リュウです。
昨日は、仕事で尊敬する師匠が3月に引退(70歳なので隠居するとのこと。)のお祝いで横浜で飲んできました。
自分の基準として、「仕事が出来る」という人は多々居ますが、「尊敬できる」人は限られます。
今の職場で「尊敬できる」人は、師匠が最後のように思います。
そういう意味でも、やはりそろそろ次の世界を目指さないといけないと成長が止まってしまうように感じています。
さて、本題。
木曜日の夜、たまたま寝ようと思った数分前に友人からLINEで、「引退会見がそろそろ始まる」と聞き、気づかなければ朝のニュースやテレビで見ていたのでしょうが、知ってしまったら流石に全部聞きたいと、1時半まで起きて全部見てしまいました。
私が中学校くらいにデビューし、少なくとも20年近くは前線で、その後もプロ野球界(大リーグも?)に大きな影響を及ぼした方だと思います。大リーグに行った選手ででは、野茂選手とイチロー選手は別格です。
今日は、独立に向けて「イチロー選手の引退会見で感銘を受けた言葉」を挙げてみたいと思います。
※一流を目指す(2015.12・島原市)
●もくじ
1.中学時代にイチロー選手のことを書いた思い出
2.会見での名台詞
3.今後の自分を見直してみて
1.中学時代にイチロー選手のことを書いた思い出
イチロー選手のことで文章を起こすのは人生で2回目です。
1回目は、中学校のとき、国語の授業だったと思います。
「主張文」というものを書くテーマがあり、みんなが「環境」やら、「世界平和」やらを書いていた中、私は、「サッカーブームの現在において、野球の価値を見直してほしい」という題材で主張文を書いた覚えがあります。
原文は実家のどこかに埋もれていますが、概要はこんな感じでした。
(前略)
サッカーがブームになり、これからどんどん発展していくと思う。
私は、野球部に所属しプレイをしています。小学校もソフトボールをプレイしました。
これは、私が野球が好きだからです。
最近では、オリックスのイチロー選手の活躍に勇気づけられました。
Jリーグで盛り上がっているサッカーも素晴らしい競技ですが、今一度、野球を見直してほしいと思う。
というような構成だったような覚えがあります。
当時から、人と同じじゃ面白くないと思っていた少年だったので、主張文の中ではかなり浮いたものだったことを覚えています。自由にやらせてくれた先生に感謝したいところ。
あれから約四半世紀、日本のサッカーはワールドカップにも出るチームとなり、世界に誇ることができる競技になりました。
野球もWBCで2回の優勝をした実績を残しています。
その頃からイチロー選手は、おとといまで現役、少なくとも2010年シーズンくらいまではトップ選手として、日米問わず200安打を打ち続けたのでやはり伝説の選手と言っても過言じゃないでしょう。
2.会見での名台詞
イチロー選手のインタビューは味があります。
インタビュアーも、中身の無いいい加減な質問をするとイチロー選手にやり込められるので場が引き締まります。
(投手名を間違えたり、同じ内容の質問をしたときは一蹴していました。)
一つの哲学、自己啓発本を読んでいるような感じになります(実際コメントをまとめた本も出ていますし)
そんななかのいくつかの回答で心に残ったものを書いてみたいと思います。
速記がしたわけではなく、私が感じたように若干文章が変わっています。原文はどこかのサイトに上がっていると思うので、そちらを確認ください。
①成功すると思うからやる、失敗すると思うからやらない、なら後悔する。やりたいと思えばやれば良い。
/向くか向かないかではなく、好きなものにチャレンジする。
重きを置くべきは「自分のやりたいこと」です。
出来ることよりやりたいこと。これは出来ている人は少ないと思います(私もですが)。
ただ、我々の殆どは「自分の出来ること」を提供しないと生活していくことができないというジレンマを持っています。
そのために、自分も資格の取得と独立のための準備を進めています。
独立して、心身ともに豊かでありたいと思っています。
