リュウです。
今日は第38章。
この辺りから、
バフェットと、バークシャーとDRC、
どの企業でどの会社を買っているか複雑化してきます。
わかりやすく(?)書かれた表が巻末(P676)に載っています。
1977年のもので、バフェットが持っている企業は、
バークシャーとDRC、ブルーチップの3社。
そして、その所有する会社が色々な企業を買収し、
その利益を企業価値の増加に利用しているという形になっています。
主な現金の出所は、
保険会社のフロート(保険金が支払われる前の自由なお金)で、
バフェットが保有する会社の多くは保険事業を持っています。
この時期、1973年ごろは、
アメリカ合衆国内の株式市場がかなり弱気になっていたため、
バフェットはガンガン買いを入れていきます。
良い企業ですら、手付かずのまま放置されていたようです。
日本もある程度の回復を予想した上で、
今の株価は割安なのかもしれません。
ところで、スージーとバフェットの夫婦としての関係は、
この時点でうまくいってなかったように思われます。
バフェット・アソシエイツを解散したことで、
「引退」をほのめかしていたのに、
相変わらずの投資をしているバフェットに、
スージーは色々と思うところがあったに違いありません。
スージーを自由にさせておくことで、
バフェットは夫婦関係がうまくいっていたと思っていたのかもしれません。
1977年にバフェットはスージーと別居することになるのですが、
そこから3年前のことでした。
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