今後の方針のためコンサルを受けて思ったこと

リュウです。

昨日のブログにも書いたとおり、
独立に向けた準備するために、どのように動いたらいいか、
早めに指針が欲しくて、土曜日にある方のコンサルティングを受けてきました。

実は、コンサルを受けるのは初めてです。

なぜ、そのような相談を費用を支払い受けたかというと、
「税理士試験から次に進む道をはっきりさせたかった」というのがあります。

試験を目指そうとする時にも、
その前のステップからどの資格を目指すか、どのように攻略するかを試行錯誤しました。
ただ、税理士試験は、試験用に予備校があるようにある程度の道があります。

独立は、道がはっきりしているものではなく、
道も、試験とは異なり、360度、どの方向にも選ぶことができ、
選んだ方向全てに、正しい可能性と間違っている可能性があります。

そこで、実際に税理士という道を歩いて、
一定の成功をしている人に、どう歩いたかを聞く必要を感じ、コンサルティングを受けました。

さて、コンサルティングうけることにしたものの、実際にどういう話をしたら効率よく学べるかわからず、色々試行錯誤をしましたので、今回はこれを記事にしてみました。

※同日に国会図書館に行きました。

結果としては、「相談してよかった」です。
得たことは、ものすごくシンプルなものでした。
人によっては、内容が薄いものと思うかもしれません。

しかし、「何をすべきか整理できたこと」がものすごく重要でした。
方向が間違っていたら全てが無駄になるからです。
自分の場合は、あとは行動次第です。

ノウハウを知るのはたやすいですが、
行動する人としない人の割合は2:8といいます。
(相談した人は、1:9と言っていました。)

ここを読まれて大学院に入っている人は、
税理士試験をクリアしようと行動した「2」の方の人だと思っています。

無事に税理士試験を超えて、独立を含め、
税理士として成功ことを祈っています。

●相談した相手について

書いてて名前がいくつか出てくることなるので、Aさんとしておきます。
Aさんは、税理士として30歳くらいに独立し、15年程度事業をしている方です。

ライバルになりうる可能性がある税理士さんに相談したのは、

・実務的な話が可能
・実際に独立した時の内容をそのまま活かせる可能性がある
・税理士がコンサルをしたらどのように進めてくのか
(質問ジャンルが税そのものではなかったので、

  これは結果的にあまり意味はなかったですが)

ということが参考になると思ったからです。

●コンサルを受けて失敗しないために・・・

とにかく1回当たりのコストが高いです。
相談料は安いものではないので、出来れば元を取りたい自分としては、
信用できる(可能性が高い)人で、自分を成長させてくれる人を選ぶ必要がありました。

今回、コンサルについて書きましたが、
高額セミナーなどにも通じるところがあります。

○予習は必須

コンサルを受けるときは、予習しておくべきです。
あらかじめ、学ぶことを整理しておいた方がいいです。

何せ相談できる時間が少ないです。
特にコンサルは1日かけてやるわけではなく、
短時間で、専門家に1対1(少人数)で相談できる機会です。

自分が知りたいこと、聞きたいことを、
体系づけて整理しておけないと、貴重な時間をうまく使いこなせません。

 

○コンサルすべき相手

相手が、自分が必要な知識や経験を提供できない人ならば、その価値は低いものです。
高いお金を払っても意味が無いわけです。

特に高いコンサル料を払って、
「ここから先は有料セミナーを受けてください。」と言われてしまったら、
ということが無いようにしないといけないからです。

今回は、以下の基準で選びました。

 1.ブログを持っていたので、内容が面白く、出し惜しみをしていない人

 2.同じ方向性(元々サラリーマンで近い職業の人)だった人

 3.成功していて、余裕がある人

重要なのは、「自分が今必要な情報を出し惜しみせず提供してくれる方」であることです。
Aさんについては、期待にこたえてもらえた方だと思っています。

1.出し惜しみをしない人か

これが一番重要で、判断基準になると思います。

よくある自己啓発本や、独立に向けたサムライ業の方の本、セミナーなどで、

「ここまでは無料です。
本質を聞きたい方は追加で○万円のセミナー(DVD、コンサル、本)を、
購入ください。」

というようなケース、ありませんか?

私は、それで20代のころ、結構多くの出費をしていました。
(誤解を恐れず言うなら、早く金持ちになりたかったので、
そういうところにお金をかけるようにしていました。)

そういう人達の世界では、安いセミナーを「フロントエンド」、
高いセミナーや本を「バックエンド」などというそうですが、
買う側からすると、「フロントエンド」に期待をかけてお金を払っている人も多く、
それが上澄みで、本題は高額セミナーというものもあるようです。

Aさんは、追加セミナーはありませんでした。
(1回のセミナーがかなり高かったですが。)

見分け方として、ブログやメールマガジンなどで、
内容を出し惜しみをしているかどうかが判断基準になります。

2.同じ方向性
「同じ方向性」は、アドバイスに再現可能性が高いものとなります。

私の場合、今の仕事と、相手の前職が同じだったことをブログのプロフィールで知っていたことです。
当然ながら、同じ境遇なら、同じところで悩み、同じ解決策が有効な可能性が高いです。

