をさして言葉を定義したんでしょうけど、実際は学年で遅く生まれたのだから「遅生まれ」じゃないかと思う人も多く居ると思います。

 

4月生まれと1月生まれで約9ヶ月、3月生まれで11か月分、成長に差が発生するため、様々な面で不利なことが有ります。

 

1.若いほど、体格も勉強時間も不利のようである

私が生きてきて感じた早生まれの不利なところを整理します。

あくまで実感した部分なので、他にもあるかもしれません。

(1)同級生の中で身長は常に低かった
まずは体格の問題。
30~40人クラスで、男女別々に並んだ時(だから15~20人ですね)、前から5番目より後ろになったことがありません。

背が低いのはやっぱり悔しいものです。結局高校まで前でした。
(大学で背の順に並ぶことは無いので。)

(2)体育も不利になる
ガタイが小さいから、運動能力も低いです。

スポーツテストで、(野球やソフトボールをやっていたので)ソフトボール投げと持久走(1500mくらい)が人並みな以外は、

概ね不利でした(ソフトボール、野球をやっていた)、体育も相対評価5段階で4,5はもらえたことが有りません。

後述の通り、学術論文などを読んで見る限り、4月から学年が始まる日本では4,5月に、9月から学年が始まるアメリカでは9,10月にプロスポーツ選手が多くなる傾向があるようです。

(3)勉強できる時間も相対的に少ない
自分の場合、大学はともかく私立学校に縁がありません。

同級生で、小学校、中学校、高校と私立を受験する人もいました。(神奈川の田舎なので、公立高校までがメインで、私立はそこまでいませんでしたが。)

私立を受けるには幼稚舎を除き、勉強時間が必要になります。
特に小学校入試などは6年0ヶ月と6年11ヶ月が同じ土俵で戦うので、4月2日以降産まれの人と約1年差、勉強量は15%くらい(7÷6≒1.17)少ないわけです。

後述の学術論文によると、「国立・私立(つまり入試がある)中学校の在学分布は遅生まれに偏っている」傾向を示していますし、有利不利で言うと3月生まれは不利といえるでしょう。

これらの通り、体格(体力)面、学力面で若干不利であることを薄々感じつつ少年時代はすごした印象が有ります。

2.早生まれを研究した学術的な研究も多々ある
次に、実際に統計や学術的に有利不利があるものかどうかを調べてみました。

 

研究論文はないものかと「早生まれ 論文」とGoogle検索をすると、早生まれによる学力や体力に及ぼす影響の研究を調べてみると、どんどん出てきます。

一橋大学でのある論文、「誕生日と学業成績・最終学歴」では、

一番の遅生まれと定義される4月2日生まれと一番の早生まれと定義される4月1日生まれでは、偏差値で2~3の違いがあるとする見解を出しています。

そして、さらに残念なことに、「これらの差は年齢により縮まるように見えるが、実際はその差は成長してもあまり変わらない」ことも研究で明らかになりつつあります。

一見、成長すれば時間に差がなくなるため、学力・体格差はなくなると思いますが、実際はそうでは無いようです。

理由として、当該論文では「若い頃の成功体験を得やすい遅生まれは、早生まれよりも有利になるのでは」という見解を示しています。

各研究を見て行く中で、諸外国では、早生まれの子は1年遅らせて義務教育に入らせることが可能な国が有るようです。
親の判断で、義務教育を遅らせて、体や脳が発達した段階で義務教育を始める選択が可能なようです。
 

残念ながら日本では、そのようなルールは有りません。

小学校・中学校で留年でもしない限り対応できず、小学校・中学校・高等学校で留年なんていようものなら、社会的な制裁(要はいじめ)を受けることになるでしょう。

3.早生まれそのものは不利ではあるが不幸ではない
生まれ時期による格差は、学力差に順じて生じる学歴差、学歴差は生涯年収に影響してくることが明らかでは有りますが、これらの格差は問題にしてもらえません。

 

完全に公平な社会など無いため、仕方が無いものです。

お金持ちの家と貧乏の家、教育に強い国と弱い国など、生まれの環境によって差が出るのは残念なことでは有りますが、やりようはあるかと思います。

(1)悲観しても仕方ないので必殺技を一つ身につける
1,2と、早生まれの不利をアピールしていますが、結局、不利なことを悲観して「何もしない」のではなく、「何かをやってみるしかない」のです。

35年生きてて思ったのは、「色々なものをチャレンジして、同級生に勝てる分野を1つ見つける」ことが一つの対策だと思います。

 

漫画でいうなら、ドラゴンボールの悟空の「元気玉」とか、ダイの大冒険でポップが打つ「メドローア」みたいな、他は負けてもここだけは絶対勝つ自信がある分野を一個作ってしまうことです。

 

これが、「恐竜」、「電車」、「自動車」等に詳しいなどもひとつだと思います。
1つ自信があるものを見つけると、その自信が他の分野を成長させます。

自分の場合は「数字」でした。
そろばん塾に通って、数字に関する理解・分析力を成長させたおかげで、ほかはともかく算数・数学だけは強かったです。

大学も(比較的数学・理科(物理)に特化した学校だったので)浪人しなかったし、就職氷河期ながら、なんとか仕事にありつけました。12年在職して前線に居ます。(就職氷河期世代の就職活動の環境の悪さも今日の話と似るかもしれませんね。)

税理士試験も在職しながら、3科目+大学院で終われましたし、独立に向けて色々相談してみたら協力してくださる方がいっぱい居ました。ボランティアスタッフで、150人のスタッフの副責任者になる経験も出来ました。

根性論のみの考え方は正直好きではないですが、「俺は不利な立場だから、やってやる!」という根性論には、少なからず意味があると思います。
もし、これが「俺は不利な立場だから、チャレンジしても仕方ない」と思っていたら、ここまではこられなかったと思います。

(2)遅生まれという有利を活かせていない人はごまんと居る
次に、「全ての4月生まれの方がが3月生まれの方に勝っているわけではない」ことです。

親が与える教育環境や、本人の努力によるものも多いため、十分やりようで対応は出来ます。

人は、有利な条件があるとそれに甘えてしまう人がいます(甘えない人は同学年で比較すれば最強なのかもしれませんが。)
3月生まれの人も、3月生まれの子を持つ親も、対応次第で十分逆転は可能だと思っています。
 

悲観的に何もやらないより、楽観的に何でもチャレンジすることで見つけ出せるものがあると思います。

 

4.当ブログは早生まれの味方です
今回、調べてて改めて、4月生まれと比して半年以上の差を持つ早生まれの子が不利な環境であることは間違いないと思いました。
だからこそ、私は、早生まれの子ども(特に3月+4月1日生まれ)を味方です。
 

とはいっても、お金をあげるとか、雇用するとかそういうことは出来ないですが、

きっと何かできることをしてみたいなと思っています。

 

上述の通り、早生まれの人がうまく生きるには、1つ必殺技(特技)を見つけるのが近道だと思います。

それを軸にがんばれる仕組みを作りたいものです。

がんばろう!早生まれ!!(俺もですが。)

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