おはようございます。
リュウです。
自分の中では古典を読むのが流行っています。
我が家で残っている本で、松下幸之助の1冊を紹介したいと思います。
この本は、「経営の神様」こと、
松下幸之助氏が様々な講演で残した名スピーチを引用して、
まとめた本です。
主に、「経営者」ではなく、
「社員」側の視点に立ち、
どのような行動をしていくべきかについて説いた本です。
社員について書かれていますが、
「社員であったとしても、経営者のように振舞うこと。」
これを松下氏は言いたかったのではないかと思います。
・責任感を持つ
・会社は公のもの
・上司を使いこなす
・ひとつのことに打ち込む
・文句を言う人がいないと成長が止まってしまう
今回、この本で気に入ったエピソードは、
「一つのことに打ち込む」ことです。
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豊臣秀吉が信長の馬番をしていた頃のこと、
馬番とは、
馬の飼葉を一定量与えられて、馬を養う仕事です。
しかし、馬を養うのに十分な飼葉をくれません。
そこで彼がしたことは、
「自分の給金を使い、飼葉を買い馬を養った。」
ということです。
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飼葉をもらったら、
いくらかは自分のポケットに入れる人こそいますが、
秀吉のように自分の給金から飼葉を買う人はまずいない。
もしかすると出世に関することなので全力を尽くしたのかもしれません。
しかし、それくらい自分の仕事に責任と熱意を持ち、
成果を上げていれば、
逆に出世することができたのも当然の流れといえます。
見習うべきエピソードでした。
給金をくれる会社のために働くこともそうですが、
その枠に収まらず、
自分の仕事に責任を持てる人でありたいものです。
松下幸之助氏は尊敬しますが、
氏を超える気持ちでこの本も役立てて生きたいと思います。
一度会って話してみたかった方です。
【会社員1年目の方や、これから会社員になるような人】が、
一読すると得るものがあると思います。
松下の爺さんの本は、
少々説教くさいので、人によって好みが分かれると思いますが、
自分は、わかりやすくて大好きです。
オススメします。
追伸:
成功哲学系の本で一番最初に読んだのが松下氏の本でした。
「人間としての成功 松下幸之助」
初めて読んだ時、
こういう本があるのだと感動した覚えがあります。
あれから10年近くたちましたが、
少しずつ変わっていけたのだと思います。
そういった意味で氏には感謝したいと思っています。
読書は、
一説によると成功にとって役立たないと言う意見もありますが、
読書と成功は関連しています。
すぐには変わりません。
成功に向けて、
「少しずつ変えていくことができる」ものでしょう。
だから、毎日読むことが自分の成長に繋がります。
極力、読書及び書評を続けていこうと思います。
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(平成22年7月24日現在 337冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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