同じ仕事、同じ年齢、合格科目が同じ、趣味、稼ぐ方針や意味が同じなどでもいいと思います。
欲しいところや話す上で共通点があることは重要です。

3.成功している人、余裕がある人

これについては、直感によるところもあります。
人に教える余裕がある人、成功法を伝えても自分に痛みが無い人は、
その技術を教えることに利害が無い(少ない)ため、正しい情報や出し惜しみが少ないと思われます。

こればかりは、会ってみないとわからないかもしれません。
そもそも、コンサルやセミナーをする人は、
一見余裕があるように、成功しているように魅せなければ、
実力を感じられず、相談したいとは思えませんですので。

ただ、私が相談した人は、無理にクライアントを増やさないスタイルで時間に余裕があり(時間のため)、
趣味や家族のことについても、多くブログの余談で触れていたので、
金銭面、生活面で成功された方だと思い、自分として興味を持ちました。

●コンサルで今後役立ちそうなこと

今回のコンサルで今後役立ちそうなことを整理しました。

人によって重要と思うところが違うと思うので、
参考程度になれば幸いです。

 1.独立の最初期で必要なことは、初期費用や経常費用は少なく済ますこと
2.他の税理士(を含めたサムライ業の人と)「違い」を見つけ出すこと
3.ブログ、出版、セミナーなどで自分を知ってもらうこと

1.最初期にかかる経費について

当たり前のことではありますが、
独立する上で心配なことは、「お金」が必要です。

税理士の事業を趣味でやる方は少ないと思います。
お金を稼ぐために初期投資、維持費用を払わざるを得ません。

特に、経常費用は節約するに越したことは無いようです。
高いソフト、備品のリース、家賃、アルバイトの採用など、
毎月支払があるものはなおのことです。

大きい会計事務所のイメージで、形にこだわってしまうと、
どうしても収入を越える費用を払うことになってしまいます。

ただ、形が重要な場合もあります。
クライアントが形を見て判断する場合もあります。

とはいえ、初年度に年収が1000万円も収入があるとは思えず、
そんな経費をかけることが得策とは思えません。
この辺りのバランスをみながら極力経費を抑えるよう考えていくべきといえます。

バフェットも、
「朝起きて息を吸う練習をする人がいないのと同じで、
本当に優れた経営者は朝起きて今日こそコストを削減しよう、などと言わない。」
と言っています。

 

事業をする上で、初期からコスト意識を持つことは最重要だと思います。
もちろん、クライアントに対しても自分に対しても持つべきといえます。

2.「強み」(「違い」)について

私は、「私が事業をする上での「強み」を見つけるにはどうしたらいいか。」
と、質問したのですが、

Aさんは、「強み」を「違い」としていました。
必ずしも、自分が「強み」と思っているものが、
クライアントにとって「強み」と感じていないことがあります。

当初Aさんは、「e-TAX」ができる税理士として売り込んでいたころがあるそうです。

しかしながら、クライアントにとっては、
紙で申告しても、デジタルで申告しても税額は変わりません。
(かつての電子証明書等特別控除や、
2020年から始まる青色申告で10万円控除額加算などがありますのでなんともですが。)

Aさんが持っているもので、クライアントが「強み」と感じたのは「IT」、「効率化」でした。
当初はそれほど重要だと思っていなかった他者との「違い」が、クライアントを集めることとなりました。
そこで、「違い」と考えるようになったそうです。

では、「違い」をどうやって見出していくか。
これは、お客さんの反応が重要になります。

ブログならば「これが良い」と貰った反応を注視すること、
セミナーなどなら、感想をもらった中で「良い」とか「これをやって欲しい」というものがキーになるようです。
また、他者のブログなどのツールでも、○○をやっている人が少ない、多い、などもきっかけになります。

Aさんが「違い」を求めるための一つの手段として、情報集めに使っているものは、
ご存知の方も多いと思いますが「Inoreader」です。
「Inoreader」を使って、他の同業者や、自分の目指す方向で参考になる人の更新情報を常に収集しているようです。

「Inoreader」は、他のサイトにも解説がありますし、
今回のブログが冗長になってしまうので、後日書けたら書いてみたいと思います。

3.ブログなどで発信することについて

Aさんは、ブログだけでなく本を出版しています。
セミナーなどもこなしています。

ブログなどを行うメリットとしては、「アウトプット」が行われることです。
私もブログで、税理士試験の税法を免除するために大学院の記事を書いていますが、
それで整理できたこと、発見できたことがあります。

セミナーやコンサルティングになると、
さらに前準備、相手の満足するコンテンツを、より深く知る必要があるので、
かなりスキルが上がります。チャレンジする価値があるようです。

●まとめ

コンサルについてはコストも大きいため、
頻繁に頼れないので、概ね自分で考えた上で、解決できない点を整理して受けること。

また、行動が伴わない知識は勿体無いものです。
必ず行動につなげていくものにしましょう。

逆に、私が今後コンサルティングを事業に組み込む時は、
聞いてくれる人にこのようなことを重視して、
相談に乗ることができれば良いものになると思います。

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