バフェットの教訓 26~30

リュウです。
今日は第26回。「業績好転」についてです。

No.26

 業績好転はめったに転がっていない

バフェットは、かつて、良質でも、悪質でも安い価格の株式を買ってきました。
それが彼をミリオネアに押し上げたのです。

その後、彼は良好なビジネスを適正価格で買う手法をとっています。
その変更により、彼はビリオネアになることができました。

良好なビジネスを適正価格(安く買えればもっと良い)で購入すること。
それだけであなたは簡単に大金持ちになることができます。

あなたが株式を高値で買おうと、
安値で買おうと、良いビジネスは良いビジネスであり、
悪いビジネスは悪いビジネスなのです。

姫がカエルにキスをして王子に変身する物語があるが、
あれは物語の中のことなのです。

ほとんどの場合、カエルはカエルのままであり、
ケロケロとないて逃げ出すのがオチのようです。

日本でも、

「安物買いの銭失い」

という言葉があります。
安ければ良いのではなく、やや高くても質が良い物を持つことが大切です。

良い物を買い、大事に長く持つこと。
これが投資の秘訣なのでしょう。

 

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リュウです。

今日は第27回。
市場は必ず正当な評価を下すことを示す重要な言葉です。

No.27
ビジネスが好調なら、やがて株価もついてくる。

企業の中核ビジネスが優良なものであるならば、
やがてその業績が評価され、株価がついてくる。

成長に評価されていない株式を購入し、
あとはひたすら市場の評価を待つのみです。

そのためには、好業績をあげる企業を購入するのが効率が良いのです。

かつてバフェットは、
師匠であるグレアム氏のバリュー投資を行ってきました。
それは優良な企業に限らず割安な企業を購入する方法でした。

しかし彼は、シーズ・キャンディやコカ・コーラなど、
PERだけで見ると割高の企業を購入するようになります。

これは、優良で成長を続けるビジネスを持ち続けるだけで、
正当に評価されるようになることで、
株価が上昇することを確信していたからです。

では、逆に1999~2000年初頭まで株価が青天井のごとく上がり、
栄華を極めたIT企業などはどうなったでしょうか。

彼らの株式は10分の1、
運が悪い企業に関しては既に存在していません。

高い収益力や、健全な資産管理状況を持つ企業を長期投資するだけで、
あなたは大金持ちになることができるでしょう。

ただ、それには大きな忍耐が必要です。

 

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リュウです。
今日は第28回。「仕事の選び方」です。

ここを読んでいるあなたは、既に社会人でしょうか。
それともまだ学生の方でしょうか。

No.28
仕事選びも投資と同じ。
いかなる手間も惜しんではならない。
 
正しい列車に乗りさえすれば、
金と痛みを節約できるのだから。

まだ学生の方ならば、

あなたがどんな仕事をしたいのか、
目指そうと思っている企業はいい会社か、

などの企業分析を行う必要があります。

良い企業に就職することで、
良い経験と、多くのお金を手に入れることができます。

長期的に成功しており、
今後もその成功が維持できるだろう企業を選択した場合、
あなたは成功する可能性が高いわけです。

当然、逆に良くない会社を選んだ場合、
あなたはする必要すらなかった苦労を抱えることになります。

ただ、正しい列車(良い会社)かどうかの目利きが利き易くなるのは、
会社で働いた後という不幸もあります。

投資も、働き先の会社も、
じっくりと選び、入社を希望する必要があります。

それだけで、大金持ちになれるチャンスを得ることができるのです。

 

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リュウです。

今日は第29回です。

No.29
薄弱な経営陣が薄弱な業績に対応すると、
根拠薄弱な会計が行われやすい。

不実な経営陣が、業績悪化を目の当たりにしたとき、
周りからの評価をよいものでありたいとするため、
不正経理を行うことがある。

会計操作は、少しペンを走らせれば簡単に作成することができます。

そして、企業が増益を続けると社会はその企業を賞賛します。

しかし、不正が発覚した時のその会社の損害は、
ただでさえ業績悪化をしている会社の上にのしかかってきます。

エンロンの事件を例に挙げていますが、
日本だと、ライブドアの不正経理事件を思い出します。

彼らの利益は、当時のキャッシュフロー計算書を見ればわかるそうですが、
一見高利益が上がっているように見えて、
キャッシュが全く増えていない状態でした。

誠実な経営者を選ぶことです。

この教訓は2つあり、

・良い業績を上げる優良企業を選んで投資をすること
・誠実な経営陣を持つ企業に投資すること

この2つを投資で気をつけていれば、
良い企業に投資をするために通るリスクを減らすことができるでしょう。

 

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リュウです。

今日は第30回、個人的にはバフェットの投資法でも、
特に重要な部分といえる部分です。

No.30
成長に大量の資本を必要とするビジネスと
成長に資本を必要としないビジネスとは、
天と地ほどの差が存在する

簡単に言うと、
企業の維持や成長で、たくさんの経常的な費用がかからない、
そんな企業が優秀な企業なのです。

とても簡単なことだと思います。

逆に言うと、バフェットの投資法は小中学生でも理解できる事なのです。

ただ、実践しようとなると難しく、
目の前の上り調子の企業に投資をしてしまうのです。

バフェットの投資の中で、成功に数えられる企業の1つに、
シーズ・キャンディという企業があります。

箱詰めのチョコレートで有名な企業で、
ほとんど追加コストをかけず、利益率と売上を伸ばしていきました。

製品の再設計や、工場の設備の更新でコストがかからない企業は、
それだけ利益を残すことができ、
再投資、自社株買い、配当などにまわすことができます。

それを元手に、さらに企業を大きくすることができるのです。

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