リュウです。
第52章は1995年ごろの話です。
バフェットのコカ・コーラの株式も1億株で一段落つき、
その話題も一部出ています。
このころのバフェット(95~00年)は、
株式もさることながら債権や、公共事業などの比較的安定な取引をしています。
どのバフェット本でも言われている、
2000年ごろの株価が急騰知っていたテクノロジー株を無視し、
確実な低成長を信条としている債権や電力会社の株式を買っています。
IT関連企業の弱点として、
「常に最新機器を準備する必要があり、経費がものすごくかかる」ことを挙げています(P438)
1995~1998年の4年間は、S&P500と比較し、
バークシャーの成長が著しかったころです。
1999~2001年辺りのITバブル前のことでした。
コカコーラについて、
コカ・コーラは、バフェット保有の中でも最強銘柄の1つでしょう。
安く売ってたら買いたい企業です。
手元にある2006年の有価証券証券報告書をみたところ、
粗利65%前後、営業利益率が25%という、
食品産業とは思えない脅威の利益率をたたき出しています。
(サブプライム問題前とはいえ、多少の不況でもコーラを飲むと思うので、
最新の有価証券報告書でも変わらないことでしょう)
バフェットは、氏自身の一角を築くコカ・コーラ株を永久保有銘柄としていますが、
実際はバブルで高く評価されすぎてしまったときに、
売り時を迷っていたことがあります。
バフェットが、一時期80ドルを超えたコカ・コーラを売れなかった理由は、
彼が取締役になっていたからで、
インサイダー取引とされてしまう危険性があったからとも言われています。
EPSが3ドル前後、
株価が68ドル程度のため、
PERが23倍。
なかなかに割高な企業です。
15倍くらいで買えれば、ずっと保有していきたいものです・・・。
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