そして私が「やりたいこと」は、まず(敢えて「まず」と書きますが何十年先かわかりません。)一番最終でバフェット先生を目指すので、バークシャー・ハサウェイのような会社を作るのが理想です。
そのために、出資者を募り、一定の実績をあげて、併せて保険業の保険フロートを利用した投資を始めてみたいものです。
自分も契約金1億円は無理でしたが、バフェットの給与も年1,000万円(10万USD)ですので、まずはそこを目指しましょう。
②一気に高みに行こうとすると、そのギャップの大きさで行くことはできなかったと思う。進み、後退し、時には後退し続けることもあり進んでいきました。
イチロー選手は大リーグで3089本の安打を打ちました。1軍成績の日米通算4387本は世界一で、4000安打を超えた選手はピート・ローズ選手と球聖と呼ばれたタイ・カッブ(色々逸話は有りますが)をあわせて3人しか居ません。
4,000本はものすごい記録ですが、1安打の積み重ねによるものです。
いきなり4,000本を目指していたらもしかしたら世界の違いから達成することは出来なかったかもしれません。
2010年までの連続シーズン200安打を見ていると、イチロー選手に後退なんて謙遜のように思いますが、そんな一流の人でも挫折(後退)を感じている期間があったのだと思います。
ただ、見せる(魅せる)のプロスポーツ選手である以上、挫折や後退があっても、それを見せないことも含め一流なのかもしれません。
③遠回りすることでしか本当の自分に会えないと思う
イチロー選手に限らず、最短で「挫折を知らないで登ってきたら見られない景色がある」という方がいますね。
成功と失敗、両方を知るものこそプロであるのではないかと思っています。
これは、プロスポーツ選手に限らず当てはまることなのではないかと思います。
④孤独を感じて苦しんだことはありましたが、それが未来の自分の支えになりました。
つらいことから逃げたいと思うのは当然だけど、エネルギーがある元気なうちに立ち向かっていくことが大切だと思う。
この最後の質問への回答が一番深く刺さりました。
独立をすることも、少なからず孤独を感じることがあるのではないかと思います。
(友に恵まれていても、結局自分の決断と自分の判断で事業を進めていくことになるでしょうから)
逃げたくなるかもしれないけど、元気があるうちに立ち向かう。
「元気」というのは、「若いうち」と捉えています。
先延ばしにして、若さを浪費している私にとって今必要なものだと感じました。
今のサラリーマンという、安定している場所から飛び越えて更なる高みを目指すためには、「立ち向かっていく」ことが重要です。それを強く感じさせてくれました。
3.今後の自分を見直してみて
独立を目指すのは、ある種、自分がプレイヤーであり、コーチであり、監督であることに思います。
今回のイチロー選手の話は、ここ数年で独立を目指す自分に強く感じ入る言葉でした。
早く「立ち向かっていく」ために、今年の準備をして行きます。
がんばって行きましょう。
●まとめ
繰り返しますが、イチロー選手の会見は味があります。会見のために普段寝ている方も1時半まで起きていた方は結構いたのではないでしょうか。
(テレビでは、貴重な視聴率を取るチャンスだったのに、なぜかすぐ放映を止めてしまいました。なので私はネットで見ました。視聴率主義のテレビ局にしては失策だと思います。勿体無い。)
恐らくどこかで動画を見られる場所はあると思うので、1時間半くらいの動画ですが見てみる価値はあると思います。
なお、文章はここ(前編・後編あり、リンク先は前編)に有りました。
弓子夫人のがんばり、愛犬のいっきゅう(一弓なのかな)も長生きして、イチロー選手のラストバットまで見守った家族の協力も素晴らしいものです。幸い、自分も家族には恵まれていると思います(自己満足かもしれませんが)ので、今度は自分がそれに見合う一線で活躍できる人物になっていきたいものです。
また、どこかの場で、イチロー選手(コーチ?、監督?、それとも他分野?)の活躍の期待と、会見の場を見てみたいものです。
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