マネーマスターズ列伝 10

おはようございます。

リュウです。

今日は、ジョージ・ソロスについてです。

ソロスというと、今まで紹介した投資家の中でも、

かなり有名な方かと思います。

日本人でも、

投資を志した方なら名前くらはご存知かと思います。

ソロス氏は、

「投資家」というより「投機家」としてのイメージが強い。

また、彼は「(投資・経済?)哲学者」としての側面もあり、

再帰理論という考え方を持っています。

再帰理論とは、

「認識が物事を変化させるのと同時に物事が認識を動かす」理論です。

自分の考えが、相場に反映され、

フィードバックされていくわけです。

ウワサがウワサを呼び、

株価の暴騰と、暴落を生みだす。

(P313)で株価理論についても述べています。

ファンダメンタル分析では、収益や資産の尺度で企業価値が決まり、

株価が決まっている。


しかし、株価そのものが企業のファンダメンタルな価値を決めている、

という側面も忘れてはならない。

つまり、良い評価を受けた企業が、

それにより、良いファンダメンタルになっていくわけです。

また、「再帰理論」を基に考えると、

サブプライムローン問題でソロス氏が起こした行動には興味があります。

サブプライムローン問題が沸騰しかけていた頃、

それに対し警鐘を鳴らした「ソロスは警告する」という本を出しています。

その本を出版した直後、

彼は大きく売り相場に身をゆだねます。

売り相場を大きく利用したソロス氏の動きは、

「彼の予言が当たった」のではなく、

「彼が予言で(ヤマを)当てた」ようにも思えます。

そんな投機家としての印象が強いソロス氏であるため、

恨まれている方も多いそうですが、

慈善活動を多くしており、当人はお金に対してそこまで執着がなさそうです。

不思議な方です。

ソロス氏は直感で動く方なのか、

投資方法について書かれた資料があまりありません。

バフェット氏とは真逆のようでとても似ているジョージ・ソロス氏。

とても気になる方です。

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