こんばんは、リュウです。
今日は出先だったため、
更新が遅めです。
昨日までは、損益計算書の読み方、
今日は、貸借対照表に入っていきます。
貸借対照表は、
その会社のお金を生みだす資産と、
借金(負債)がどのようなものか知ることができます。
今日は資産の部について一部を考えていきます。
株ドラゴンの、マクドナルドホールディングス(2702)の
第三4半期決算短信の7ページを見てください。
資産には、「流動資産」と「固定資産(長期性資産)」があります。
流動資産には3つの大きな項目があります。
・現金及び短期投資(マクドナルドだと現金及び預金)
・売掛金、純額
・棚卸し資産(マクドナルドだと商品と原材料及び貯蔵品)
この3つの中で最も重要なものがあります。
「現金」です。
他の2つに比べ、
現金が多い場合、様々な活動で有利になります。
現金を準備する方法は3つあります。
1 社債や株式を新規発行して一般大衆に売る
2 事業や資産を売却する
3 本業で稼ぎ出す
3つ目の方法でしっかりと現金を稼ぎ出す方法ができてる企業に、
バフェット氏は目をつけます。
1,2の方法で稼いでいるかどうかは、
過去の貸借対照表の負債の部の社債発行や、
総株式数などに着目すればわかります。
●たな卸し資産
簡単に言うと在庫です。
たな卸し資産が急激な増加を見せている場合、
その会社の状態を注視する必要があります。
たな卸し資産を大きく増やし、
一見原価が安く高く商品が売れてるように見えて、
ROEが高い会社が生まれます。
しかし、在庫がどんどん増えていき、
ある日倒産する会社があります。
コンスタントに売上や売掛金と合わせて増加していくことが望ましいようです。
現金→たな卸し資産(在庫)→売掛金→現金
の順番でお金が動いていることを考えてみればわかるかと思います。
●総売上高に占める売掛金の割合
たな卸し資産と同様、
1ヶ月以上現金に換えられない資産に売掛金があります。
競争優位な会社ほど即現金に換えられるため、
売掛金が少なくなる傾向があるようです。
マクドナルドは、同業他社に比べても、
売掛金やたな卸し資産をほとんど持たない会社で、
現金がつねに準備されていることから、ある程度の競争力があると見えてくるでしょう。
●流動比率は重要か
流動比率、すなわち、流動負債と流動資産の比率がどの程度かで、
その企業の流動性を計る指標があります。
かつては、これで企業にどれだけお金を回す自由があるかを計ってきました。
しかし、永続的競争優位性がある企業は、
流動比率が思ったよりも低いことがわかっています。
流動比率が1をきることで、
流動負債が流動資産より多くなるのですが、
ムーディーズ、コカ・コーラ、P&Gなど、
軒並み1をきる企業が多いようです。
優良企業は有り余る収益を、
高額な配当や自社株買いにあてるため、流動比率を1より下げる。
しかし、それを上回る収益を生み続け、
流動負債の返済に困らないという現象が起きている。
本当に競争力がある企業は、
流動負債が流動資産を超えることが多く、
流動比率が役に立ちにくい指標だということがわかります。
※アップロードされていなかったので、再度アップロードしなおします。
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