情報過多を解消しよう

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米国株投資を始めて半年程度ですが、投資関連の記事やニュース、動画など、無料でも瞬時に多数の情報を仕入れることができるようになりました。

そして、これらの情報を収集してて最近悩むことがあります。「情報過多で苦しむこと」です。

そこで、今日は直接の投資記事ではないですが、「情報の剪定」について考えてみることにしました。

「情報過多」は現代人ならではの悩みだと思います

情報は「剪定する」必要がある

現代は、情報化社会(今はこういう言い方をしないかもしれませんが)です。

恐らく30年前なら、投資をしていても、

「投資銀行にでも勤めていなければ入手できなかった情報」や、
「各業界の専門家でもなければ良し悪しすらわからない情報」が、

今では「瞬時」に、「無料」で提供されています。

当然、「正しく役立つ情報であるか」等を吟味する必要がありますが、これらが有力者やお金を支払わないと手に入らない時代と比べて、工夫するだけで情報に困らない人生を豊かな時代になりました。

一方で、これら情報化社会の難点のひとつに、
「情報があふれてしまうこと(情報過多)」があります。

ここ最近、米国株の勉強をしている中で、個別銘柄について多数の人が様々な見解を出しているのを見て、

「どれが正しい情報なんだろうか」
「一つ一つを検証・確認していく時間が足りない」

というジレンマを生じてきました。

情報過多の大きなデメリット

情報過多の問題点。

他にもあると思われますが、自分にとっての「情報過多」の影響は、以下のようなものでした。

①吟味しづらくなる
②判断しづらくなる
③行動に結びつかなくなる
④(SNSなど)四六時中見張ってしまう

ひとつずつ考えてみます。

吟味しづらくなる

人間に与えられた時間は公平に24時間。
うち普通の人は5~8時間は睡眠、仕事で10時間、生活で3時間程度。
時間を切り出しても、1日に3~6時間程度の自由時間しかありません。

1つの情報源なら、その情報を3時間かけて吟味する時間を取れると思います。
一方でこれが3つになり、10になり、と増えれば増えるほど確認だけで時間が無くなってしまうことになります。

そうすると、
「信用できる人がいうから、(確認せずに)投資しよう」
と、雑な方法で判断することになり、ひいては間違いが多くなってくることが生じ得ます。

判断しづらくなる

複数人が同じ対象に見解を示すと、

A「X株は、この点で優れているから、これから上昇を期待できる。」
B「X株は、この点で優れていないからダメ株です。」

となったときに、情報が多くなりすぎるとかえって判断に困るケースがあります。
また、①のとおり裏付けを取る時間も削られてきて、段々と判断をしづらくなってくることになります。

行動に結びつかなくなる

情報を集めすぎると、
「情報の咀嚼にかける時間で手一杯になること」や、
「情報を集めたことだけで満足」してしまい、いい方法が手に入ったのに、逆に行動を減らす結果となることがあります。

折角の良い情報を台無しにしてしまうわけですね。

(SNSなど)四六時中見張ってしまう

概ね、「特定の人が発言をするとすぐ確認できるように設定する機能」が、SNSやブログなどにはあります。一方、ブログ更新や発言するたびにチェックする時間を取ることも大きなタイムロスとなります。

他にも多々あると思いますが、総じて「情報を処理する時間を不足してしまうこと」とその影響で「情報収集で満足してしまうこと」が問題点といえます。

そこで、極力情報を最低限で良いものになるよう「剪定」する訓練をしていきましょう。

情報を「剪定」しよう

情報を「切って捨てる」だけではなく、「うまく集める」べきであると考えています。

「役立つ情報」を、「短時間で集め」「要らない情報は捨てる」ことが大切になります。

「時間術」に関連してくることなので、他のブログでも多く紹介していると思いますが、とりあえず自分が始めた方法を紹介します。

読まない本を捨てる

本は役立つ情報があります。

本は、情報化時代より前から大事にされてきた「情報取得の方法」です。
ただ、古い情報に頼り続けることや、本棚やKindleのなかに大量の本が並んでいる状態を良いとは思えません。

「1年程度読まなかったら捨ててもよい」等の「ルールを固定」して定期的に捨てるのがベストです。

紙の本もKindle等電子書籍でも、過去に買ったものを「捨てるなんてもったいない」と思いがちですが、大量に並んでいる本が読むべき大事な本を読むのを阻害してしまう原因となります。
また、紙の場合は部屋が本で埋まり見た目も良くありません。

捨てない例外を設けてもいいですが、
「例外を作ると捨てない理由を考えたりする時間を生じる」ので、個人的にはお勧めできません。

せめて、例外を「仕事用のものは除く」とか「この分野は定期的に読み返す」という場合などに限るべきです

SNSの時間を削る工夫

次にSNSです。
情報の宝庫である一方、ダラダラと観てしまうツールなので非常に取扱いに気を付けましょう。

・情報源を絞る
・観る時間を決める
・離れる日を作る

などの対策をすべきといえます。

例えば米国株は、日本時間の平日の23時30分~翌6時に証券取引所が開いているため、

SNSを夜22時~23時30分や、朝の4時半~5時半、通勤時間などに絞るなどして、休日は見ないなどの工夫をするとよいでしょう。

スマホは、油断すると情報集めから、ダラダラツールになっていることがありますので使い方を決めないとハイリスクです。(と言っても良い情報が多数あるので使わないという選択肢は取るべきでないと思います)

学ぶ分野を絞る

物事には「広げる時期」「伸ばす時期」があるます。

「広げる時期」には、色々なものに触れることで、今のあなたに役立つ業界や分野を集める時期です。

次に「伸ばす時期」には、役立つ「業界」や「分野」がある程度整理できて来たら、その「業界」や「分野」に関するもののみを集めて、磨きをかける時期です。

「伸ばす時期」に、色々なものに興味を分散してしまうと伸びが遅くなったり、大成しなかったりすることが想定されます。自分に合う業界のものに特化して集めることで、収集する情報を特定のものに限ることが大切になります。

まとめ

情報過多という問題は、恐らく50年前にはなかった「現代人の悩み」であると思います。

一方で、言葉を理解することができる10代前半から100歳以上ならば、「世界レベル」「一流の情報」を、「瞬時」に集めることが比較的容易な時代となり、「専門家」でなくても使える情報が増えてきました。

ただ、このような情報化時代で重要なのは情報収集の「効率化」と「剪定」を行うこと。

必要な情報を効率よく集め、要らなくなった情報を捨てることが大切。
これは、今後もしばらく続くと思います。

情報過多で苦しまないように「情報の断捨離」を身に付けて行きましょう。

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