バフェットの教訓 41~45

リュウです。

今日は第41回。
「株式投資において、みんなの意見は必要か」です。

No.41

 株式市場のコンセンサスにいそいそと参加するのなら、

 とても高い代金を支払わなければならない。

わたし自身もそうなのですが、

どうしても上がっている株式を見つけると自身も買いたくなり、
下がっている株式を見つけると、もう少し下がったら買おうとなり、
上がってしまい買い時を逃してしまいます。

バフェットは、「みんなが買う」ということを、
株式の購入の動機としないことは、
バフェットを知る人、40回まで読んできてくれたあなたならわかるかと思います。

「第2のマイクロソフト」と噂されているような会社が上場していたとします。

そんな企業には、多くの方のお金と評価が集まり、
必ず高値で取引されることになるでしょう。

そして、正式に評価されてたとしても、
少しだけ上がって止まることでしょう。

正式な評価でなかった場合、
1,2年後に正当な評価をされることでしょう。

株価が下がった時、PER(1株あたりの収益)やPBR(1株あたりの簿価)も下がります。
すなわち、購入する前の客観的な状態では、
1株あたりの価値が上がるわけです。

バフェットの師、
ベンジャミン・グレアム氏は、言います。


 「上昇したものの多くは下落するだろう。

  そして、下落したものの多くは再上昇するだろう。」

バフェットが狙う企業は、
「価格が上昇しきって後は下がるだけの企業」ではなく、
「価格が下落し上昇を待つばかりの企業」です。

良い成長し続ける企業を見つけ、
割安・もしくは適正価格で購入する。

理論としては簡単ですが、
これ以上の株式市場で成功する方法は、なかなか少ないと思います。

市場の評価・コンセンサスを、相手する必要はないのです。

 

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リュウです。

今日は第42回、「投資家に必要な資質」です。

No.42
投資家としての成功に微積分や代数の知識が必要ならば、
わたしは新聞配達の仕事に戻るしかないだろう。

バフェットは、投資家であり、
頭の回転は速いのかもしれませんが、数学者ではありません。

今まで色々な方が、色々な公式を作ってきましたが、
彼らは投資で大成功を遂げているわけではないのです。

かえって、色々な公式を覚えて使おうとせず、
シンプルな四則演算(+-×÷)を、
適切にどこで、どのように使うかわかることで、良い企業か判別できるわけです。

そして、投資家としても成功することができるのです。

 

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リュウです。

今日は第43回。
「自力で考える事」です。

No.43
独力で考えることを心がけなさい。
いつも見ていて不思議に感じるのは、
IQの高い連中が見境なく人まねをしている姿だ。
わたしの場合、他人と話していて
良いアイデアが浮かんだことなど一度もない

米の相場師として有名な本間宗久氏も、
人と同じことをしていると勝てないという言葉を述べています。

バブルの時に株式に手を出し、
ITが伸びたらITに手を出す。
価格が下がったら怖気づいて売ってしまう。

ウォール街でも、「周りを真似る」という投資戦略が動いています。

しかし、大金持ちになるためには、
周りが欲しがりだした銘柄を追い求めてはいけないのです。

周りが欲しがる前に、
やがて周りが欲しがるだろう企業を手に入れる必要があります。

そして、正当な評価をされるまで待てばよいのです。

 

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リュウです。

今日は、第44回、テーマは「マスコミと国」です。

No.44
ジャーナリストたちが賢ければ賢いほど、
社会はよりよく繁栄する。

バフェットは、投資のアイデアを寝るときに、
わたしたちと同様に新聞や雑誌、テレビなどのマスコミから情報を得る。

彼らが情報を独占的に提供する時代は、
彼らの情報を信じるしかないj代でした。

そして、情報提供の仕事を行う彼らが、
賢ければ賢いほど国は良くなります。

社会が賢くなって困るのは、
ウソつきと泥棒と政治家なのです。

最近、インターネットのおかげで、
マスコミが隠したいニュースも、
きれいに表に出るようになってきました。

これが良いか悪いかは賛否あるところだが、
少なくとも、賢明な情報を選択する権利が、
わたしたちに与えられる時代になったということです。

逆に言うと、
賢明な人になれるかどうかは、
与えられた情報のうち、真贋を見分ける能力の有無が境目なのかもしれません。

 

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リュウです。

今日は第45回、「失敗と経験」です。

No.45
人は経験から学ぼうとするが、
他人の経験から学べるに越したことはない。

経験は最高の教師です。

失敗を避けるために、
他人の失敗を研究する事はよいことだと述べています。

投資を行ううえで、
自分が失敗すると大きな金を失う可能性があります。

しかし、過去(現在)の他人の失敗を模範として、
同じ失敗をしないように行動できるのなら、
それに越したことはないのかもしれません。

投資でも、ビジネスでも、
成功者より失敗した人の方が多いのだから、
学ぶ材料が多いのです。

ITバブルの時、
みんながみんな、PER100倍を越える企業に飛びついていた時期があります。

その時期に、みんなと同時に飛びついて失敗した場合、
学んだ内容は絶対に忘れないと思いますが、
二度と投資に参加できないくらいの痛手をこうむるかもしれません。

ただ、難しいのは、成功者はその武勇伝を本を出しますが、
失敗者は本をなかなか出さないことです。

失敗した人の情報を、
バフェットはどう集めたのか気になるところです。

「人のふり見て我がふり直せ。」という言葉がしっくりくる教訓です。

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