リュウです。
第50章では、
1993年、ソロモン問題も一段落つき、
バフェットはブリッジに夢中になり、ビル・ゲイツに会い、中国の国家主席に会い、
世界を事由に飛び回っている印象があります。
「オマハにいるのが落ち着く」という印象のバフェットが、
国外にいるのは珍しい感じがします。
ハイテク銘柄が苦手のバフェットにとって、
ビル・ゲイツは未知の人物でした。
ところが、二人は会って見ると、
意外や意外、ウマが合っていたのかもしれません。
ひとつのことに集中(フォーカス)して成功した、
という共通点が気に入ったのかもしれません。
もしくは、「学び続ける人」というところが互いに合ったのかもしれません。
そして、バフェットはマイクロソフトの単元株を手に入れました。
バフェットは、大金持ちになれたことは、
「運がよい」と思っているようです。
1930年のアメリカ。
確かに荒れに荒れた1930~40年代で、
同年代でも別の国に生まれていたら、ここまで大きな資産を築けなかったと思えます。
そういった意味で「卵巣の宝くじに勝った」といえるのだそうだ。
産まれた後の人生は、
当人の力がある程度左右してきますが、
生まれの場所だけは選ぶことができません。
バフェットは、中国を視察した際、
一生船を引っ張り続ける男性を見て、
運命のめぐり合わせに思うところがあったのかもしれません。
わたしも、1980年代の日本に生まれたのはおそらく幸運だと思います。
日本のバブル景気というパワーと欲に満ちた時代を超え、
平成の不景気を見てきた自分にとって、
人の心の移り変わりを肌で感じることができました。
50年後、私も「卵巣の宝くじに勝った」といえるようにしたいものです。
海外といえば、
バフェットは、タンガロイ社の視察のため、
今年の3月に日本に来る予定だったのですが、
大震災によりこられなくなりました。
わたしも日程を組んでいたのですが、
ホテル予約を入れようとしたその日に大地震がありました。
非常に悔やまれますが、
俺は必ず会ってみせます。
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