リュウです。
今日は第57章。
オマハの賢人と呼ばれるようになっても、
バフェットの手法は衰えることはありません。
2003~4年ごろの話で、
サブプライムローンの話が出てきます。
この年は、クレイトン・ホームズという、
プレハブとそのレンタルをする会社を一本釣りしています。
バフェッティング(押しの一手)と書かれる、
彼の取引手法は健在で、誰もが要らないと手放す企業を、
安い値段で購入します。
2004,5年以降は、
日本語のバフェットに関する書籍が落ち着いてきたころなので、
クレイトンの企業内容わからないので、なんともいえないところですが、
「トレーラーハウス市場が追い詰められているのは、
もともと家を買えないような人々に安易な融資条件で売り、
それが売上の大きな部分を占めるようになったからだと見ていた。
つまり、今後、販売戸数は増える見込みはまったくない。」(P532)
この文章だけを見ると、
バフェットは、かつてのシケモク銘柄に手を出したようにしか思えないのです。
2004年ごろは、ITバブルも一段落つき、
景気は過熱しすぎず、冷え込みすぎずだったはずなので、
シケモク以外に目を向けられそうなものです。
実は、回復しないと言っていたのは、
バフェッティング(押しの一手)の一環で、
成長・回復しようがある企業と判断してたのかもしれません。
また、このころのバークシャーの株主の興味は、
運用成績もさることながら、バフェットの後継者について語られだしています。
今でも元気なバフェットですが、
そろそろ彼の後継者が誰になるか、
バフェット自身も核心に至っているのかもしれません。
オマハの賢人の代わりになる人はいるのでしょうか。
世界一の投資家を超える人は、世界一でないといけません。
敷居が高そうな世界ですね。
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