負けやすい月、2月相場

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「米国株で負けやすい月はいつか。」
と聞くと、詳しい方からは「2月」と「9月」が挙がるようです。

これらの実績を統計面で検討している記事があります。

今日も「Stock Trader’s Almanac 2021」から。
今日のテーマは「2月相場に気をつけろ」です。

寒い時期は無理をしないこと

2月はベア相場になりやすい

Twitterでじっちゃまこと広瀬隆雄氏は、
「2月が下がりやすいので気を付けること」とよく発言しています。

対策として「動きの緩いバリュー株」「全米ETF(例:VTI)などに投資する」ことを例示していました。

統計的に過去の傾向を追った記事が「Stock Trader’s Almanac 2021」のP58にあります。
当該記事によると、S&P500の過去71年間のスコアを検証。

2月は弱い相場であることがわかります。
率にして平均-0.03%。上がったのが39年、下がったのが32年あるようです。

上がる月、下がる月

では、もう少し詳しく。
いつの月が上がり、いつの月が下がるか。

1位が4月で平均+1.6%、51勝20敗。
2位以降が11月、12月、1月、6月、7月、3月、10月、5月の順でここまでは過去平均でプラス。
残りの2月、8月、9月は過去平均でマイナスの成績です。

なお、12位の9月は-0.4%で32勝37敗。
一般的に、レイバーデイ(9月1週月曜日)を越えると、米国では新年度となり相場が荒れやすくなると言われており、それが反映された結果といえます。

また、11~1月が上昇相場なので積極的に投資すべきというのも納得です。
11月のサンクスギビング、12月のクリスマスなども市場は好意的な状態になる時期ですね。

戦略

なお、平均値は絶対法則ではないのは言うまでもありません。
2月に大きく上がる年もあります。

とはいえ、わざわざ不利な戦いを挑む必要はありません。

2月に向けて季節的に投資を考える場合はどうするか。
上述4月、11~1月などの比較的好成績を続ける時期とは異なり、不安要素が大きくなる時期になります。

加えて、季節柄、1番有利な月の4月が近くにある時期なので、短~中期の銘柄の場合、

「2月は無難な銘柄で待ち、下がった頃合いで仕込み、4月を待つ。」

というのが安心して投資することができる手段だと思われます。
(と言っても、長期保有する優良銘柄を手放すのは難しいので中長期投資を行う銘柄以外が対象といえます。)

個人的には、「(優良銘柄を除き)全ての相場に乗る必要はない」と考えます。
確実に勝てるタイミングで、勝てる銘柄で勝負。

これだけで十分なパフォーマンスを得られると思います。
2月に攻め過ぎないように、警戒心を持って投資をしてくと良いでしょう。

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