選挙公報から投票者を決める

久々に書評以外にも触れてみようと思います。

今回の参議院議員選挙、

割とおとなしめで静かな選挙です。

なので、選挙の論点がぼけ、

ある意味で、公平に政策を比較することが求められる選挙となりました。

明日が仕事なので、期日前に行こうとおもっているので、

候補者の選定に入ろうと思います。

今回、K県の選挙公約を40分かけてじっくり読んで、
青いラインを引きまくって比較してみました。

すると、割と候補者を絞れました。

あくまで俺の意見なので、
これを参考に投票することのないようにお願いします。

全体を読んでみて、

議席が多い党派は抽象的なことを、
議席が少ない党派は具体的なことを書いているイメージがあります。

選挙では、抽象的な公約で、
国民を煙に巻く戦略が有効なのだろうか・・・。

●今回注目したポイント●


1 わかりやすい公約か
2 党の方針と候補者の方針が整合しているか
3 当たり前のことを書いていないか
4 実現性があることを書いているか

以上の4点をもとに、
投票価値が高い候補者を選定することにしました。

1 わかりやすい公約か

わかりづらい公約は、実現しにくい。

おそらく、当人も選挙中に迎合するだけで、
これからどうしたいというビジョンすら立てていないでしょう。

●具体例:
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 「活かします!貯蓄と資産。 60歳からイキイキ人生。」
 ※立ち上がれ日本の候補者より抜粋

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・・・・?

いまいち意味がわかりません。

2 党の方針と候補者の方針について

日本は、党意が議員の全てです。
(無所属除く)

すなわち、議席1に価値があるだけで、
自分の意見は採用されにくい。

したがって、党の方針と明らかにずれている候補者は、

今後、

「党意が○○だったので、公約は守れませんでした」

と言う可能性があるので、
今回は投票を見送る。

●具体例:
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 外国人参政権法案に反対 ~すばらしい日本を次の世代に~
消費税増税より景気回復が大切 ~世界2位の経済大国の座を守ります~
※民主党候補者より抜粋

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こんな公約を書いている人が本当にいるんですよ。

既に公約違反する気満々じゃないか。
アメリカのようなクロスボートならともかく、

こんな公約を日本で果たすには、党から出ないといけません。

3 当たり前のことを書いていないか

当たり前のことが書いてある。

一見すごいことのようですが、
今までそれが出来ていなかったことを露呈します。

世界第3位の投資家ウォーレン・バフェットも言ってました。

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「私は、どこかの会社がコスト削減に乗り出した というニュースを聞くたびに、
この会社はコストというものをきちんと理解していないのだと思います。

コスト削減は、一気にやるものではありません。

朝目覚めたときに『さて、息でもするか』などと決意しないように、

優れたマネージャーは,
『よし、今日はコストを削減するぞ』とは考えないもの
です」

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いまさら、
「さて、息でもするか。」

という候補者には注意が必要です。

特に現職の方は、6年間も参議院にいて、
なぜそれが出来なかったのか。

現職の方で当たり前のことを書きまくってる人は特に注意が要ります。

●具体例:
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 「日本国民である私たちは法の遵守が基本です。」
※自民党候補者より抜粋

 「行政改革を徹底し、官庁や役人のムダを排除します。」
※新党改革候補者より抜粋

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4 実現性があることを書いているか

具体的な数字が載ってない党、
及び、通常の方法で実現不可能なことを書いてあって具体策がない党には注意が必要です。

恐らくこの4番が、「一番危険」です。

マニフェストは選挙の日以降、
破り捨てられる可能性
があります。

当選したら、

「なーんちゃって。」

なんて事を言い出しかねません。

●具体例:
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「完全失業者323万人 → 1000万人以上の雇用を創出」
※幸福実現党候補者より抜粋

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どうやってそれをやるんだよ!

俺に教えてくれ。

以上の4点を元に調べたら候補者が2名に絞れました。

というか、そのうち1名が謎すぎる候補です。
候補者板にもポスターが横浜の一部にしか張ってないし

ウワサによると手書きポスターらしいし、
公約欄も手書きでした。

ただ、内容には、
「確かにそうだなぁ」と思う部分が多い。

8時半に開場なので、そろそろ投票に行ってきます。

比例区は確定しましたが、
候補者は2名で迷います。

具体的で、実現性があり、煙にまかない候補者のうちどちらを選ぶか。
考えて出かけます。

この公報を6年後(もしくは次の衆議院議員選挙)までとっておいて、
約束を守れた人がどの程度いるか、
あとで確認してみようと思います。

韓国では、Twitterにより若者が投票しに行くようになり、

与党の意見をひっくり返したという奇跡が生まれています。

1票は小さいようで大きな意見になるのではないかと、

個人的には思っています。

なんとなくでいいので、

選挙会場に足を運んでみていただければと思います。

その投票の指標の1つに、

このブログ記事が参考になれたら幸いです。

では、行ってきます。

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